ブランド生誕110周年を記念して
ついにコンバースの “コンプリートブック”
『コンバース完全読本』
が登場 & 発売!
これまでにも「コンバース特集」系の本は色々ありましたが、
今回発売されたこちらはタイトルが「完全読本 (COMPLETE BOOK)」
コンバース公式サイトでは
オールスターを筆頭に、コンバース定番モデルの変遷からレアモデルまでを徹底収録、
さらにUSAへの取材、生産工程の紹介、愛用者へのインタビューなど、
ブランド生誕110年を迎えたコンバースをより深く知っていただける内容となっています。引用:http://converse.co.jp/news/22794/
という本気度がわかる紹介。
しかも編集は “Begin特別編集” ときた。
これはコンバース好きなら “読まない” という選択肢はない。
ということで、さっそく購入してきました!
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…もうほとんど「教科書」とか「参考書」レベルの内容で、
各コンテンツが濃密すぎる。
いきなりですけど、
コンバース好き・中毒者は本気で1冊持っておくべき本だと思います!
『コンバース完全読本』出版:世界文化社
まず簡単に「コンバース完全読本」についてのご紹介。
生誕110周年を記念
コンバースブランド生誕110周年を記念して発刊されたのが
この「コンバース読本」
発売は 2018年11月26日 (AM11:00)
上の引用で紹介したとおり、
ALL STAR (オールスター) を筆頭に、ジャックパーセルやワンスター、ジャックスターなど
コンバースの各モデルを徹底的に収録した内容となっています。
中でもやはり定番オールスターはボリュームが多い!
オールスターの初期モデルからレアモデル、
アメリカ本拠地への取材や、現在のインドネシア生産ラインの製造過程、
みんな大好きヒールパッチ・シューズボックス (箱) の年代別変遷など
本当に参考書クラスの内容
所感ですが、
読んだだけでオールスターが欲しくなってくると思いますよ!
通常盤・特装版の2種類
中身は全く同じですが、
通常盤に加え、
コンバースオフィシャルショップ限定で特装版も同時販売されました。
「違い」といっていいのかわかりませんが、
特装版ではオールスターのキャンバス生地でできたブックカバーが付属。
また、しおりはお馴染みのシューレース仕様。
この特装版、
110周年ということでなんと限定110冊のみ。
全て001〜110番のシリアルナンバー付きとなっています。
特装版の販売場所もオフィシャルショップ限定ということで、
実際に購入できた場所は下の一覧
- オンラインショップ
- White atelier BY CONVERSE (原宿・吉祥寺)
- CONVERSE TOKYO (青山・新宿・二子玉川・代官山・銀座・池袋・横浜・名古屋・梅田・福岡)
オンラインは文字通り「秒で完売」、
コンバーストウキョウも各店3冊入荷でしたが、2冊が予約分なので実売は各店1冊という狭き門。
ホワイトアトリエが20冊ずつで、
聞いたところによると、オンラインに回った数が37冊くらいだったのでは?
と予想されているそうです。
東京以外は厳しいですよね。
ただ!
カバーの有無だけで中身は全く一緒ですからね!
特装版レビュー
このブログで散々「コンバース好きだ」と公言してことも含め、
やっぱり特装版を狙いたかったんですよ…。
ほぼ意地で朝から並んでなんとか購入してきました。
カバーの素材は生成りのキャンバス生地
見開きにするとオールスター・ハイカットのシルエットになっています。
シルエットの中には歴代のシューズボックスがずらりとプリントされていてシャレオツです。
また、しおりがシューレースになっているのも憎いですね。
これ本当にいつものシューレースなんですよ。
他に、かなり地味ポイントですが
カバーの縫製がオールスターのシュータン (ベロ) の縫製と同じ!
こだわりがスゴいというか、ちょっとした狂気すら感じます。
ここまでするかと。
内容レビュー
ここからは実際に本の中身、内容はどんな感じなのかをご紹介したいと思います。
あまりにも内容が濃いので、
全て紹介することはできないのですが、ポイントになっているコンテンツを掻い摘んで見ていこうと思います。
ちなみに、帯には上手いこと気になるコピーが書かれているんです。
「ウンチク好きにはたまらないAtoZトリビア」とかね。
また、全体のコンテンツ (目次) はこんな感じでまとまっています。
左側のページ番号を見ていただくとわかるとおり、
「コンプリートカタログ」の項がやたら濃い。
仮に「コンバース?別に普通かな」って人でも
かなりの見ごたえがあるはずなので、この本で一番の見どころかもしれません。
コンバースの歴史や製造工程
「オールスター」が誕生する前、
コンバース社のファーストモデルからスタートして
「オールスター」の原点、『BIG “C” 』も。
ちなみにこの『ビッグ シー』なんですが、
今現在も「BIG C LINE」というちょっとマニアックな復刻ラインが出ているんですよ。
オールスターのラストや素材となるパーツ、
製造工程もがっつり網羅されています。
格モデルのコンプリートカタログ
おそらく一番の見どころ、コンプリートカタログ
トップはやはりド定番、「オールスター ハイカット」から!
この本のスゴイところが、
ハイカットとローカット (OX) の項目を分けて紹介しているんです。
普通、「定番のオールスター」という感じでハイカットもローカットも
一緒に紹介されることがほとんどですが、
ここをちゃんと分けて詳細が記載しているところがさすが完全読本。
他にも、レザー、100周年、ADDICT (アディクト)、日本製 (メイドインジャパン) など、
全て個別に紹介されています。
余談ですが、
アディクトと日本製どちらも傑作。
履いたことがないって人は「人生0.5%くらい損してます」ってくらいイイですよ!
オールスター系以外にも、
ジャックパーセルやワンスター、ジャックスターなど
しっかり紹介されています。
ヒールパッチ・レアモデルなどのアーカイブ
みんなの大好物「ヒールパッチ」や「シューズボックス」
「アンクルパッチ」などの変遷アーカイブや
過去に登場したレアモデル、系譜年表までぎっしり!
これを眺めていると、懐かしいモデルだったり
「あー欲しかったなぁ」「買っておけばよかったなぁ」ってものがボロボロ出てきます…
なので個人的にこのページをあまり見ないようにしようと思います。
欲しくなっちゃう。
おまけ
この「コンバース完全読本」
ちょっとだけ気になったことがありまして、
本の前半で、アメリカの本拠地に取材に行っているんですね。
で、歴代のコンバースを保管している管理人さん (世界一コンバースに詳しい方らしい) が紹介されているのですが、よーく見てみると
…あれ…この人が履いてるの「CT70」じゃ…
わかりませんよ、実際のところは。
アメリカですしね。
この本ではさすがに『CT70』については全く触れていませんでした。
まとめ
コンバース好きはテンションが上がる一冊
「コンバース完全読本」のご紹介とレビューでした。
紹介できていないことの方が多いのですが、
この本、内容が本当に濃いんです。
本当は発売当日にレビューしようと思っていたんですけど、
あまりの情報量なので読みふけってしまいました。
このボリュームで1,000円なのは本当にすごいと思う。
コンバース好き…
でもそうじゃなくても、誰にでもオススメしたいくらい良本!