ワイドパンツの代名詞的存在、
YAECA (ヤエカ) の「ワイドテーパードチノ」
定番アイテムですが、すごい人気。
…しかし、
そもそもスキニーやストレートパンツなら
ジャストサイズを選べばいいけど、
ワイドパンツって「サイズ」と「シルエット」はどうなってるの?
そんな疑問から、オンラインでの購入をちょっと渋っていたのですが、
結局、恵比寿の店舗で試着&購入。
今回は同じような疑問を持っている方へ、
サイズ感とシルエットの参考をお届けしたいと思います!
こんにちは、イシキ (@isiki6) です!
ここ1〜2年、ワイドパンツは『UNIQLO U』のワイドチノを穿いていたのですが、
着回しする中でちょっと気になっていたのが
「アンクル丈」
最初からアンクルカットになっていると、
丈を短くする分にはロールアップで対応できるとして、長くすることができない。
この “丈の長さが調整できない事” が地味に不便で、スニーカーのハイカット・ローカット、革靴、ブーツなど、履く靴のボリュームによって丈感を変えたいじゃないですか。
そんな不便さからフルレングスのワイドパンツを探していたところ、行き着いたのが
YAECAの「ワイドテーパードチノ」
噂通り、とにかく使いやすい。
今回はユニクロUとの比較も入れて、
YAECAのチノパンを見ていこうと思います!
YAECA「ワイドテーパードチノ」
まずは「ワイドテーパードチノ」の各部ディティールと特徴から!
今回購入したのはネイビーカラー。
実物の印象としてはダークネイビーとも言えそうな色合いです。
型番は【19654】
YAECAのコンセプト
“必然的にシンプル” の通り、
余計な装飾やクセがないので服装を選ばず使いやすいデザインになっています。
生地は50年代のシャトル織機を使った
オリジナルのコットン100%チノクロス。
最初からワンウォッシュ・天日乾燥がしてあるため、すでに馴染んでいるような優しい生地感が特徴です。
チノらしいハリ感がありながら、
「自然な風合い」を出しているのがYAECAチノパンの魅力ですね!
また、一般的なチノパンとは異なり、
少し薄手で柔らかい生地になっているので、
ロールアップ時もゴワつくことなく、
最初からすごく穿きやすい。
テーパードは少し強めにかかっていて、
「ワイド (太め)」でありながら野暮ったくならないシルエットも絶妙!
プラス!
股下は「ガゼット」の如く余裕を持った作りになっているので、とにかく動きやすい。
(着用シルエットで詳しく書きますね!)
この動きやすさ、
感覚だけを例えるなら、
ボクサーパンツではなく、トランクス
ギリギリ違うかもしれませんが、
きっと男子なら穿けばわかる…はず。
「何となく言いたいことはわかる」と。
グラミチのガゼットともちょっと違うんです。
股上は5つボタンでハイウエスト。
ウエストから太ももまで、しっかりゆとりのあるデザインなので、
もしおしりや太ももの太さなど、
下半身にコンプレックスがある人でも、
かなり綺麗なラインで穿くことができると思います。
平置き状態では気付きづらいのですが、
右側にしっかりコインポケットも。
他にも、
デニムに比べるとわかりづらいですが、
セルビッチ仕様になっているところもYAECAチノの大きなポイント。
全体を通して、クオリティが本当に高い。
特に縫製に至ってはほぼ完璧なんじゃないかと思うほど。
甘いところやホツレを見つける事ができないレベルで、
私たちがイメージする「MADE IN JAPAN クオリティ」を見事に体現していると思います。
サイズ感とシルエット
サイズ感・サイズ表
メンズのサイズは
・30 (S)
・32 (M)
・34 (L)
と3サイズで展開。
ワタシは176cmなのですが、
実際試着をしてみたところ
・30はジャストサイズ
・32はゆったり
という感じ。
店員さんに相談したところ、
YAECAのワイドチノは「ウエストに手が入るくらいの余裕」がある方が全体的にバランスがよく見えるとのこと。
うん、バランス良く見せたい。
し、せっかくのワイドパンツなのでリラックス感も欲しい。
という事で今回は32をチョイス。
個人計測になりますが、
平置きでのサイズ表は
- ウエスト:42cm
- 股上:36cm
- 股下:77cm
- ワタリ:38cm
- ベルトループ:4cm
「ワイドパンツ」なので、
基本は “少し大きめのウエスト” を基準にサイズを選ぶと失敗しないと思います。
ただこのサイズ表に関して、
オンラインで購入をする場合は1点だけ注意が。
オンラインでサイズを調べてみると、
各サイトのサイズ表がちょっとずつ違うことに気付くと思います。
もちろん測定方法の違いもあると思いますが、
このズレは
YAECAのチノパンが毎シーズン少しずつアップデートしているため、
微妙にサイズ感 (カタチ) が変わっているから。
「どのシーズンに出たモデルか」によってサイズ表に若干のバラ付きが出ているんですね。
がっつり変更されるわけではないので、
そこまでシビアに考える必要はないと思いますが、気になる方は念のため持っているパンツとあわせて確認してみてください。
ちなみに、今回のサイズ表は、
下の動画を参考に計測してみました。
着用シルエット
平置きだけではイメージが沸かない。
ということで、実際の着用シルエットを見てみたいと思います!
