こんにちは、イシキ( @isiki6)です!
発売からだいぶ時間が経ってしまいましたが、
今年、 ギャルソンから2足目の “いわゆるストリート” ではない魅力を持ったスニーカーがリリースされました。
それが2020年秋冬コレクションで初披露されたコラボレーション
コム デ ギャルソン x NIKE エアフォース1
(Comme des Garçons x NIKE AirForce1)
ギャルソンとNIKE エアフォース1のコラボに関しては
これまでもSupremeを含めたトリプルネームが二度発売されているので
「はいはい、また流行りのコラボでしょ」なんて思ってしまうかもしれません。
…しかし
今回は一味違う。
本文でもご紹介しますが、
実は「コムデギャルソン x ナイキ」の1対1コラボのエアフォース1は今回のモデルが初めて。
ファッション界隈では有名な話で、かつては
『NIKEスウッシュをカスタムできるのは川久保玲だけ』
と言われていたほど。
そんな川久保玲率いる「Comme des Garçons」が
NIKEを代表するモデル「エアフォース1」を使った “初の1対1コラボ” で
日和ったカスタマイズをするはずがないわけで。
今回は【コム デ ギャルソン x ナイキ エアフォース1】を見逃してしまった人へ、
リーク情報や写真だけでは伝わらない魅力をお伝えしようと思います!
“一般的なコラボスニーカー” よりは遥かに高額になっていますが、
見れば見るほど、きっと物欲が刺激されるはず。
在庫わずか
『コム デ ギャルソン x NIKE エアフォース1』レビュー
「コムデギャルソン x NIKE エアフォース1」の概要
【コム デ ギャルソン x NIKE エアフォース1】は
NIKEの代表作『エアフォース1 MID』をベースとしたオールレザーのカスタムモデル。
コム デ ギャルソン2020-21年秋冬コレクション・パリファッションウィークにてウィメンズコレクションとしてランウェイで初披露され、カラーはホワイトとブラックの2色展開。
初披露されたのはウィメンズコレクションなのですが、
実は元々メンズラインとして発表される予定だったらしく、スケジュールの関係でウィメンズへ変更されたそうです。
そのため、
サイズ展開も23cn〜31cmと幅広く、
箱にはプリュスのシールが貼ってあります。
- ウィメンズ:Comme des Garçons
- メンズ:Comme des Garçons Homme Plus
そして、、
【ギャルソン x NIKE】として1対1のコラボでエアフォース1をリリースするのは今回初!
NIKEの代表作をギャルソン “のみ” でカスタムする、ということで、
『NIKEのアイテム』というより、
『ギャルソンのアイテム』という印象の方が強いモデルに。
“通常のコラボレーションとは一味違うスニーカー” となっています。
大前提としてデザインの違いはありますが、
特徴的な大きな違いは下の3つ。
- NIKEでの販売がない
- 価格帯が「Comme des Garçons」
- 素材はプレミアムラインのレザー
NIKEでの販売がない
まず1つ目の違いが【販売場所】
NIKEのコラボスニーカーは通常、
NIKE側 (SNKRSアプリや店頭) での販売があります。
ですが今回のコラボモデル、
ドーバーストリートマーケットor「Comme des Garçons」直営店といったように
完全にギャルソン側のみの販売で、
NIKE側での販売がありませんでした。
そのため、一般的なNIKEコラボスニーカーと比べ、明らかにスニーカーヘッズよりギャルソン (モード) 好きが手にしやすい環境となっていた印象。
販路というのか、展開の仕方がしっかり考えられているのはさすがトップブランドだと思います。
素材と価格
販売場所の他にも大きく違う点が
【素材】と【価格】
素材に関してはNIKEプレミアムで使われる牛革のソフトレザーを使用しているため、通常のエアフォースよりも上質なレザーに。
また、価格面でもNIKEの価格帯というより、ギャルソンの価格帯に近く、
素材と価格の面でギャルソン側が妥協せず作り上げたカタチ。
実はこれ、上半期に発売された『ギャルソン x エアマックス95』の時もほとんど同じで、
ギャルソン側が思いっきり作り込んでいたため価格も高価になり、
ギャルソン好きには刺さったのですが、「エアマックス95で46,000円はさすがに高すぎる!」とスニーカーヘッズにはイマイチ刺さらなかった過去があります。
(…いやでもホントに高いよね…)
エアマックス95と同様、
今回のエアフォース1も【販売場所】【価格】【素材】【デザイン】といった点でギャルソンらしさがしっかり表面化し、
ストリートとは違った魅力を放つ
特異なモデルと言えるかもしれません。
ここからはさっそく、本題エアフォース1を見ていこうと思います。
全体の外観
いつも通り、まずは箱から。
黒箱。
商品名は『AF1 / CDG』となっていて、
ワタシが今回購入したのはホワイト。
ホワイトと言っても真っ白ではなく、
柔らかいセイルカラーなのがまたいい…
一見するとエアフォースなのかどうかわからないくらい、通常モデルとはパーツのバランスが異なっています。
けど不思議と整って見えるんだから恐ろしい!
