先日、渋谷は久々の凄まじい雷雨だったんです。
そんな雷雨の中、
外でデモか何かの団体の声が聞こえたんですけど、
あの雷雨の中屋外にいるの怖くないのかな…なんて思った記録を残しつつ、
今回は【世界の有名な傘ブランド】を厳選してご紹介
自分の備忘録も兼ねて。
オシャレでしっかりした紳士傘って憧れるけど、
無くしたり壊れたりする “傘=消耗品” だと思って
結局ビニール傘を使っちゃうんですよね。
電車の忘れ物では不動の一位ですし。
でもやっぱり憧れる!
毎回使うのではなくて、デートやお出かけなど “ここぞ!” という時にだけ使えばいいんです!
品のある傘を持っていれば雨を楽しむことすら出来そうじゃないですか。
便利なアイデアグッズではなく、
王室御用達 (ロイヤルワラント) など、
世界的にも有名な本気でオシャレな傘をご紹介します。
備忘録も兼ねているので、
個人的に本気で欲しいと思う物だけを厳選しました。
「ビニ傘じゃなくて、いつかしっかりした本物の傘が欲しい」なんて思っているアナタへ、参考にしていただければと思います。
身の回りの小物をグレードアップさせたいと思っている人にもオススメです!
大本命。”FOX UMBRELLAS” / フォックス アンブレラ
1868年創業、イギリス老舗ブランド“FOX UMBRELLAS” (フォックス アンブレラ)
「高級傘」や「紳士傘」などでは間違いなくNo.1に名前が挙がるブランドです。
まさに世界最高峰の傘ブランド。
自慢せずとも存在感のある、男なら一度は持ってみたい最高の大人アイテム。
全て職人の手による英国製最後のハンドメイド傘
製品は全て熟練の職人が作るハンドメイド
このご時世、普通は機械作業で量産しますが、
ヴィクトリア女王時代からの木型を使用した裁断、縫製や組み立て、ハンドル (柄) の調整など今だに手作業にこだわって作られています。どう考えても魅力的です。
生産数もわずか年間15,000本とのこと。
さらに、FOX UMBRELLASは
傘の世界基準となるU字断面スチールフレームの傘骨を考案。
且つ!
世界で初めてナイロン地の傘を開発した “現代傘の原点” 的なブランド。
もともと小型パラシュートを作っていたブランドなので、その技術が活きたんですね。
もちろん、と言いますか案の定、英国王室御用達 (ロイヤルワラント) です。
細巻きでスタイリッシュ、エレガントなボディ
よく映画や雑誌などで見る英国紳士が持っていそうなイメージ通り、
細巻きでシンプル&シャープ、しかし造りが素晴らしいのでとてもエレガントです。
イギリスだけあってスーツによく合うスタイリッシュさがありますが、
襟付きであれば自然と紳士の雰囲気が出る魔力を持っていますね。
ハンドル (柄) の部分がアニマルヘッドになっている物が有名ですが、
個人的には日本で使うので手に馴染みやすいノーマルタイプがオススメ。
でも…70代くらいになったら渋くアニマルヘッドを持ってみたい。
折りたたみ傘もあります。普段から持ち歩く人はこっちですね。
アンブレラ界のエルメス”Pasotti” / パソッティ
1956年創業、イタリア・ローマの老舗ブランド“Pasotti” (パソッティ)
アンブレラ界のエルメスとも表現されるブランド。元アパレルスタッフとしてこれは気になる。
ファッション性のあるデザインが斬新
まるでファッションのようなデザイン性があることが特徴のブランドです。
老舗ブランドですが全く固くない、遊び心が効いたデザインの傘。
とりあえず、写真を見てください。
ね。
スゴく遊んでますよね。
先ほど紹介したFOX UMBRELLASとは全く異なったデザインです。
「ハンドル部分はアニマルヘッドよりノーマルの方がオススメ」と書きましたが、
ここまで本気でデザインされると逆にアリのように感じるのが怖い。
上に写真はほんの一部で、他にも色々なデザインの傘があります。