ロールアップをしていない状態でこんな感じ。
横から見ると縦のシルエットがやっぱりキレイ。
まだ生地に新品感がありますが、
洗いをかけていく事でもっと自然な柔らかさになっていくと思います。楽しみ。
お尻を押さえてみました。
ヒップから太もものラインにかけてかなり余裕がある事がわかると思います。
…完全にアホみたいな格好ですが…
太もも周りもこれだけ余裕があるので、
凄まじく楽ちん。
ロールアップした時のテーパードが本当に気持ちの良いシルエット。
1本でここまで雰囲気や表情が変えられるので、着回しのしやすさと今っぽい「小慣れ感」みたいなものを両立しています。
そりゃ人気なわけだ!
持っている人も多いスタンスミスと。
気張ってない、ラフでリラックス感のある雰囲気がすごく好み。
今年の春夏はこんな感じでぷらっぷら散歩したい。
ショップ店員のようになってしまいますが、
トップスとの合わせ方次第では革靴との相性もバッチリ。
スニーカーとはまた違った印象になりますね。
今回の写真はトップスがTシャツなのでアレなんですけど、
短靴とも合わせやすいので、シャツやジャケット派の人の適度な抜け感にもgood。
直立した静止画ではなかなか表現しづらいのですが、
薄手の生地も相まって
動いている時のシワ感・ドレープ感が感動モノ。
すごく抽象的ですが、
歩いているだけでなんとなくオシャレに見えるんです。
スキニーなどのタイトパンツでは絶対に出せない “ユルさ” みたいなもので、
キメてないのにキマってる。
YAECAのワイドテーパードチノは、
シルエット以上に「動きのあるシワ・ドレープ感」が最大の魅力かもしれません。
ユニクロU のワイドチノと比較
冒頭に書いた「ユニクロ U」との比較も少々。
下の写真がユニクロUのワイドチノ。
これもシルエット自体はとてもキレイなので気に入っているのですが、
如何せん、丈が短すぎる気が。
腰で穿けば多少丈は下がるのですが、
ワイドパンツの腰穿き…ちょっとヤンキーみたいで、あまり…
ユニクロは汎用性がある分、
こういったところが難しいですよね。
ハマる時にはハマるんですけど。
左がユニクロUで、右がYAECA
比較すると、
太さはYAECAの方がやや太い反面、
生地の重さはユニクロの方が重くなっています。
比べてみてどうでしょう、
ケースバイケースではありますが、
丈の調整ができる分、ワタシはYAECAの方が使いやすいなと。
もちろん「ユニクロは駄目!」なんて言うつもりは毛頭ないので、
ワイドパンツで迷った際は
ぜひ参考に使ってください!
選択肢に「古着」も全然アリ。
現行ブランドで、古着が欲しいと思ったのは久しぶり。
上で紹介したように、
YAECAのチノ素材は薄手の生地ということもあり、ユルさが非常に様になります。
且つ!
経年変化、エイジングによってより “しなやか” な変化をしていくことでも有名。
今回はサイズ感がわからなかったので新品を選びましたが、
サイズ違いや色違いなど、
2本目は古着を選ぼうかなと。
それくらいYAECAの生地には期待できる。
むしろ、手っ取り早く「小慣れた感じ」を出すには古着の方がいいのかもしれません。
デニムのように色落ちを気にすることも、
スキニー・ストレートパンツのように生地の伸びを気にする必要もないので、
「古着を選択肢に入れるハードル」がすごく低い。
古着屋さんに行った際は、ぜひチェックしてみてください!
まとめ
YAECAの定番アイテム
「ワイドテーパードチノ」
さすが、噂に違わぬ良品。
サイズ違いや色違いで何本かストックしておきたいくらい。
定番として毎シーズン出ているので、「いつでも買える」というのがまたいい…。
YAECAの雰囲気が好きな方であれば、
下の記事もきっと楽しんでもらえると思います!