【アディダス】「キャンパス」と「ガゼル」で迷ったらどっちを選ぶ?

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キャンパス・ガゼル

アディダス (adidas) の2大巨頭スニーカー

「キャンパス / Campus」「ガゼル / Gazelle」
※ガゼルは英語読み・ガッツレーはドイツ語読みで、同じものです!

定期的に「何が違うの?」「どっちがオシャレ?」なんて話題が出るくらい、パッと見では似ている両者。

お高いスニーカーではないので、本当は両方揃えたいところですが、
最初にどちらを買おうか迷っている人も多いはず。

そこで今回、
キャンパスとガゼルで迷っている人へ

  • 「キャンパス」「ガゼル」の特徴と違い
  • 欲しいのは今だけ?「ガゼル」の盲点
  • “まずは”「キャンパス」をオススメしたい

という話をお伝えしたいと思います!

ご想像の通り、
結論から言うとどちらを選んでも「大失敗」ということはまずない。

ほとんど好みの選択になると思います。

…ただ、
どちらか一足だったら、まずどっちにする?」となったとき、

ワタシは
『まずはキャンパス』をオススメしたいと思っています。

その理由もあわせて、
選ぶ際には参考にしてみてください!

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キャンパスとガゼル、特徴と違い

キャンパス・ガゼルの特徴と違い
左:キャンパス 右:ガゼル

まずは「キャンパス」と「ガゼル」
両者の特徴と、その違いを見ていきたいと思います。

キャンパス / Campus の特徴

キャンパス

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まずはキャンパス / Campusから!

キャンパスが登場したのは1983年。

バスケットボールシューズ「トーナメント」を原型としたスニーカーで、
「トーナメント」の後継モデルが「キャンパス」となっています。

ルーツがバスケットシューズなので、
縦横無尽、激しく動くことも想定した

耐久性を持つ「コートシューズ」というのが特徴。

キャンパス:サイド
キャンパス:サイド

ただ、ご存知のとおり
現役バリバリのバッシュではなく、

スタンスミスと並び、
タウンユースでの定番スニーカーというのが現在のキャンパス。

完成されたクラシックなので、
今でも “古い” と感じさせないデザインはもとより、
毎年ブランド別注モデルなども出るくらい、ファッション好きに愛されているスニーカーです。

ネイバーフッド別注「トーナメント」
ネイバーフッド別注「トーナメント」

ちなみに、ネイバーフッドが別注した上の画像が原型となった「トーナメント」

ね!
そっくり。

また、これは余談ですが、

同じような歴史を辿っているスニーカーが
PUMAのスエード (SUEDE)
です。

PUMA スエード
PUMA スエード

  • ルーツはバスケットボールシューズ
  • 現在はストリート・タウンユースの定番
  • 火付け役が「ビースティ・ボーイズ」
  • adidasとPUMA、創業者は兄弟

共通点や類似点が多いなんとも運命的なスニーカー。
PUMAスエードもクラシックなデザインなので
キャンパス同様、コレクターなどのコアなファンも多いですよね。

見た目が似ていることからも、
関係的にはアシックスとナイキの「コルテッツ」にも近いと言えるかもしれませんね!

ちょっと話が逸れてしまいましたが、

「キャンパス」は
“どんなファッションでも融通の効くデザイン” というのが大きな特徴です。

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ガゼル(ガッツレー) / Gazelle の特徴

ガゼル

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続いてガゼル (ガッツレー) / Gazelle

ガゼルの登場は1968年、キャンパスより15年先輩。

見た目はカントリー調のクラシックデザインで、
特に際立った特徴はつま先の「T字」ライン。

もともとサッカー用のトレーニングシューズとして生まれたモデルなので、
真上から見るとなんとなくサッカーシューズの面影を残しているのがわかると思います。

ガゼル:真上から
ガゼル:真上から

機能面では、
キャンパスが「激しい運動」を想定しているのに対し、

ガゼルは「ウォーミングアップやトレーニング」を想定しているので、
全体的に細っそりとした “スマートなシルエット”に。

反面、足の甲が高い人は少し窮屈に感じやすいのも特徴です。

全体のコーディネイト・バランスで足元にボリュームを持たせたくないとき、
または今っぽいレトロミックスにする時は
“かなり重宝するデザイン” と言えると思います。

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「キャンパス」と「ガゼル」の違い

特徴を見たところで、
次は肝心の「違い」を見てみます。

パッと見では似ている「キャンパス」と「ガゼル」ですが、
上で紹介したように出発点が違うスニーカーということで、

よくよく見ると大きく5つの違いがあります。

  1. つま先の違い
  2. 本体の細さの違い
  3. シュータン (ベロ) の違い
  4. シューレース (羽根) の違い
  5. ソールの違い

左:キャンパス 右:ガゼル
左:キャンパス 右:ガゼル

外見で真っ先に違うのがトゥ (つま先) のデザイン

キャンパスはプレーン、ガゼルはT字のつま先になっています。

ここは好みが結構分かれるデザインですね!

また、写真だけの比較だとわかりづらいのですが、

上で少し紹介したように
ガゼルは本体が細くなっているので、
日本人特有の幅広型の足だとサイズ選びがちょっと難しい。

「いつものサイズで!」というわけにはいかず、
ワンサイズ以上アップ、と思っておいた方がいいかもしれません。

左:キャンパス 右:ガゼル
左:キャンパス 右:ガゼル

次に顕著な違いがシュータン (ベロ) の素材

モデルにより多少異なりますが、
キャンパスはアッパーと同じ色や素材なのに対し、
ガゼルは別の色や素材というのが基本になっています。

イシキ
ガゼルでもたまに同じ素材のモデルも出てるよね

どんどん行きます!

