2022年最新の実際の偽物を追加掲載
どこを見れば偽物と判断ができるかを解説、紹介しています。
コピーの精度もかなり高くなってきているため、
言われなきゃわからない…というレベル。
「怪しいな」と感じたときはぜひ参考にしてください。
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最近、めちゃくちゃに出回っている
「コンバース CT70」の偽物。
以前、復刻チャックテイラー CT70とは?三ツ星と一ツ星を比較という記事でも書いたのですが、
“日本では販売できない” という条件をいいことに、
悪質業者の違法販売やコピー品などやりたい放題…。
SSENSEなどで購入ができなくなった現在、違法転売の価格も上昇し、定価の倍近い価格が平均値になっているくらい。
また、
SNS販売やフリマアプリでは
写真は本物、届くモノは偽物
という何ともタチの悪い詐欺が横行しています。
さらにタチが悪いことに、
スーパーコピーは日に日に精度が上がってきているので、
数ヶ月前の情報が全く役に立たないなんてこともザラにあります。
騙されてしまった場合、返品以外にはどうしようもないのですが、実際返品の手配も面倒でイヤですよね。
なので、
少しでも偽物被害が減るよう、すでに持っている人も、これから買おうと思っている人も、
とりあえずココをチェックしてみて!
というポイントを紹介したいと思います。
- 2018〜2022年までの仕様変更を解説
- 「CT70の偽物」を実物写真で解説
- CT70偽物の見分け方と確認点
- “確実に本物” のCT70を購入する方法
できる限り丁寧に解説していきますので、
ぜひ参考にしてください!
【最新】コンバース CT70:2018年からの変更点
CT70は何度か仕様変更されています。
2018年は4つの変更があったのですが、
これを知らないと「あれ?偽物?」となってしまう…かも、しれないので
まずは変更箇所からご紹介したいと思います!
シューズボックス (箱)
箱のデザインと大きさが変わっています。
2018年版の方が一回りほど大きくなりました。
また、箱上部のデザインが三ツ星のヒールパッチと同じデザインになり、
サイドの写真がなくなってしまいました。
アンクルパッチ
アンクルパッチのデザインと素材が大きく変更されています。
これまでは
・トリコロールカラー
・中央の星の下には何もない
・プリント仕様
だったのに対し
2018年版は
・モノトーン (白黒)
・中央星の下に『70』の文字が入る
・シープスキンレザーのパッチ
に変更されています。
アンクルパッチは大きく変わったので、
最新モデルかデッドストックかを判別するのに役に立ちますね。
ヒールパッチ (三ツ星)
ヒールパッチ「Chuck Taylor」のフォントが変更
新しくなったシューズボックスと同じフォントになっています。
偽物対策なのか、ヒールパッチのデザインは最近頻繁に変更されているようで、
2018年7月からは
フォントは新バージョンで立体感 (凹凸) のあるものに。
・2017年までのモデル『旧フォント立体感 (凹凸) なし』
・2017年までのモデル『旧フォント立体感 (凹凸) あり』
・2018年モデル『新フォント立体感 (凹凸) なし』
・(2018年7月〜) 2020年最新モデル『新フォント立体感 (凹凸) あり』
の歴代順に見てみましょう!
2020年現在は【凹凸あり・なし】どちらのバージョンも混在しています。
・定番色や一部シーズン色は凹凸なし
・素材違いや一部シーズン色、限定系は凹凸あり
という住み分けになっているようです!
インソール
インソールのデザインと素材が変更になりました。
一番上の写真が2018年版のインソールデザイン、
下の2つが従来版のファーストストリング 、プレミアムラインのインソールデザインになります。
また、インソール自体もOrtholite (オーソライト) のものに変更
オーソライトの特徴として
・通気性
・クッション性、軽量性 (適度な硬さ)
・耐久性
が優れていると言われています。
さらに嬉しいことに、インソールが取り外し可能となりました!
これまでは取り外しができなかったので、
「インソールだけ洗う」といったことも可能に。
これは嬉しい変更です!
アッパー・キャンバス素材
2019年まではアッパーのキャンバスは「14oz」と肉厚の素材を使用していましたが、
アメリカ公式によると今後は「12oz」に変更されるとのこと。
従来のCT70ファンから見るとちょっと複雑な変更ですが、
“より馴染みやすくなる” という意味ではアリなのかも。
おそらく今後は12ozで統一されていくと思うので、
「従来の14ozが欲しい!」という人は今のうちに確保しておいた方がいいと思います!
