ローテクスニーカーの中でも
ひときわシンプルな魅力を放つ
『ナイキ ブレーザー (NIKE BLAZER)』
シンプルゆえに合わせる服装は選ばない、
大きく流行ることもなければ、反対に廃れることもない。
主役級ではないけれど
“1足は常備して持っていたい” NIKEの大御所。
今回はそんなブレーザーのサイズ感と種類について。
こんにちは、イシキ( isiki6)です!
スニーカー戦国時代ともいえるここ数年、
毎日のようにコラボだ!新作だ!と
気になるモデルがリリースされていますが、
突然、ドシンプルなスニーカーに癒されることってないでしょうか。
ワタシの場合、それが『ナイキ ブレーザー』
見た目も作りもシンプル、
他と比べて価格も控えめ。
そんな愛すべきブレーザー、
実はしれっと種類が多い。
また、『sacai × ブレーザー』の様な人気モデルが出たとき困らないように、
ナイキ ブレーザー (MID) の【サイズ感】と
【種類】をご紹介しようと思います!
ブレーザーミッド(BLAZER MID)のサイズ感
ブレーザーは高さ違いで2型、
「MID(ミッド)」と「LOW(ロー)」で分かれています。
※正確には「CHUKKA(チャッカ)」も含めて3型
どちらも定番ですが、
やはりブレーザーといえば【MID(ミッド)】!
ということで今回はブレーザーMIDのサイズ感を見ていこうと思います!
フォルムと細部
まずはブレーザーMIDの全体フォルム。
写真のモデルはNIKE iD (現 NIKE BY YOU) で作ったものになります。
全体的に細く長いスマートなフォルム。
シューホール (紐を通す穴) は10つあります。
エアジョーダン1のハイカットで9つ、
エアフォース1のハイカットで10つ、なので
比較的多い方ですね!
装飾は1点「NIKE スウッシュ」のみ!
本当にただただシンプルなデザインですが、
スウッシュが大きく入っているため貧相に見えないのがブレーザーの魅力。
どの角度から見ても
“クラシック”
1972年生まれなので、
伝家の宝刀「エア」も特殊なギミックもない。
…けど、それがいい。
ちなみに、
後ろの文字は本来「NIKE」になっています。
参照:NIKE.COM
元々がバスケットボールシューズなので、
アウトサイド (外側) の小指の付け根あたりに
破損防止の当て布がついているのもブレーザーの特徴。
コンバース チャックテイラーと同じですね!
ブレーザーの方は小さいですけど。
また、もう少し下でも紹介していますが、
スケボー仕様の「ブレーザーSB」では
この当て布がなくなっています。
ブレーザーは潔いシンプルなデザインが最高にクール。
ついつい履きたくなる魅力があります。
今回のブレーザーは素材がウールになっていますが、
基本的にはスムースレザーかスエード素材。
カラーは白と黒をベースにしていることが多く、
スウッシュの色や素材違いで控えめな差別化を楽しめることもブレーザーの醍醐味。
サイズ感
ブレーザーMIDのサイズ感は、
小さい。
0.5cm〜1cmアップは必須といってもいいかもしれません。
- ジャストサイズ:27.5cm
- ブレーザーMID:28cm (0.5cmアップ)
というのも、
これはコンバースにも言えることなのですが、
ブレーザーは細長いスニーカーなので、
縦がちょうど良くても横幅で引っかかります。
甲高幅広が多い日本人の足型だと特に顕著に小さく感じるはず。
過去に「試着をしてからジャストサイズ」を
購入したことがあるのですが、
その場 (試着) では何の問題もなくても、
1時間ほど歩いていたらキツく、痛くなってきた苦い経験。
甲高でなければジャストサイズでも大丈夫だと思いますが、
基本0.5cm〜1cmアップしてサイズを選べば失敗しないと思います。
それと、
実は理由がもう1つ。
ブレーザーMIDは高さのある “ミッドカット” なので、
ジャストサイズだと履き口が狭い。
さらに
シューホールにハトメが付いていないため、
紐がアッパー素材に引っかかってしまい
【締める・緩める】のがちょっと面倒。
同じ “高さのあるスニーカー” の
コンバースの場合はハトメが付いているので、紐がスルスルと動くのですが、
ブレーザーはハトメがないことが唯一の欠点。
着脱が面倒だと
どんどん履きたくなくなってしまうはずなので、
そういった意味でもサイズアップがオススメです。
また、サイズ感に関して
SBモデルと違いはないので
同じサイズを選んでも問題なし!
