『LAMY』サファリ、アルスターのペン先(ニブ)を交換したい。
ただ、「LAMYのニブ交換は力技」って聞いたことがあるけど…
失敗したらどうなるの?
もう使えないの?
限定色なんだけど、駄目になっちゃうの?
こんな不安を消し去りたい。
こんにちは、イシキ(@isiki6)です。
カジュアル万年筆としてカルト的な人気を持つ『LAMY』のサファリ・アルスターシリーズ。
ポップでモダンで愛くるしくて、何本でも集めちゃう。
そんなLAMYのサファリ・アルスターは万年筆では珍しく自分でニブ(ペン先)が交換できるのですが、自分で交換ができる反面、冒頭で書いたような不安要素もあって、
正直、
失敗したくないわけですよ。
- 書き心地が悪くなってきた
- 文字がかすれてきた
- ペン先の太さを変えたい
- カスタムしたい
などなど、
ニブを交換したい理由って色々あって、「自分で交換ができる」って結構メリットなんですね。
なので、今回はニブ交換時の不安を払拭できるようLAMYのいちファンとして
【LAMYのニブ交換方法と注意点】を写真で細かく紹介していきたいと思います!
すごーく不安を煽るような言い方をして恐縮なんですけど、
実は超簡単。
LAMYニブ交換の手順はこんな流れ。
やり方さえわかってしまえば
これからは好きな太さのニブ、人気のブラックニブなどに交換し放題!
LAMY(サファリ・アルスター)のニブ交換方法
準備するもの
準備するものは2つだけ。
- 新しいニブ
- セロハンテープ
交換用の新しいニブはLAMY純正のものであればどれでもOK。
Amazonでも「交換nib」として1000円台で普通に販売されています。
いくつか種類がある中で、
今回は『Mサイズ(中字)ニブ』を『カリグラフィーニブ(1.5mm)』に交換していきます。
ちなみに「セロハンテープ」と書いたのですが、
揃えられるならオススメはメンディングテープ。
↑こういうやつ。
メンディングテープはセロハンテープよりも粘着力が弱いので、
テープを剥がしてもベタつかないのがポイント。
交換した古いニブはまた使うことができるので、
ニブ表面にベタつきが残らない方が断然いい。
メンディングテープ自体が高いモノではないので、経験上、個人的にはメンディングテープを推奨。
なんなら100均にも売っていたはず!
ペン先を洗う
では交換作業!
…に入る前の下準備。
ペン先を水で洗って(浸けて)おきます。
ここが地味に重要ポイント(注意点)となっていて
- 古いインクが固まって残っていると、
ニブが外れにくくなっている - ニブを外したときのインクの飛び散りを防ぐ
という理由から、
先にインクを洗い出しておいたほうが圧倒的に作業が楽!
使用期間にもよりますが、
思っている以上にインクって残ってるもの。
神経質になるほどキレイにする必要はなく、概ねのインクが洗い流れていればOK。
交換前に完全に乾かす必要もなくて、キッチンペーパーなどでトントンしておけば大丈夫です。
もちろん、新品であればこの作業は必要ありません!
ニブにテープを貼る
ここからがニブの交換、本番!
まずはメンディングテープを2〜3cmにカットして、
ニブ部分(だけ)に貼り付けます。
↑こんな感じ。
このあとテープを引っ張ってニブをはずすので、
テープはニブ部分だけに貼り付けてください!
次に、
貼り付けたテープをニブの曲面に沿って丸め、テープの先端をくっつけます。
↑こんな感じ。
ニブ全体をテープで覆うようなイメージですね!
もうここまでで作業の3割は終了、
時間も10秒かかってないんじゃないかしら。
(洗いは別で。)
テープを引っ張る
早くも佳境、
ニブをはずしていきますよ!
先ほど作ったテープの先端を取っ手にして、矢印の方向へゆっくり引っ張ります。
ペン本体とニブの隙間に注目してください。
はずれた!
超簡単。
これは実際にやってみるとわかるのですが、
カチッとハマる系じゃなく、ヌルヌルとスライドする系。
また、ペン先がズレないようにニブはしっかり固定されているため、思っているよりチカラがいります。
「全然はずれない!」なんてことはないんですけど、
「アレ?もっと力入れて大丈夫…?」みたいな感覚にはなると思います。特に初めて交換するとき。
でもそのままイッちゃって大丈夫!
メンディングテープのおかげでテープを剥がしてもベタつきなし!
このニブはまた使うことができるので、大事に保管しておいてください。
新しいニブを取り付ける
取り外しとは反対の手順で
新しいニブを取り付けていきます。
取り付けもとても簡単で、
ペン本体に溝があるので、この溝に合わせて新しいニブを付けるだけ。
この溝にハマっていないとニブが取り付けられない(ハマらない)ようになっています。
簡単!
文章にすると長く感じますが、実際の作業時間は1分以内。
正しい手順で交換すればペン本体に負担をかけることなく、安全に交換することができます。
やった、
これで愛用の限定色も気兼ねなくニブ交換ができる!
LAMYのニブ交換方法│まとめ
LAMYの万年筆サファリ・アルスターのニブ交換方法についてのご紹介でした。
先日発売された「漢字ニブ」も交換用ニブとして近いうちに単体販売されると思うので(…たぶん)
交換したい需要はきっとより高まるはず。
交換のやり方がわからない人がもし周りにいたら、
ぜひ「簡単だよ」って教えてあげてください!