「肌触りのなめらかさは
カシミアに引けを取らない
こんにちは、イシキ( @isiki6)です!
数あるデニムの中でも、
異質ともいえる徹底的なこだわりと圧倒的な質、
“究極の日本製デニム” とも呼ばれる
『CIOTA (シオタ)』のデニム
2020年にはスティーブン アランで大々的にポップアップを開催したこともあって、その人気、知名度は一気に全国へ広がり、一時は購入困難な期間があったほど。
そんなデニムがあるなら…
一度は穿いてみたいじゃない!
CIOTAといえば『本藍染め』
いわゆる “ブルージーンズ” が代表的ですが、みんながみんな同じカラーをオススメしてたんじゃつまらない!
ということで、
購入したのはメジャーな『本藍』ではなく、
ブラックのスビンコットン。
黒は黒でこれがまたいい。
今回はメンズのサイズ感レビューとともに、
「CIOTAのブラックデニム、いいよ」
ってお話。
- まずはCIOTAのデニムが見たい
- 2本目、3本目でブラックを狙っている
- メンズのサイズ感が気になる
なんてことがあれば
よかったら参考にしてください!
日本最高峰、CIOTA(シオタ)のストレートデニム
デニムの紹介をする前に、
改めて「CIOTA」というブランドについて、
また、CIOTAはなんでこんなにも話題・人気になっているのか、を振り返ってみようと思います。
COITA(シオタ)とは
そもそも、CIOTA (シオタ) とはどんなブランドなのか。
CIOTAはデニムの聖地・岡山県で
縫製工場、生地の製造・販売などを行う生地屋「株式会社シオタ (shiota)」を母体とする
ファクトリーブランド。
「shiota」のアパレルブランド「CIOTA」
スペル違いで2019年の秋冬からスタートした
かなり新しいブランドとなっています。
ではなぜ、
まだ数年の新しいブランドの人気がここまで高いのか。
その1つは
全ての工程を自社で完結できる “ファクトリーブランド” という強みを最大に使った上で、
常識では絶対に行わないレベルのこだわりを持ったプロダクトをリリースしているから。
「徹底的にこだわってます」
って言葉だけを聞くと、なんとなく聞き飽きたキャッチフレーズのようにも感じますが、
CIOTAというブランドは次元が違う。
- 原料の選別
- 生地のデザイン
- 生地織り
- 洋服のデザイン
- 縫製仕様の考案
- 縫製
これらの洋服作りにおけるすべての工程を自社で完結。
取引企業に忖度する必要がないので
言葉通り「こだわりにこだわった超高品質」が現在に至る圧倒的な人気を支えています。
…むしろ、こんな小さなブログで紹介すればするほど逆に信憑性がなくなりそうで怖い。
詳しくはぜひCIOTA公式サイトを覗いてみてほしい。
⇒ CIOTA公式サイト
そして、
上記 “こだわり” にも関係しているのですが、
人気を押し上げている2つめの理由は
デニム生地に『スビンコットン』を使っているということ。
最高級の綿『スビンコットン』
CIOTAの母体が生地屋でもあるため、
デニムに使用されているコットン生地は、
すべて自社開発のオリジナル生地。
このオリジナルコットン生地に使われている
原料の『コットン (綿)』こそが
『スビンコットン』
“SUVIN COTTON”
CIOTAの生地とスビンコットンについて
原料にしているのは、インド南部でのみ栽培され、
世界の綿の生産量においてわずか数パーセントしか収穫できないという
最高級の貴重な超長繊細綿、スビンコットン*。
CIOTAのコットンには、必ずスビンコットンが使用されていて、
これは私たちのエクスクルーシブ生地です。
その光沢はシルクのようで、
肌触りのなめらかさはカシミアに引けを取りません。*スビンコットン
インド原産のスジャータ(SUJATA)綿と、
カリブ海の島国であるセントビンセント(St.VINCENT)で栽培されている海島綿との交種で、
それぞれの頭文字をとってスビン(SUVIN)と名付けられました。
超長繊細綿に分類され、とても長く細い繊維のため、
羽毛が少なく滑らかな肌触りの糸を作ることが出来ます。
また、手摘みによる収穫が最高の品質を維持しているのも特徴です。CIOTA公式より引用
ざっくり言うと、
究極のコットンをデニムに使っているわけです。
ちなみに、実際どれくらい貴重なのか。
具体的な数字で見ると現実味が増すと思います。
全綿花の年間生産量が2600万トン、
そのうち、超長綿は39万トン。
この時点で、
超長綿は全綿花に対して1.5%ほどしかないんですね。
で、
全超長綿 (39万トン) の中で、
スビンコットンの割合は200トン(0.05%)。
つまり…
- 全綿花に対して1.5%ほどしかない超長綿
- 超長綿全体に対して0.05%しかないスビンコットン
- 全綿花に対してスビンコットンの割合は0.001%
…ね。
上の説明で
“常識では絶対に行わないレベルのこだわり” と書きましたが、
“こだわり” というより、
一種の狂気すら感じる。
穿き心地、肌触りはカシミアに例えられ、
「最高峰」と呼ばれるCIOTAのデニム。
高い人気を誇っている背景にはそういった確固たる “こだわり” があったんですね。
CIOTA:スビンコットン 13.5oz ストレートデニム
