こんにちは、イシキ (@isiki6) です。
『adidasの逆襲』と言っても過言ではないくらい、現在も加速度的に人気を集めているadidas最古のクラシックスニーカー「サンバ」
- オリジナルを忠実に再現した「サンバOG」
- スケートボード用にカスタムされた「サンバADV」
- 本革を使用しない「サンバ ヴィーガン」
など、「SAMBA」はいくつかシリーズが展開されていますが、
そんなSAMBAシリーズの頂点、
最上位モデルとして登場したのが「サンバDECON (デコン)」
2023年に初登場し、2024年1月には待望の再販が実現。しかし、案の定メジャーなサイズは即完売。極端に大きいサイズなどはちらほら在庫が残っているくらいで、本当に凄まじい人気。
現在、「サンバDECON」はどれだけレビューを探しても、賛否の「否」がほとんど見当たらないくらい傑作の名を欲しいままにしています。
「DECONを知っちゃうと、もう通常(OG)サンバに戻れないと思う」なんて人もいるくらい。
……そんなにいいの?
そこまでいうなら、
どんなスニーカーなのか、
詳しく知りたいじゃないですか。
今回はそんな最上位のサンバ「DECON」について、
- サンバDECONはどんなスニーカーなのか
- DECONとOGは何が違うのか
- DECONが人気の理由
という点を中心にまとめていきたいと思います。
次はいつ再販されるかわかりませんが、
サンバDECON特有のサイズ感や購入しやすい場所も合わせて紹介しているので、よかったら参考にしてください。
adidasサンバ「DECON (デコン)」とは
『サンバDECON (デコン)』とは、
元祖サンバOGのクラシックな特徴をそのままにDECONSTRUCTED (脱構築) の美を採り入れたサンバシリーズ最上位のモデル。
※2024年1月現在
『DECON』最大の特徴は、アッパー素材に柔らかく上質なプレミアムレザーを使用していること。
しっとり柔らかいレザーが足全体を包み込み、加えて “かかと部分の芯” が排除されたことでシルエットがより細くスマートな印象に。OGモデルよりもワンランク上のルックスに仕上がっています。
「OG」と「DECON」の違い
DECONが良さそうなのはなんとなくわかった。
んだけど、
カタログ的な特徴はいいから、OGとの違いをわかりやすく見せてくれ
……と思うのはワタシだけじゃないはず。
何がどう違うのかってことが知りたいのよ!
ということで、ここでは「サンバOG」と「サンバDECON」の違いを写真を使って比較していきたいと思います。
「OG」「DECON」ともに28.0cmの同じサイズで比較しています
見た目┃全体像
まずは全体像の比較から。
「OG」と「DECON」で木型自体は同じですが、アッパーに使われているレザーの違いから、シルエットはDECONのほうがちょっと細長い。
ちなみに、実物のDECONは写真以上にスマートに見えます。
検証のため、土踏まずあたりに線を引いてみましょう。
微差ですが、
やっぱり、ややDECONのほうが細いですね。
足元 (靴) がスマートだと全身も細長く見える効果があるので、
正直、これだけでもDECONを選ぶ価値がありそう。
他に、シュータンのロゴがブルーからゴールドに変更されています。
さすが高級版。
この辺りはしっかり差別化されていますね。
アッパー┃レザー素材
次は最も大きな違い、DECONの特徴ともいえる
アッパーレザーの違いを比較してみます。
DECONのアッパーはプレミアムレザーを使用していますが、写真だけではなかなか伝わりづらい。
ただ、横並びにするとレザーの柔らかさは伝わるのではないでしょうか。
「OG」も決して硬いわけではないのですが、「DECON」が規格外に柔らかいんです。
ベロ (シュータン) を比較すると明らかに違いますね!
また、前述したようにDECONは “かかとの芯” がない仕様になっているので、かかとを潰したフラットシューズ / ミュールとして履くこともできます。
若干もったいない気もしますが、夏くらいにはフラットシューズとして履きこなす人も出てきそう。
かかととは反対側、トゥのT字スエードはOGと比べて毛が短く揃えられていて、質の良い革靴のような印象。
ただ、この辺りは個体差もあるかもしれません。
インソール・アウトソール
DECONとOGは、インソール・アウトソールにも違いがあります。
まずはインソール。
シュータンと同じく、DECONのインソールはゴールド仕様。
しかも、プリントではなく凹凸のあるエンボス仕上げ。ラグジュアリーですねぇ!
