こんにちは、イシキ(@isiki6)です
NIKE × OFF-White『The TEN』系譜の中で、ある意味でもっとも入手が面倒だったモデルの一つ、
【CONVERSE × OFF-WHITE】のCT70(Chuck70)
なんたって日本(の店舗)では一足たりとも販売すらされず、『The10』シリーズなのに日本だけは実質『The9』
さらに、
もともとベースとなっているのはCT70なので、他の『The10』よりも偽物が作りやすいらしく、
(正規販売店を除いた)個人輸入ではいきなり偽物かもしれないギャンブル。
さらにさらに、
「それでも欲しい!」という生粋のコンバースファンに、
【税関で没収】という地獄の追い打ちをかける始末。
・・・あんまりだ!
そんな不遇な扱いをされてきたCT70ですが、
そろそろ日の目を浴びてもいいじゃない!
今回はいちコンバースファンとして、
再評価しようぜレビューをしていきたいと思います。
Converse CT70(Chuck70) × Off-White│レビュー
- 発売日│2018年10月8日
- 再販日│2021年3月30日
- スタイルコード│163862C
- 定価│$130
今回使用しているのは、
コンバース公式(USコンバース)で再販されたモデル。
偽物を見分ける写真資料としても、ぜひ参考に使ってください。
外観・デザイン
まずは恒例、箱(シューズボックス)から!
箱の上面上部のプリントには
- CONVERSE c/o OFF-WHITE
- OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH
今となっては、ここは少し感慨深い。
箱サイドのシール情報はいつものCT70と変わらず。
型番(スタイルコード)は【163862C】となっています。
カラーコードは【WHITE/CONE/BLACK】
・・・CONE?
ここから本命、スニーカー本体!
Off-WhiteコラボのCT70は、デザイン的にインサイド(内側)のヘルベチカスタンプの印象が強いと思いますが、
実は反対のアウトサイド(外側)は何もデザインされていないので、実物は思っているよりも遥かに使いやすい。
とはいえ、ミッドソールのダイアゴナルストライプはなかなかのインパクト。
アウトソールやタグをはじめ、アクセントのオレンジがまさに “Off-White” という感じですよね。
アッパー素材は定番のCT70と同じホワイトのキャンバス地。
定番モデルとは異なり、
ライニング、インソール、フォクシングテープまできっちりホワイトに揃えているのは流石です。
余談ですが、少し暗めに写真撮ることで、歴戦の猛者のような表情も垣間見ることができます。
ね、イケメンでしょ。
ここからはさらに細部を見ていきます!
細部・ディティール
ベトナム製│MADE IN VIETNAM
Off-Whiteコラボはベトナム製です!
今回の再販を含め、初販もベトナム製となっているので、もし中国製となっていた場合は注意が必要。
(このコラボでメイドインチャイナは見たことがありません)
ちなみに、上記の紙タグは左右どちらにも同じものが付いています。
シュータン(ベロ)裏
シュータン裏にも1つ隠しポイントが。
白いライニング生地の上に白でプリントされているため、写真ではとっても見にくいのですが、コントラストを調整すると・・
プレイヤーズネームにOff-Whiteのクロスアローロゴが隠されています。
コラボモデルのチャックテイラー(CT70)にはシュータン裏かプレイヤーズネームに何かしら遊び心が入れられている事が多いので、毎回間違い探しみたいでちょっと楽しみ。
シューレース・インソール
シューレースとインソールはそれぞれ特徴的なプリントが施されています。
シューレースには裏表・左右ともに【”SHOELACES”】が黒でプリント。
インソールは左右ともに同じデザインとなっていて、
クロスアローの中にオレンジカラーのCONVERSEロゴがぴったりと収まっています。
これは履き続ければ(おそらく)消えてしまいますが、
新品の状態では触って剥がれるようなものではなく、かなりしっかりした質感。
とはいえ、消えてしまうのはちょっと惜しい気持ちもあるのでインソールは変更しちゃってもいいかも。
トゥ・ミッドソール
ミッドソールの特徴的なダイアゴナルストライプはプリントではなく、ヒールパッチと同じように物理的な立体になっています。
