adidas (アディダス) の超定番スニーカー「スタンスミス」
2012年に一度販売が中止され、
2014年からは「復刻版」として再販されているスタンスミスですが、
販売中止前まではそれこそ「どこにでも売っているスニーカー」の代名詞的な存在で、
現在より価格も安く、感覚でいうとコンバースのオールスター並みに気軽に買えるスニーカーでした。
しかし…
復刻再販後、素材も価格的も
“ちょっとだけ高級なスニーカー” という立ち位置になっているみたいです。

そんな「ちょっとだけ高級スニーカーポジション」となったスタンスミスですが、
現在は大きく分けて2種類のスタンスミスが存在しています。
1つ目は
「復刻版スタンスミス」
「復刻版」「高級版」「オリジナル」など、
様々な呼び方がされている本家本元のスタンスミス。
2つ目が
「ABCマート限定版」
通称「廉価版」のスタンスミス。
※でも復刻版もABCマートに売ってます。
復刻版のレザーは天然皮革。
対してABCマート限定版は人工皮革だったり、色味やシュータンなど所々違いがあります。
で!
今回レビューするのが復刻版の中でもさらにハイグレード化したスタンスミス
STAN SMITH “RECON” (リーコン)
「大人のための高級版」と謳っているだけあって、
さすがに一味も二味も違うモデル。
色や型番違いなど、
スタンスミス選びで迷ったらまず候補に入れておきたいモデルとなっています。
特に、「大人が履くスタンスミス」
という意味で本当におすすめなので、
よかったらぜひ参考にしてください!
\ adidas公式オンライン /
スタンスミス リーコン / STAN SMITH “RECON” とは
2018年1月登場の最新作・最高級モデル
スタンスミスは毎年新色 (とかリニューアル) が登場しています。
その中で、
2018年1月に「Stan Smith “Royal Pack”」として登場したのがこのリーコン。
パッと見は通常スタンスミスと同じように見えますが、
アッパーに上質なプレミアムレザーを使っているのがリーコンの特徴。
通常のスタンスミスと違い、プレミアムレザーのいやらしくない微光沢や、
レザーライニング (靴内側をレザーで裏張り) による馴染みと足へのフィット感が抜群!
通常のスタンスミスでも文句ない出来なのに、さらに上をいく特別仕様になっています。
下の方でもう少し違いを紹介しますね。
初代はホワイトとネイビーの2色展開


スタンスミスの新作として
初代に登場したリーコンは「ホワイト」と「ネイビー」で2カラー展開。
アッパー部分とヒールパッチのカラーがそれぞれ互い違いになっています。
スタンスミスといえばやはり「ホワイトアッパー」の印象が強いのか、
ホワイトの方に人気が集まり、adidasオンラインでは早い段階で完売してしまいました。
Amazonや楽天では残っていることも。
2019年の新作リーコンは特別仕様
2019年の新作はさらに特別仕様として登場。
adidasブランド生誕70周年を記念して
過去のアーカイブから7モデルを厳選、
「すべて真っ白なスニーカー」
として、
カプセルコレクション「HOME OF CLASSICS (ホームオブクラシックス) コレクション」をリリース!
この7モデルの中にはもちろん「スタンスミス」も含まれ、
「特別仕様のリーコン」として登場しています。

「真っさら、真っ白なスニーカーを履き込んでいく」
という醍醐味を全面に出した渾身のコレクションとなっているので、
通常シュータンに描かれている「スタンスミス氏」のイラストもなし。
代わりに各国のサイズ表記がシンプルに刻まれています。

デザインからも察する通り、世界規模でニュースとなっているカプセルコレクションなので
他のスタンスミスとは一線を画す存在になっていますね!
⇒ adidasオンライン【STAN SMITH RECON:HOME OF CLASSICS】
また、ホームオブクラシックスのコレクションとは別で
通常仕様の新作リーコンも「ブラック」と「ホワイト」で登場。




ヒールのカラーが直線になった面白いデザインになっていますね。
ちなみに、こういった「限定版」や「特別仕様」はadidas CONFIRMEDアプリの方で販売されることが多いので
スタンスミスを探す際は必ずチェックしておいたほうがいいです。
adidas公式アプリ
⇒ adidas CONFIRMED
⇒ adidas (通常版)
↓これがCONFIRMED