履き心地
ブレーザーの履き心地、
特別悪くもないですが、すごくいいわけでもない。
抽象的ですね…
何と比較するかにもよりますが、
例えばNIKEの「エア〇〇」に比べると硬く感じますし、日本の定番コンバースと比べるとフカフカに感じます。
個人的な感覚で言うと、
- adidas:スタンスミス・キャンパス
- コンバース:1年履いたCT70
- PUMA:スエード
の様な、
いわゆるローテクスニーカーと同じくらい。
ただ、『SBブレーザー』はクッション性が高いため履き心地もgood!
インソールの衝撃吸収システム
「ZOOM AIR(ズームエアー)」が効いて
長時間履いても通常ブレーザー より疲れない。
ブレーザー(BLAZER)の種類
エアフォース1やエアマックスシリーズと並び
コラボや別注のベースとなることが多いブレーザー。
細分化するとかなりの種類になりますが、
大きく分けて3種類を知っておけば
好みに合わせて選び分けすることができます。
通常ブレーザー
まずは今回紹介した、
定番のブレーザー。
トータルで見るとカラーバリエーションが多いのですが、
色物はなぜかすぐに姿を消してしまうのが通常ブレーザー。
良くも悪くもジョーダンシリーズのように大きな話題にはならず、
後述する「ビンテージシリーズ」が主流になってきているため玉数が少なめ。
基本的には『NIKE BY YOU』で好きなカラーを作っていくのがメインになります。
今回のブレーザーMIDも旧NIKE iDでカスタマイズしたもの。
ブレーザーのカスタマイズで面白いのは
時期によってアッパー素材の選択肢が増えること。
ワタシもアッパーの素材を「ペンドルトン (PENDLETON)」のウールに変更したので、
なかなか見かけないブレーザーMIDに。
また、『NIKE BY YOU』で作ったスニーカーをInstagramに投稿すると
NIKE公式からフォロー&リポストしてもらえることも!
自分のデザインを
“イケてるスニーカー” として紹介されると、やっぱり嬉しいですよね。
SBズームブレーザー
「SBシリーズ」のブレーザー
SBシリーズとは
『NIKE SKATE BOADING』の略称で、
2002年に誕生したNIKEのスケートボードライン。
スケボー仕様になっているため、
通常ブレーザーよりもクッション性が高く、
履き心地も向上。
見た目は通常ブレーザー に似ていても、
ガジェットで言えば
「上位互換」のようなポジション。
上で紹介したように、
SBズームブレーザーはアウトサイド (外側) の
当て布がなくなり、
インソールに「ZOOM AIR(ズームエアー)」を搭載。
他にもシュータン (ベロ) がスポンジになるなど
全体的に “衝撃に強いアップデート” がされているのが特徴。
ブレーザーに限らず
SBシリーズは人気が高いため、
即完売とまではいかなくとも
1ヶ月も経つとサイズが残っていないことがほとんど。
NIKE公式よりも『atmos』や『BILLY’S』などのスニーカーショップを積極的に狙っていきたいところ。
77 ビンテージ ブレーザー
77年製のブレーザーを復刻した
77 ビンテージ (VNTG) ブレーザー
コンバースでいうところのまさに『CT70』みたいな存在ですね!
77ビンテージは当時のシャープなデザインをそのまま再現。
シュータン (ベロ) のオレンジロゴや
バックのエイジングプリント、
アッパーがホワイトであればスエードにはグレーを使うなど、
細部を70年代のディティールに。
ナイキ ブレーザー MID ’77 ビンテージは、伝統的なNike Basketballモデルにレトロなミッドソールを使用し、何年も履き古したようなビンテージ感を演出。上質のスエード、レトロなスウッシュ、パッド入りの履き口で、現代的な定番アイテムに仕上げました。
引用:NIKE.com MID’77 より
参照:http://kicksdeals.ca
日本では2019年1月に
・ルーシッド グリーン
・ハバネロ レッド
・パシフィック ブルー
の3色が先立ってリリース。
現在ブレーザーの主流モデルとなっています。
この77ビンテージブレーザーは
海外の方が圧倒的にバリエーションが多く、
日本未発売のカラー・モデルも多数。
レアモデルや日本未発売を探すのであれば
日本の代官山にも実店舗を展開している
『sneakersnstuff』が最もオススメ。
まとめ
ハイテクスニーカーやプレミアスニーカーもいいけど、1周するとやっぱりシンプルなスニーカーに魅力を感じる。
結局飽きずに履き続けるのは
こういうスニーカーなんだと思います。
今回はローテクスニーカーの定番、
『NIKE BLAZER MID(ナイキ ブレーザー ミッド)』のご紹介でした!