誰でも美味しく。CHEMEX “ケメックス” 6カップ用の美味しい淹れ方・使い方

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CHEMEX 6Cup Brew

最近、我が家はCHEMEX (ケメックス) でコーヒーを淹れるのが再ブーム。

思い返すとケメックスを最初に使い始めた頃は、豆の量もお湯の量も抽出量も全っ然わからなくて
やたら薄かったり濃かったり、味が全く安定しませんでした。

色々と調べながら試行錯誤しているうちに、やっと安定したスタンダードレシピができたので、今回は我が家のレシピをご紹介したいと思います。

「ケメックスの使い方がよくわからない」
「どうも美味しく淹れられない」

と悩んでいる方へ、ぜひ試してみてください!
大体の基本がわかってしまえば好みに合わせて調整もできるようになるので、きっと今よりコーヒーライフが楽しくなると思います。

ではさっそく、
誰でも簡単にできる、CHEMEXの “スタンダードで美味しい淹れ方” をご紹介します。

ケメックスのサイズや種類がわからない方は
CHEMEXのコーヒーメーカー全ラインナップ紹介」記事も
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「準備」と「抽出の流れ」

6cupBrew

今回は6カップ用のCHEMEX クラシックシリーズを使用します。
家族で使ったり、コーヒーを頻繁に飲む方はこの6カップサイズがオススメ。

豆とお湯

今回の6カップ用レシピでは、

豆とお湯の量
  • コーヒー豆│30g
  • お湯│700ml

この分量で抽出していきます。抽出量は約600ml。
一般的にいうとコーヒーカップで約4杯分となり、下の写真くらいの出来上がりになります。

抽出量
目安となる抽出量

また、そそぐお湯は700mlくらいなのですが、
ペーパーに湯通しする場合や器具を温める場合は多めにお湯を沸かしておきましょう。

豆30g
豆30g

重さ(量)と時間が同時に計れるスケールがあると毎回テイストや濃さがブレずに便利です。
ちなみに我が家のスケールはHARIO(ハリオ)のものを使用。

CHEMEX本体を温めてからペーパーをセット

抽出を始める前にケメックス本体にもお湯を入れて温めておき、本体の温めが終わったら、
ケメックス専用のペーパーフィルターをセットします。
(ペーパーフィルターの湯通しをする場合は温めと同じタイミングで。)

専用ペーパーフィルターは最初から畳んであるので、3枚と1枚に分けて(開いて)セットしてください。

3枚と1枚に開く
3枚と1枚に開く

向きに決まりはないですが、ワタシはなんとなく3枚の方を注ぎ口側にしています。
…なんとなく落ち着きがいい気がして。

豆(粉)を入れたら1湯目

器具の温め、ペーパーフィルターをセットしたら
30gのコーヒー豆(粉)を入れます。

自宅で豆が挽ける環境があれば、
抽出直前、このタイミングで挽くのがベスト!

挽き方は中挽きをベースにお好みで調整してOK。
粉を入れたら軽く揺すって表面を平らにしておきます。

1湯目を注ぐ

1湯目

100mlを10秒かけて注ぐ

中央から「の」の字を書くようにお湯を注いでいきます。
コーヒー粉全体にお湯が浸透するイメージで注ぐと均等になりやすい。
ペーパーフィルターに直接お湯がかからないように注意してね!

1湯目と蒸らし
1湯目と蒸らし

30秒蒸らす

粉全てにお湯が通るように30秒蒸らします。

新鮮なコーヒー豆を使っていると、この蒸らしで綺麗なコーヒードームができますね。

1湯目の注ぎと合わせて、蒸らしが終わった時点で計40秒くらいが目安。

蒸らし終えたら2湯目

2湯目を注ぐ

2湯目

250ml (フィルターの半分くらいの高さまで)注ぐ

1湯目と同じように、中央から「の」の字を書くようにお湯を注いでいきます。
ここでも同じようにフィルターに直接お湯がかからないように!

注ぐお湯の量は250ml、
概ねフィルターの半分くらいの高さまでお湯を入れます。

2湯目はペーパーの半分くらい
2湯目はフィルターの約半分くらい

ちなみに、ケメックスはHARIOのV60などに比べて抽出時間が長いため、意外だと思いますが2湯目以降は時間は気にしないでOKなんです。
(極端な話はナシよ!)

注ぎ方も他のドリッパーと違い、
ケメックスは(フィルター含めて)身長が高く、コーヒー粉まで距離があるので、割とドバドバお湯を入れる感じになると思います。

ドバドバって表現があっているかはわかりませんけども。

ここまでで、注湯量が合計350mlとなっています。

表面の水位が下がってきたら3湯目

3湯目を注ぐ

3湯目

200ml (フィルターの縁ギリギリまで)注ぐ

2湯目を注ぎ、表面の水位が下がってきたら3湯目を注ぎます。
これまで同じく「の」を描きながらペーパーに触れないように。

3湯目からはフィルターの縁ギリギリまでお湯を注ぎます。
フィルターというより、「ケメックス本体の縁ギリギリ」が正確。

3湯目はフチのギリギリまで
3湯目はフチのギリギリまで

写真だとちょっと水位が下がってきていますが、この★マークくらいまでお湯を入れて大丈夫。

ここまでで、注湯量が合計550mlになっています。

4湯目以降は永遠に

4湯目からは一定のペースで注ぐ

4湯目

注湯量が700mlになるまで一定のペースで注ぐ

ここまでは割とドバドバお湯を注いでいましたが、
ここからはグッと湯量を抑えて (細くして) お湯を注いでいきます。

注ぎ方は変わらず、
ポイントは注湯量が700mlになるまで一定のペースでお湯を注ぐこと。

700ml
700ml注ぎ終わったらあとは待つだけ

700ml注湯したら、あとは600ml抽出されるまで放置!

実際は650mlほどのお湯を注げば600mlのコーヒーは抽出できるのですが、カラカラになるまで出し切ってしまうと雑味が増えると言われているので、ちょっと多めの700mlを注湯しているんですね。

600ml抽出された時点、
フィルター内にお湯(50mlほど)が残った状態でフィルターを取り外します。

コーヒー豆の種類や部屋の湿度によっても変わりますが、
1湯目を注いでから600ml抽出するまで合計3分30秒〜4分くらいになっているはず。

揺すって完成!

最初と最後で抽出されたコーヒーの濃度が違うので、軽く揺すって撹拌します。
もちろんスプーンとかマドラーでも。コーヒー全体が混ざり合うイメージです。

CHEMEX 6Cup Brew

これで完成!
お疲れ様でした!

ケメックスの美味しい淹れ方レシピ│まとめ

CHEMEX
まとめ
  • 豆30g、お湯1Lを準備&器具を温める
  • 1湯目を注いだら30秒蒸らす
  • 2湯目はフィルターの半分くらいの高さまで
  • 3湯目はフィルターの縁ギリギリまで
  • 4湯目以降はお湯を細くして一定のペースで
  • 最後にしっかり撹拌して完成

以上が我が家の “CHEMEXスタンダードレシピ” のご紹介でした。
慣れてきたら豆の量やお湯の量など、気分と好みで調整してください!

ケメックスに限らず、
コーヒーを美味しく淹れる要はやっぱり『時間と正確な注湯量』なので、
もし持っていなければ、ぜひまずは専用スケールから揃えてみてください!

CHEMEX 6Cup Brew

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