復刻版スタンスミスとの違い
履き心地の違いに関しては履いた人の主観になるので、
本人が実際に履いてみないとわからないものですよね。
そこで、スマホやPCなどのディスプレイ越しに見てもわかる違いを写真でご紹介したいと思います!
箱がすでに高級感たっぷり

特別仕様の箱がすでに高級感たっぷり。
上と側面に金色で「STAN SMITH」のロゴが書かれています。

アディダス定番のブルーの箱と違ってしっかり「特別感」がありますよね。
開けてスニーカーを出すとこんな感じ。
最初、結びは紐が水平になるシューショップレーシングになっています。

インソールに大きく「STAN SMITH」ロゴ

スニーカー単体で見ると、
一番大きな違いがこのデカデカと入ったロゴ。
箱のロゴと同じ書体が使われています。
ゴールドではなくヒールパッチのネイビーと同じ色。
ちなみにインソールの素材もレザーです。
履いているときはもちろん見えませんが、「特別仕様」の所有欲はバッチリ満たされるはず。
シュータンにゴールドの「スタンレー・ロジャー・スミス」

このスニーカーの名前にもなっているスタンレー・ロジャー・スミス、
通称「スタンスミス」氏のイラストがゴールドで描かれています。
通常のスタンスミスのシュータンは
基本的にヒールパッチと同じ色で描かれていますよね。
リーコンはホワイト・ネイビーどちらのカラーもゴールドで描かれているので、パッと見ただけでもわかる人にはわかる仕様になっています。
下が通常のシュータン。

ステッチを排除して “より” ミニマルに

え?
どこのステッチがないの?
ここです。

よく見ないと気付かない。
けど、一回気付くと意外と目に入ります。
ステッチがなくなり、シンプル&ミニマルになったことでちょっとドレスライクな雰囲気に。
こういうちょっとしたところが「大人のこだわり」ってことなのかも。
気付いてからよくよく見比べてみると、確かにリーコンの方がラグジュアリーです。
サイドの「STAN SMITH」ロゴも排除
復刻版スタンスミスの特徴の一つ、
サイドにある「STAN SMITH」のゴールドロゴ

このゴールドロゴ、リーコンでは綺麗さっぱりなくなっています。

ステッチと同じように、
装飾がなくなった分さらにシンプル&ミニマルな印象。
これが大人の…
…しつこいですか。
でも本当にミニマルに仕上がっていると思います。
ロゴやステッチがなくなるだけでガラッと印象が変わるものですね。
靴裏はヌメ革のオールレザーライニング仕様

リーコンの特徴の一つが「上質なレザーを使用」というところですが、
ライニング (靴内側の裏張り) もしっかり上質レザー。
写真のシワからも伝わると思いますが、ものすごく柔らかいレザーになっています。
履き心地抜群!ふわふわ。
プレミアムレザーでシボ感が薄く、ミルキーな微光沢

これがリーコン一番の特徴。
ただディスプレイ越しだとちょっとわかりづらいかもしれません。
リーコンは公式で
「プレミアム・上質なレザー」と謳っているくらい、通常のスタンスミスとレザー素材が違います。

正式なカラー名は「ランニングホワイト」となっていて、
ピカピカの真っ白ではなく、「エクリュ」と呼ばれる淡いベージュ掛かったホワイト。
わかりやすく言うと「生成り色」みたいなものです。
ただ、
コンバースの「THE 生成り」みたいなものではなく、淡〜くベージュが乗っかってるかな、くらいの上品な色合い。
また、しっかりシボ感 (凹凸感) がある通常のスタンスミスと違い、
シボ感を薄くしているので色味と相まってミルキーな微光沢があります。

シボ加工は通常「つや消し」などに使われる加工なので、
シボ感 (凹凸) が薄くなればなるほどスムースレザー (滑らかなツルッとした革) に近くなります。
リーコンは
遠目で見るとスムースレザーにも見えて、
近くで見るとシボ感もちゃんとある
というナイスなバランス。
少し光沢がある分、大人っぽくクリーンでラグジュアリーな雰囲気が出るんですね。