エンボスのインソールって経年変化で味が出てくるので、これは結構差がつくポイントだと思います。
というか、この角度からだとシルエット (細さ) の違いがわかりやすいですね。
次はアウトソール。
「OG」のガムソールはややダークトーンなのに対して、
「DECON」のガムソールはヴィンテージのようなトーン。
しれっと古着好きの心まで射止めてきます。
ちなみに、OGはホワイトだから違うんじゃ?と思ったのですが、よくよく見るとOGはホワイトもブラックも同じカラーでした。
OGとDECONを横に並べて比較すると、想像していた印象よりもだいぶ違いが顕著でした。ダボッとしたワイドパンツを穿いていても、アウトソールの色だけで判断できてしまうくらい差があるので、そういった意味でもDECONの所有感や満足度はかなり高いと思います。
「DECON」のサイズ感について
「サンバDECON」のサイズ感について、
結論から言ってしまうとジャストサイズ推奨です。
というのも、DECONは
- アッパーが柔らかいレザー
- かかとの芯がない
という特徴があるので、
紐をギュッと絞らないと、かかとが浮いているような違和感を感じると思います。
「かかとでホールドしてくれない分、ゆるく感じる」が感覚的に近い表現かも。
なので、捨て寸多めの無理なデカ履きはしない方がいい。あくまでジャストサイズ (〜ハーフサイズアップくらい)、または普段のadidasスニーカーと同じサイズがベスト。
一部ではハーフサイズダウンを勧める声もあるんですけど、実際に履いてみるとさすがにサイズを下げるほどではないと感じたので、個人的にはサイズダウンはオススメしません。
ワタシの場合は普段のadidasスニーカーと同じハーフサイズアップの28.0cmを履いていますが、実際の着用画像はこんな感じ。
問題ないどころか、快適サイズ。
同サイズのOGと比較するとこんな感じ。
「DECON」「OG」ともハーフサイズアップでの着用です。
ね、サイズダウンはしなくて良さそうでしょ。
サンバOGのサイズ感についても、イメージしやすいように他の定番スニーカーと比較しているので、よかったら合わせて読んでみてください。
「OG」と「DECON」どちらを選ぶ?
DECONはサンバのハイエンドモデルとはいえ、OGの完全な上位互換というわけではないため、どちらかが一方的に優れているということはありません。
ただ、DECONを購入した人の多くが言っているように、もしどちらか一つしか選べないとしたら、ワタシもDECON派。
価格が違うので当たり前ですが、写真以上に、実際に触って比較するとグレードが違うんです。
なので、【どちらかをオススメしないと倒れる病】を患ったとしたら、基本的にDECONをオススメします。
そんな病はないですけども。
DECONよりOGがオススメな人
反対に【こんな人にはOGがオススメ】という場合もあります。
それが
- しっかりしたホールド感が欲しい人
- あまりお手入れ (特に雨) をしない人
この2パターン。
慣れてしまえばどうということはないのですが、ホールド感の薄いDECON特有の履き心地は、苦手な人は苦手なんじゃないかと。
極端に言ってしまうと、スリッポン系が苦手な人は、OGの方がしっくりくるかもしれません。
そして、革スニーカーのお手入れをあまりしない派の人もOGの方が使い勝手がいいと思います。
DECONのレザーはOGと比べてだいぶ薄いので、雨などの対策はしっかりとしないと、早い段階で劣化が表面化しそう。
とはいっても小難しいメンテナンスの話ではなく、定期的に防水スプレーをかける、とか、濡れたらしっかり陰干しする、とかその程度で十分。
防水スプレーに関しては一生リピートしている最強のアイテムがあるので、お時間あるときにその実力をぜひご覧ください。
サンバ「DECON」が売っている場所
サンバDECONは常にラインナップされている “定番品” ではないため、「OG」以上に購入しづらい状況ですが、お店によってはサイレントで再入荷されていることがあります。
特に楽天に出店しているショップはadidas公式とは違うタイミングで再販することがあるため、定期的にチェックするのがオススメ。
楽天
……とはいえ、毎回各ネットショップを探し回るほど時間をかけていられないのが現代人。
なので、半分は自分用で恐縮ですが、
DECONを含めサンバが買いやすい場所をまとめた記事を作っていますので、ピンチのときはよかったらお使いください。
adidasサンバ「DECON」レビュー┃まとめ
adidasサンバ「DECON」の違いと比較、サイズ感についてのレビューでした。
ハイエンドモデルということもあって、久しぶりに心の底から大満足の逸品。
むしろ、DECONの再販時にリピート買いはあっても、新作のサンバが出たときに「DECONは超えなさそう…」って思ってしまいそうなのが怖い。
サンバは流行っているとはいえ、古の定番スニーカーなので、流行りが去っても堂々と履けるのがまた強い。
迷っているならゴリッゴリに背中を押します。
クオリティで後悔することはまずないから!
ぜひ、良い買い物を。
イシキ (@isiki6) でした!