デザインだけに見えるかもしれませんが品質も伴っていることが”アンブレラ界のエルメス”と呼ばれる所以。
海外アーティストのミュージックビデオにも頻繁に使用されているそうです。
公式のinstagramもまるでファッションブランドのようなカッコイイ写真がズラリ。
傘にもファッション性を求めたい人はオススメのブランドです。
個人的にはシンプルな服装をしている時にこそ持ちたくなります。
イタリア最古の老舗!唯一無二のハンドメイド “Maglia Francesco” / マリア フランチェスコ
創業はなんと1854年、ミラノに拠点を置くイタリア最古のアンブレラブランド“Maglia Francesco” (マリア フランチェスコ)
イタリア最古にして唯一無二のハンドメイドブランドです。誰しも惚れる存在感。所有欲を満たしてくれます。
天然素材と高度な技術のまさに芸術品
素材は竹、藤、楓などの天然素材を使用しています。
そのため一本一本が個性的で同じものが存在しない事が特徴です。
また、
それらの素材を使い職人さんが手作業で丁寧に作り上げるので、
とんでもなく美しい仕上がり。
ハンドル (柄) の部分を見てください、彫刻作品のように美しいですよね。
また、生地にも並々ならぬこだわりがあります。
なんとネクタイなどに使用されるイタリア・コモのファクトリーで織られた上質なポリエステル生地を使用しているそうなんです。なんて贅沢な…。
傘を巻く際の肌触りもいいですし、厚みもしっかりしているので変に気を使わずガシガシ使うことができますね。
紳士なイギリスとは反対にカラフルで遊びの効いたデザイン
さすがイタリア。
スーツの形でも顕著ですがイギリスとイタリアとは考え方が本当に逆。
イギリスはカチッとお堅い!イタリアはパーッと楽しむ!みたいな。イメージですけど。
雨が降るのが楽しみと言わんばかりに鮮やかなカラーが多いブランドです。
と言っても子供っぽいビビットな感じではなく、落ち着いた色合いで、「黒一辺倒ではないよ」といった感じ。
上に書いたように上質な素材を使っているので発色が素晴らしい。
ハンドルに着いたブランド刻印プレートがまたカッコイイ!
落ち着いた渋さで選ぶならFOX UMBRELLAS、
ファッション性で選ぶならPasotti、
シーンを選ばずに普段使いするならMaglia Francescoといった感じでしょうか。
エリザベス女王も使用する”FULTON” / フルトン
1956創業、イギリス・ロンドン発祥のブランド“FULTON” (フルトン)
エリザベス女王が愛してやまない唯一のロイヤルワラント (王室御用達) と呼ばれるブランド。
今までのブランドがメンズ寄りだとしたならば、
FULTONはレディース視点でピックアップしたい。
とにかく可愛い、カッコイイ。
造形美が好きな人、男女問わずドストライクだと思います。
世界で愛される”バードケージ”
まさに世界で使われる「kawaii」を体現したようなデザイン。
Birdcage (バードケージ) とはその名の通り「鳥かご」のようなデザインで、肩までスッポリ覆ってくれます。
バードケージは男女用ともにラインナップがあって、日本限定やコラボ物など多数モデルが存在します。
最近だと2016年に「マツコの知らない世界」という番組で紹介されたらしいので、
見たことがあったり聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
とはいっても、ほとんどの人が知らないと思うので「面白い傘だね」なんて言われたら
「これ、ロイヤルワラントなんだよ」なんて会話のきっかけにしてもいいかも。
そうです、ビニール傘なんです。
ご覧の通り、バードケージはビニール傘なんです。
冒頭で「ビニール傘を卒業」的なことを書きましたけど、、これはアリ。超オシャレです。