左:キャンパス 右:ガゼル
左:キャンパス 右:ガゼル

スニーカーの雰囲気を決定的に変えるのがこのシューレース周り

キャンパスとガゼル、仮に同じ色で遠目から見れば違いはほとんどわからないと思いますが、
近くで見ると雰囲気がまるで違う!

その理由がこの羽根

キャンパスが外羽根 (ブルーチャー) なのに対し、
ガゼルは内羽根 (バルモラル) のデザイン。

「…ちょっと何言ってるかわからない…」

大丈夫、ざっくりと説明します。

羽根に関しては主に紳士靴 (革靴) でよく出てくるポイントなのですが、

革靴では

・外羽根:無骨・カジュアル
・内羽根:スマート:フォーマル

というのが一般的。

逆に言えば、スニーカーやブーツなど
フォーマルじゃないフットウェアは、
ほとんど外羽根式と言っても過言じゃない
 (と思います)

この羽根に関して、
普段使いで見た目以外に何が違うのかというと、

脱ぎ履きのしやすさ

作りの違いで
外羽根は履き口が広がるので脱ぎ履きがしやすく、
内羽根は履き口が広がらないのでちょっと脱ぎ履きがしづらい。

特にハトメ (紐を通す穴) が多ければ多いほど厄介になります。

…という特徴があるので、
「定番」と言われる「スニーカー」
そのほとんどが「外羽根式」になっているんですね。

左:キャンパス 右:ガゼル
左:キャンパス 右:ガゼル

最後の違いはソール周り

これもパッと見では気付きにくいところですが、
細部をよーく見ると

左:キャンパス 右:ガゼル
左:キャンパス 右:ガゼル

アッパーとソールがどう繋がっているか、の違いがわかります。

キャンパスはステッチで頑丈に固定してあるのに対し、
ガゼルはステッチは使わずゴム溶解で圧着しています。

これは上で書いた「両スニーカーの出発点」が違うことと関係していて、
「激しい運動」という使用目的か、
「トレーニング」という使用目的か、で作りが違うということ。

ただ、タウンユースであれば全く気にならないんですけどね!

ちなみにソールの裏面 (底) も違います。

左:キャンパス 右:ガゼル
左:キャンパス 右:ガゼル

ガゼルはサッカーシューズのスパイクを思わせる凹凸になっていますね。

「キャンパス」と「ガゼル」の違いだけでも、
選ぶ際の参考になるのかもしれませんが、
どちらもバリエーションが豊富なので、ザーッと見てみるといいかも!

流行りは今だけ?ガゼルの盲点

キャンパスとガゼル、
ともに人気のあるスニーカーなのは間違いない。

…んですけど、

ガゼルって、
最近になってからよく見るのではないでしょうか。

もちろんガゼルの方が古いので、
昔から好きな人がいるのは当然なんですけど、
セレクトショップ別注など、ここ数年で知った人も多いと思います。

そう、

今はガゼルの方が流行ってると思うんです。

反対にキャンパスはスタンスミスと並んでずーっと同じポジションにいる感じ。

で、ですね
この「ガゼル現象」とも言える流れ、
過去に同じような現象が起こった事があるんです。

それが、、

カントリー

このカントリーという名作。

ワタシと同じか、近い世代であれば薄っすら覚えているかもしれませんが、
いつだったかこの「カントリー」がめちゃくちゃ流行った時期があるんです。

でも、今ほとんど見ない。

なんとなーく、今の「カントリー」と同じニオイを感じているんですね。

スニーカーを含めたファッションは流行り廃りというものがどうしてもあるので、
「流行ってるから履くな!」「廃れるから履くな!」なんて言うつもりは毛頭ないんですけど、

定番品を味が出るまで長く使いたい派のワタシとしては、
「ガゼル流行ってるらしいぜ!」で選ぶのはちょっともったいないかな…なんて思ったりしています。

履かなくなるには惜しいほどのハイクオリティなので、
ガゼルを選ぶ時はぜひ「飽きの来ないカラー」を選びたいところ。

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最初は「キャンパス」がオススメの理由

上で紹介したことプラス、
実はもう一つ、個人的にキャンパスを勧める理由があります。

それは
「キャンパスを買い足す人が多い」

参照:https://sneakerbardetroit.com
参照:https://sneakerbardetroit.com

これ、ワタシの周りだけかもしれないので参考程度ですが。。

ワタシは以前、アパレルをやっていまして、
当時の同僚や現役のスタッフといまだに遊ぶこともあるのですが、

最初にガゼルを買っても、
3ヶ月くらい経つとキャンパスを買い足す人が多いんですね

多分、普段の「使いやすさ・合わせやすさ」に関係していると思うんです。
一応洋服の仕事なので、無言の説得力があるというか。

メインで使うなら、キャンパスの方が出番が多くなりそう。

ということもあって、

「ガゼル」がダメ、というわけではなく、
どちらか一足を選ぶなら
まずは「キャンパス」がオススメ
だと思っています。

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そんなこんなで、ワタシが実際に購入したキャンパスのレビューもよかったら。

キャンパスとスタンスミスのサイズ比較もしているので、
サイズ感なども含め、ぜひ参考にしてください!

まとめ

キャンパス / Campus

adidasスニーカーの二大巨頭「キャンパス」「ガゼル」両モデルの特徴・違いのご紹介でした。

最初に選ぶならキャンパス、と書きましたが……やはりガゼルも気になります。
どこかのタイミングでガゼルも細かくレビューしてみたいところです。

コンバースCT70やNIKEと同じく、adidasのスニーカーについてもまとめていこうと思うので、よかったらまた遊びに来てください。

イシキ (@isiki6) でした!

キャンパス・ガゼル

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