ロゴ以外は完全に一色で統一されているので、
ディティールが細かくなっているのにも関わらずミニマルにまとまっているのも特徴です。
コレクションの写真からだと「全身プリュスじゃないと合わせにくいかも」なんて思っていたのですが、
実物で見ると思いのほか合わせやすい。
プレミアムレザーの質感も柔らかく、かなり気持ちの良いものになっています。
写真だけでは伝わらなくて残念…
またサイズ感に関して、
オールレザーなので履き心地を含めて通常のエアフォースと全く同じではないのですが、
いつもと同じサイズで問題なし。
馴染みの感覚が少し違う程度となっています。
各部ディティール
今回のエアフォースで
とにかく目を引くのが裁ち切りのデザイン
まるでハサミで切ったような余白、
切りっぱなしレザーで構築されています。
この裁ち切りデザインは前回のエアマックス95を踏襲している感じで、とてもギャルソンらしいディティール。
また、「さすが!」と唸らせるディティールとして、
NIKEスニーカーの顔とも言えるサイドのスウッシュを一枚革にステッチのみで表現
しれっと痺れる…
スニーカー全体の雰囲気を変える変更点として
つま先の通気穴をなくしたことでスニーカーでありながらスポーティーさを軽減、
オールレザーと相まってより
革靴・ブーツライクに仕上がっています。
ベルクロストラップの下には通常のエアフォースには見られない三角形の隙間が空いていて、ソックスをチラ見せして楽しむことも。
やっぱり、
通常のエアフォースとはだいぶ違っていますね。
どんなテンションで伝えれば良いのかわからなくなってきているのですが、
とにかく格好いい。
きっと毎日履いてボロボロにする、という感じじゃなくて、
週1〜2回でゆっくり汚さずに味を出す感じになりそう。
ホワイトを買った後にブラックを追加で、なんて人がチラホラ出てきているみたいで、
まぁ、、なんでしょ、、
…わかる。
ポンって買える財力と決断力が欲しい。
2020年の【ギャルソン x NIKE】はアタリだったかも
これは完全に個人の好みではあるんですけど…
今年の【ギャルソン x NIKE】はかなりアタリだったんじゃないかと思ってます。
争奪戦になるような買いづらいものでもなく、
デザインはギャルソンらしく全く控える様子がない「やりたいようにやりました」感。
とはいっても決して使いづらいものではなく、むしろ意外と何にでも合うミニマルさすら持ったバランス。
ハマる人にはかなりハマるはず。
2020年は「裁ち切りデザイン」という点での一貫だったので、来年以降も何か一貫したデザインになっているのか今から楽しみ。
…ただ、問題はやっぱり
来年もきっと高いことですよね…
COMME des GARCONS x NIKE Air Force1:まとめ
【Comme des Garçons x NIKE Air Force1】
リークされた時点で「絶対にゲットじゃい」と思っていた今回のモデル。
が…
悲しいことに今年は本当に外出が減った1年だったので、ウキウキでスニーカーを買っても履く機会が少ない・・
少ない!!
なので、今はとにかく “見て愛でる” という楽しみ方で乗り切ろうと思います。