ビニール傘なので固すぎず、ラフに使うことができるのもポイント。
他と差別化もできるのでビニール傘の中で最高のアイテムだと思います。
しかも、フレームにグラスファイバーを使用しているので普段のビニール傘とは比べ物にならない耐久力。
上で紹介したブランドの傘は比較的高価なものになりますが、
FULTONは王室御用達なのに手にしやすい価格なのが驚きです。
となれば複数本持ってエリザベス女王のようにファッションに合わせて選ぶのも憧れますよね。
ちなみにエリザベス女王はファッションに合わせて選ぶため40色バードケージを持っているとのこと。
ロイヤルワラント、じゃないけど個性的な傘
すでにお腹いっぱいかもしれませんが、
他にも魅力的でオシャレな有名傘はいっぱいあるんです。
個人的に上記の4ブランドが本気で欲しい傘なんですが、備忘録として少しだけ…
Orobianco (オロビアンコ)
イタリア・ミラノの新鋭ブランド。
イタリア語で「黄金」「貴重なもの」という意味のブランド名。
こちらも高級傘やオススメの傘で調べると大体名前の挙がるブランドです。
流行に流されない落ち着いたデザインで、飽きずにずっと使えそうです。
無地とストライプ、ともに人気。
(オロビアンコ) OROBIANCO 折りたたみ傘 OU001 無地 NAVY
(オロビアンコ)OROBIANCO 折りたたみ傘 OU101 ストライプ BLACK
BLUNT UMBRELLAS (ブラント アンブレラ)
ニュージーランドから生まれた “傘に革命を起こした” ブランド。
空気力学を計算して作られているのでデザインもさることながら完全なる機能美。
傘を開いた状態で真上から見るとロゴマークそのまま。角が丸っこいんです。
風が強いけど絶対に出かけなければならない日は本当に重宝しそう。
色が入っているデザインも可愛くていいですね!
【正規輸入品】 BLUNT/ ブラント ライトプラス 全3色 長傘 手開き 日傘/晴雨兼用 ブラック 6本骨 58cm UVカット グラスファイバー骨 耐風傘 A1451-10
前原光榮商店 (まえはらこうえいしょうてん)
日本の伝統ブランド。
メイドインジャパンの傘といったら一番に名前が挙がる最高品質の傘です。
特に”16本骨傘”が有名で、日本傘として本当に美しい。個人的に使うというより飾っておきたいくらい。
アフターケアもしっかりしていて、傘の修理対応をしています。
さすがは職人大国日本!
日本皇室御用達という素晴らしい逸品。
ストライプも品があって素敵です。
senz Umbrella (センズ アンブレラ)
オランダから生まれた特化型最強のアンブレラブランド。
YouTubeなどでも使用動画がありますが、風速100km/h でも耐えます。壊れません。
形からして、使わなくても強そうなのがわかりますよね…
「ほこ×たて」という番組で最強の扇風機と対決して勝利するということで日本でも認知されてきたようです。へぇー!
キャッチコピーは「Enjoy the weather!」
日本ではオーバースペックのように感じなくもないですが、使うなら折り畳み式の方かな。
まとめ
結構なボリュームになってしまいましたが、
「本気のオススメ傘」 計8ブランドのご紹介でした。
良い物を選ぼうとすると、やっぱり歴史があるブランドに惹かれるんですよね。
アパレルで働いていた時に実感したのは、
オシャレな人はしっかり小物にも気を使っている人が多い。
全部欲しいっちゃ欲しいんですけど、ワタシはFOXが一番欲しいかも。
ビジネスシーンでも使えますし、何よりカッコ良い。
値段がお手頃なので男性、女性ともにFULTONはプレゼントに良いかもしれないですね。
傘をプレゼントするってなんか素敵な気がします。
この記事を書いているのは梅雨前ですが、本格的な梅雨に入る前に検討してみてはいかがでしょうか。