見分け方と確認点
最初の方で書いたとおり、
「商品写真は本物で、届くものは偽物」というパターンや
スーパーコピーの精度も上がっていて、実物を見てからでないと判別できないという場合もありますが、
写真でも実物でも
とりあえずココはチェックしておいて!
というポイントをご紹介します。
作りが甘かったりコピーしきれていない部分があるので、参考にしてください。
また、メルカリやラクマ、オークションなどでは
各部分の写真を別途送ってもらうのも有効だと思います。
ただ、CT70とは言ってもやはりコンバース。
若干の個体差はあるのでその点はご容赦ください!
ソール
ソールは現行オールスターより5mm厚いと言われていて、
だいたい4cmほど高さがあります。
偽物はこれより低く、現行オールスターに近いことが多いので、
まずはチェックしてみてください。
ヒールパッチ
最近は判別できないレベルで精巧に作られているようですが、
作りが甘いものも出回っているので、
商品が手元に届いたら
とにかく上の写真とじっくり見比べてみてください。
何かしら違和感があったら、危険信号かもしれません。
ベロ (シュータン)
ベロ (シュータン) は作りの甘いものが出ているようで、
本物は丸みを持ったラウンドカットになっています。
また、
右足のみ「プレイヤーズネーム」のプリントがあり、
クオリティラベルは両足についています。
偽物は現行オールスターと同じように平らなカットになっているものがあるようです。
クオリティラベルに関して、
これは偽物かどうかわかりませんが、
ベトナム製ではなかったり、
サイズ表記が【CM (センチメートル)】ではなく【KOR (Korea)】になっているものもあるようです。
CT70の生産国が【中国製 (MADE IN CHINA)】に変更
手に入り次第、写真でもご報告します!
偽物、または韓国経由のCT70は本物でも【KOR】表記らしいのですが、
個人的には【CM】表記の方がなんとなく安心できる。
インソール
実際に触った方がわかりやすいのですが、
本物のインソール表面はかなりザラザラしています。
2枚目の写真が表面をアップにしたもので、
編み込みが粗いくらいにザラついているのがわかると思います。
もし、なめらかな表面になっていたら偽物の可能性が高いです。
他に、インソールではないですが
靴内側のヒールカウンターの形が違うものは偽物の可能性が高いです。
※一部モデルやローカットではラウンドの物も存在します
本物は「凸」のような形をしています。
素材
偽物は各種素材や作りが違うパターンが多いです。
本物はラバー (ゴム) 素材にツヤがあり、やや黄色がかった感じでクリームのような色合いです。
真っ白ではありません!
また、トゥキャップ (つま先) の三角は小ぶりで、
横から見るとボリューム (厚み) があります。
ただ、最近は見分けがつかないレベルでコピーされているそうなので、今はあまり参考にできないかも…
他にも、
本物のハトメ (アイレット) はアルミ製で光沢がありピカピカ、
シューレースはコットン100%で生成り色、触った感じもガッシリしています。
偽物はシューレースが現行品に近く、
ペラペラだったりするそうです。
シューレースに関して、個人測定ですが
長さは約166cm、先の細まっている部分は1.5cmピッタリでした。
縫製
最後の見分け方は「縫製」
上の写真
・サイドステッチ
・裏側の当て布
・ヒールテープ
の3ヵ所は、わかりやすく雑な場合が多い。
特になぜかヒールテープはヒドイみたいですね。
本物のヒールテープは、左右で2本ずつ (計4本)の糸で縫われていて、縫い付け位置が微妙にズレています。
また、写真ではわかりづらいのですが、
ヒールテープ “のみ” 若干色味が違う生地になっています。
ただ…
難しいことに、CT70はもともと縫製がめちゃくちゃ綺麗かって言うと、そこまででもないんです。
アディクトとCT70の比較記事でも書いたんですが、
「メイドインジャパン」のクオリティに慣れていると、CT70の本物でも75点くらいな感じなので、「どこまでが雑なのか」の判断が難しいところ。
ほつれていたり、糸が変なところで切れていたり、または何度も同じところを縫っていたり、ということはないので「明らかに雑!」だった場合は疑った方がいいかもしれません。
以上が
「とりあえずココはチェックしてみて!」という場所になります。
よーく見れば他にもまだあるのかもしれませんので、
新しいことがわかり次第、追記していこうと思います。
2022年版:「CT70の偽物」の実物写真
ブログを読んでくださった方から
メルカリで偽物を掴まされてしまいました。