アッパー色に合わせた生成りの替え紐がついてくるので、
好みで変更することもできます。

ネイビーのヒールパッチもプレミアムレザー。
従来であれば、ロゴが白く塗られていたのですが、
リーコンではエンボス仕様になっているので、いい意味で主張がありません。
もっと言うと、目立たない上に濃いネイビーなので光の当たり方によってはロゴ自体見えなくなります。でもそこがイイ!
デニムはもちろん、セットアップなどきれい目なコーディネイトでもカジュアルになり過ぎないので、スタンスミス以上に「合わない服装がない」のが “STAN SMITH RECON” の良いところだと思っています。
個人的に。
サイズの選び方 → 紐で選ぶ
ワンサイズアップが基準
ワンサイズアップが「おすすめ」
ではなく、
ワンサイズアップが「基準」
くらいに思っておくと失敗しないと思います。
というのも、
スタンスミスに限らず、コンバースなど “クラシックスニーカーあるある” なのですが
写真で見るのと実際履いてみるのとで、印象が違うってことがあったと思います。
「なんかかっこ良くない…」みたいなこと。
その原因は、かなりの確率で紐のフォルムがダサいから。

左右を見比べてみてください。
左の方がスマートで、右の方が野暮ったく感じますよね。
買う前の理想は左で、現実は右、みたいな。
日本人は足の甲が高い人が多いので、
ジャストサイズで履くと甲の部分だけがモッコリしてめちゃくちゃ野暮ったい印象になっちゃうんです。
なので、
よっぽどの事がなければワンサイズアップを基準に、紐の感覚を見てサイズを選ぶとほとんど失敗はしません。
「コンバースは大きめサイズを選べ!」って聞いたことがあったら、理由はまさにコレです。
真面目な話、
知らない人は結構ホントにここで損している事があるので、よかったら参考程度に覚えておいてください。
同じスニーカー履いているのに、
見た目で損する人と得する人がいたら勿体無いじゃないですか。
“RECON” はこんな人におすすめ
・オススメの白スニーカーを探している人
・何にでも合わせやすいスニーカーを探している人
・でもカジュアル過ぎない、子供っぽくなりたくない人
・同じスタンスミスでもみんなと被りたくない人
・単純にスタンスミスが好きな人
・大人っぽい落ち着いた雰囲気を出したい人
などなど。
所感ですが、
多少なりともファッションに関心がある人ならみんなにオススメしたいくらい雰囲気のあるスニーカーだと思います。
とにかく合わせやすいので、持っていて損することは「まずない」カテゴリーかなって。
逆におすすめ「しない人」
こちらも個人的な所感で、
・スニーカーにあんまりお金をかけたくない人
・スタンスミスならなんでもいいって人
だったら、やめておいた方がいいかも…。
他よりもちょっとだけ高いし…。
どこで買うのが正解?
ここまで書いておいてアレなんですが、
この記事を書いている時点ではZOZOやAmazonをはじめ、
通販では完売していることが多い…
やっぱり人気なんですね。
サイズによっては在庫があるんですけど、せっかく欲しいと思っても自分のサイズがないとテンションが…ね。
転売で買うのも悔しいし…。
万が一店舗や通販で完売していたら、
王道ですがadidasの公式オンラインで探すと意外と見つかることがあります。
上で少し触れたのですが、
のどこかでは定期的に在庫の供給がある上に、お得に買えることもあるのでオススメです。
というか、ワタシがこのパターンで、
メルマガに登録しておくと会員限定で30%OFFのコードとか届くんですよ。
なのでこのリーコン、通常スタンスミスよりもさらに安い価格 (¥11,000くらい) で買えました。
ね、地味にお得でしょ。
楽天ポイント貯めてる人は
再入荷されるまで待つっていうのも手ですね!
初代モデル「ネイビー」再販情報
スタンスミス “RECON”
2020年 F/Wの新作に今回ご紹介した
『初代ネイビー』が復刻・再販予定!
これは待っていた人もかなり多いはず。
復刻に関しては別途まとめましたので、
よかったらあわせて確認してみてください!

まとめ

白スニーカーの定番「スタンスミス」の中でも、さらに一味違った高級モデル “STAN SMITH RECON” のご紹介でした。
靴自体のシルエットもやや細長いヴィンテージライクなスマートシルエット。
何回見ても美しい。
スタンスミス選びで迷っている方へ、
アディダスの回し者になりたいくらい『RECON(リーコン)』はオススメです。