ここからさっそく、
CIOTAデニムの概要を見ていこうと思います。
今回購入したモデルは
CIOTA スビンコットン 13.5oz デニム
- カラー:ミディアムブラック
- モデル:ストレート
タテヨコ共にブラックの糸を使用しているので、本来は真っ黒なデニム。
そのブラックデニムを色落ち (ウォッシュ) で
ミディアムブラックに仕上げています。
糸は一本一本、ロープ染色されているので、
経年変化とともに徐々に糸の芯の部分が露出、全体にグレーがかってくる仕様。
最高。
ブラック系のカラーは他にも
【ブラック(ワンウォッシュ)】【ミディアムグレー】【ライトグレー】など、グラデーションでの展開がされていて、
参照:https://store.united-arrows.co.jp/shop/sa/journal/2020/07/ciota.html
ミディアムブラックは右から2番目。
また、デニムのモデル (カタチ) は
参照:https://www.ciotastore.com
CIOTAデニムの4モデル
- ストレート
- テーパード
- スリム
- フレア
基本は上記4モデルでラインナップ。
どれも捨てがたい…
これは経験則ですが、
一番人気がストレート、次いでテーパード
といった印象。
でも…
フレア自体がリバイバルしたら絶対争奪戦になると思う。
CIOTAはアパレルブランドでは珍しく、
通販や取扱店の情報がとても丁寧。
公式サイト内の「Stockist」やTwitterアカウントでとても細かく丁寧に情報をシェアしてくれているので
ぜひチェックしてみてください!
CIOTA(シオタ)デニムのディティール
今回はCIOTAデニム王道のストレートを購入したので、
もう少しストレートモデルのディティールを見ていこうと思います。
まず、
全体的なシルエットは60年代から70年代のヴィンテージデニムがベースになっているので、
横から見る縦ラインが細すぎず太すぎず、
絶妙なレベルで美しい。
CIOTAではとにかく “生地の良さ” を最大限に活かすため
シンプルかつスタンダードで、トレンドに左右されないデザインを徹底している
というのがよくわかる。
悲しいことに、
着用モデルがワタシじゃなければきっともっとキレイ。
丈は長めに取られているので
ロールアップ or 丈つめで調整するのですが、
もちろん耳付きです。
次にウエスト周り。
美しいシルエットを作り出している要因として、
パターンと言ってしまえばそれまでですが、
一見してわかるディティールとして、
ボトムス全体のサイズに対して
ウエストがキュッと締まっているんです。
↑ ウエスト付近を注目して見てみてください。
平置きでは少しわかりづらいかもしれませんが、無理やり言葉にすると
ヒップやワタリに対して、
ウエスト部分だけ1サイズダウンしている感じ
この考え抜かれたサイズのチグハグ感があることによって
ウエストはより細く見え、ヒップやワタリなどは丸みを持って適度に緩い。
完全にスタイルが2割増しになるわけです。
コンプレックス、さようなら。
試着でもなんでもいいので
とにかく本当に試してほしい。
大げさな表現じゃないのがわかるから!
フロントはボタンフライ。
しかも、アルミ製タックボタンです。
他にも、
各部ステッチや補強など、デニムや古着好きから見ると
こだわり方がやっぱり異常。
CIOTAデザイナーの荒澤さんは
ブランドの立ち上げに当たり、
影響を受けた名言で43ヶ条のToDoリストを
作り、自分の芯を変えずに洋服づくりをされているそう。
なにかの折に公開してくれないかな…
CIOTA (シオタ) デニムのサイズ感
CIOTAデニムのサイズ表
サイズ | ウエスト(cm) |
29 | 73 |
30 | 76 |
31 | 79 |
32 | 82 |
33 | 85 |
34 | 88 |
35 | 91 |
上記のサイズ表はストレートモデルに限らず、
CIOTAのデニム共通のウエストサイズ。
サイズが上がるごとに
ウエストが3cm大きくなっていますね!
実際のサイズ感と着用感
デザイナー・荒澤さん自身が
サイズアップを前提にパターンを引き、
1サイズ or 2サイズをオススメしている
ということもあって、
普段ジャストサイズで30インチのワタシは32インチを購入。
感覚としては
【スタンダードとワイドのちょうど中間】
サイズアップしているのに “大きすぎる” ということがなく、
反対にウエストが締まっているので全体の重さ (13.5ozの生地) は自然に腰骨に落ちていきます。
その上で
肌触りはカシミアのようなスビンコットン。
こんなのは反則なんですよ、
きっと。
試着ができる環境であれば
サイズ毎に穿き比べをしていただきたいのですが、
もし試着ができそうもないようでしたら、
サイズアップが絶対オススメ。
CIOTA最高峰デニムの恩恵を大いに享受できるはず。
CIOTAデニム:まとめ
日本最高峰、
CIOTAのスビンコットンデニムのご紹介でした!
ワタシ、次に購入するモデルはすでに決まっていまして、ライトグレーのストレート、32か33インチ…
ポップアップストアで実物を見たとき、頭がおかしくなりそうなほど格好良かったんですよね。。