他の人が同じように騙されないように、参考情報として偽物の写真を使ってください。
と “実際の偽物の写真” をご提供いただきました。
改めまして本当にありがとうございます。
いただいた写真をもとに、
CT70の偽物の見分け方を解説していきます。
CT70偽物の見分けかた解説
さっそく、CT70の偽物を確認していこうと思います。
上の写真は
左が偽物、右が本物。
ヒールパッチの
・CONVERSE ALL STAR フォント
・左右の星(★)の大きさ
が顕著に違いますね…
同じく、
下が偽物、上が本物。
サイドステッチのアーチ (カーブ) が
偽物は丸く、角度がなくなっています。
上が偽物、下が本物。
偽物のインソールはどうやらツルツルに見えます。
また「CONVERSEロゴ」のプリントが不鮮明。
…ひどいなぁ
なんとコラボアイテムにまで偽物が出回っています。
上のモデルはブレインデッド (Brain Dead) とのコラボCT70。
ヒールパッチ、見るからにお粗末な作り…
そしてこちらのインソールも
やはり不鮮明。
二重プリントしたかのように濃い部分と、
新品なのになぜか削れている部分。
また、偽物は箱についているラベルのデザインが違う上に、
箱とスニーカー本体でサイズ表記も違う…。
箱は「28cm」なのに対して、
本体は「280MM」の表記。
ちなみに、
同じモデルで本物の箱の表記はこちら↓↓
…何が腹立つって、
本物を持っている人じゃないと
写真だけでは中々偽物の判別できないこと。
さらに、
スマホの画面で表示される写真の大きさでは細部が確認できないため、
本物を持っている人ですら騙される可能性があることです。
別の読者さまからもお写真をいただきましたので、
さらに偽物を解説していきます。
まずはわかりやすいところから。
左側 (黒) が本物、
右側 (緑) が偽物です。
本来、右足にしかないプレイヤーズネームが左右逆になっています。
極稀に左右両方にプリントされるエラーは存在するのですが、完全に真逆になっているのおかしい。
よく見ると、キャンバス素材自体も質感が違います。
次はヒールカップの作り。
明らかに歪んでますね…
しかし、このあたりは写真に写さない場所なので、雑でもバレないというイヤラシイところ。
こちらも左側 (黒) が本物、
右側 (緑) が偽物です。
本来CT70のトゥキャップは小ぶりなのが特徴なのですが、偽物は大きさ・形状が違い、のっぺり。
最後はヒールパッチ。
さて、これはどこに違和感があるでしょうか。
「歪んでる?」
「サイズ?」
…違うんです
※歪んでるはやや正解でもありますが
明らかに解像度が低くなっているんです。
まるでiPhoneで撮った写真を拡大しているかのように、中央の星がギザギザしているのがわかると思います。
こんなの、本物を持っていないとわからない (気付かない) ことがほとんど。
本当にタチが悪い…
トドメのイライラをお届けします。
「ちゃんと正規店で買いました」アピールで
レシートを付属してくる輩がいる。
ここまで来ると、
偽物とわかった上での確信犯ですね。
2022年になっても、
いまだCT70の偽物が後をたたないのが現状。
改めて、個人的な意見ですが、
メルカリ・オークションは本当に危険。
正規店での購入を強くオススメします。
【2023年】CT70の「本物」を安心して買えるサイト
当ブログではこれまで、たびたびカナダのセレクトショップ『SSENSE』を紹介していましたが、2021年9月よりCT70の取り扱いが停止してしまいました。
現在、SSENSEでは通常版のCT70は購入できず、
一部のコラボモデルのみ購入が可能という状態になっています。
SSENSEと同じく、現在ほとんどの通販サイトでCT70が購入できない状況になっていますが、
日本に上陸したばかりのロサンゼルスのサイト『italist』では購入が可能
※2023年追記時点
- 国:アメリア・ロサンゼルス
- 送料:無料 (商品代金に含まれている)
- 関税:商品代金に含まれている
- 返品:可能
- 商品追跡:あり
SSENSEと同じく、関税が商品代金に含まれているので追加で支払う必要はありません。
さらに、商品代金に送料も含まれているため歴代トップクラスの安さでCT70の購入が可能となっています。
またいつ取り扱いが停止してしまうかわからないので、
ぜひ早めにチェックしてみてください。
詳細は【CT70のオススメ通販サイト】↓をご覧ください。
CT70:偽物・見分け方のまとめ
偽物がなくなるか、日本でも公に販売がOKになれば万事解決なんですけどね。
偽物は本当に嫌ですけど、
CT70はやっぱりカッコいい。
ぜひ安心できるところで “本物のCT70” を入手してください!