“ミッドソールが特殊な立体” という意味では『BRAIN DEAD × CT70』に少し近いかもしれません。
アンクルパッチ・ヒールパッチ
アンクルパッチは定番のレザーパッチではなく、モノクロの…なんていうんでしょ、アップリケ的な感じのモノ。
プリントともちょっと違うんです。
パッチ上部のオレンジタブは見た目以上にしっかり縫い付けられているので、ちょっとやそっと引っ掛けたくらいでは絶対に取れないはず。
そして、
みんな大好き「ヒールパッチ」
反転しているので気づきにくいですが
ここ、実は超激アツポイントで、
なんと
旧フォントの旧ヒールパッチ、しかも凹凸ありバージョンが使われています。
懐かしい。
少しマニアックなディティールの話なんですけど、
もう、こういうのがたまらないわけで。
ご飯5杯くらいイケちゃうんじゃないかな。
ヘルベチカプリント・タグ
インソールと同じように、むしろそれ以上にしっかりとプリントされているアッパーサイドのデザイン。
- Off-White™ for CONVERSE
- “CHUCK TAYLOR ALL STAR”
- Malden,Massachusetts USA
- c. 1917
テキスト自体は左右共通。
「Malden,Massachusetts USA」はコンバース発祥の地、
「c. 1917」はオリジナルのチャックテイラーが誕生した年。
※当時はオールスター。15年後にチャックテイラーの名が追加されます
サイドテキストの意味がわかると「チャックテイラー」をかなりリスペクトしているのがよくわかりますよね。
よくよく見ると、コラボとはいえCT70のフォルムは実はほとんどイジってないですし。
最後は逆に “Off-White” らしいオレンジのタグ(ZipTie)
- OFF-WHITE™
- C/O CONVERSE
- C. 2021 *ZIP TIE*
このオレンジタグは左足のシューレースに通してあるだけなので簡単に取り外しができます。
タグも含めて完成デザインのような気がするので、個人的には取り外さない派。
歩くときは普通にちょっと邪魔ですが。
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偽物の見分け方はあるの?
Off-Whiteコラボは偽物もかなり出回っているため、どうしても偽物を見分ける必要があります。
USコンバースに関しては真贋鑑定を行ってくれるスニダンやStockX
ただ、スーパーコピーは常に精度を上げているため、正確に見分けることはかなり困難。
「ここを見れば確実に見分けられる」という箇所は無いと言われているくらいです。
不安な場合、鑑定を依頼するのが一般的ですが、最低限自分でも情報は持っておきたいですよね。
そういった背景もあって、見比べることができるようこの記事ではなるべく多く写真を用意してみました。
また、大人の事情で詳細は記載できないのですが、
「偽物かも」と感じたときに最初に確認しておくべきなのが『右足のプリント』
【位置・濃さ・プリントクオリティ】などトータルで
右足の内側・ヘルベチカプリントが偽物を見分ける大きなポイントになっているようです。
他の特徴的なディティールは見分けがつかないほど精巧にコピーされていても、サイドプリントはクオリティに若干バラつきがあるようで、一番目立つポイントだからこそ逆に落とし穴。
せっかく楽しみにして購入しても、「偽物かも…」なんて疑心暗鬼はもう嫌なので、せめてStockX
Converse CT70(Chuck70) × Off-White レビュー│まとめ
Converse CT70 (Chuck70) × Off-White のレビューでした。
このコラボモデルのレビューはあまり需要がないような気がしていたので、ずっとお蔵入りしていたのですが、他のコラボモデルは紹介しているのに、このモデルだけ紹介しないのもなんか不憫な気がして。
冒頭で書いたように、そもそも日の目を浴びない子なので、もう一度再評価してあげたい。
CT70自体がだいぶ買いづらい時風ですが、もし手にする機会があればぜひたっぷり愛でてあげてください!
イシキ(@isiki6)でした!
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