こんにちは、イシキ( @isiki6)です!
昨年 α7IIIを購入してから、
物撮りはずっとTAMRON 28-75mm F/2.8 DiIII RXD(A036)のレンズを使っていました。
標準域のズームレンズなので
物撮りからスナップまで普段使いはしやすいし、F2.8通しでそこそこ明るいし、軽いし、
何より安い。
よくレビューされている通り
付けっぱなしにしておけるオールラウンダーなレンズ。
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なんですが、
ZEISS Batisを使ってしまったが最後、
物撮り含め、すべてが万能すぎて
もうこの1本でいいかもしれない…
そう思ってしまうほど、
このレンズは物撮りをはじめ、
普段の使い勝手が良すぎる…。
ZEISS Batis 2/40 CFの特徴
- 寄れる (最短撮影距離が短い&CF性能)
- 歪まない
- 明るい (F値が低い)
- 描写力 (解像度) が高い
- 軽量
「まだ早い」なんて勿体ぶってないで
もっと早く買っておけばよかったとすら思います。
ということで今回は
- SONY(Eマウント)の
オススメ物撮りレンズを探している - ズームレンズより
もうちょっと描写力がほしい - 付けっぱなしにできる
“万能単焦点の相棒” を模索中
なんてアナタへ、
この “小さな巨人” をそっと紹介したい。
ハマる人には本当にハマるはず。
このレンズを使ってしまったがために
本気でα7 R IVに乗り換えたくなったくらい。
ちなみに、
【ZEISS Batis 2/40 CF】のキャッチコピーは
新時代の万能レンズ。
Eマウントの万能レンズ【ZEISS Batis 2/40 CF】
スペック
スペックや各種比較は
公式や価格.comなどですでにたくさん出ているので、ここでは最小限にして気になるところを見てみようと思います。
レンズタイプ | 単焦点 |
フォーカス | AF / MF |
焦点距離 | 40mm |
開放F値 | 2(※) |
最短撮影距離 | 24cm |
最大撮影倍率 | 1:3.3 |
防塵防滴 | ともに有 |
フィルター径 | 67mm |
最大径 × 長さ | 91 × 93 mm |
重さ | 361g |
まず大枠のスペックとして、
焦点距離は40mm、開放F値が2。
※開放F値2(※)については後述します!
この40mmというのが絶妙で、
35mmと50mmの間となっているため
普段どちらの標準レンズを使っていても
【半歩引く・進む】程度の小さな動きでどちらにもマッチ。
且つ!
物撮りの大敵 “歪み” に関しても、
35mmだとやや歪みが出てしまうものですが、
40mmなのでギリギリ歪みが目立たない絶妙なライン。good。
また、
名前の後ろにある『CF』とは “Close Focus” の略となっていて、
近接撮影に強いことを意味しています。
最短撮影距離が24cm、
最大撮影倍率が1:3.3、ということは
寄れる&準マクロレンズ(1/3マクロ)な
撮影が可能!
例として、
ワタシがアイコンに使っているこの子。
最短撮影距離でここまで寄ることができます。
そして、
実際に写る大きさはこのくらい。
どうでしょう、
Batis 2/40 CFは
【寄れる物撮りレンズ+普段の標準レンズ】
となっているので
もうめちゃくちゃ使い勝手がいいわけです。
そしてフィルター径は人気レンズの標準となりつつある【67mm】
タムロンF2.8シリーズやSEL24F14GMなどと同じなので、各種フィルターが使いまわせるのはさらに嬉しいポイント。
プロテクターはこれを付けています。
外観と大きさ
361gという軽量さもBatisの大きな特徴。
実際どれくらいのサイズで316gなのか、
外観と大きさを確認してみます。
これくらいの大きさ。
レンズフードが気持ち大きめですが、
α7IIIとのバランスもすごく良い。
軽くてバランスが良いので、
片手で持ってもプルプルすることなく、
カメラをブンブン回せる機動力!
付けっぱなしの常用レンズとして
ホント使いやすい。
作例と性能
レンズ本体の大きさの次に、
肝心の作例と性能を見ていこうと思います!
“ものすっごくデータを圧縮している”
ので、Batis全力の解像度はぜひ家電量販店などで試し撮り⇒自宅モニターで確認してみてください!
…エグいです。
開放F値2
「物撮り」というと、
本格的な撮影ではF値を絞ってキリッと写すことも多いですが、
テーブルフォトのような「普段使いの物撮り」ならやっぱりボカしたいわけで。
そういった意味でも、ズームのF2.8よりボケるのは嬉しい楽しい。
なんとなしにシャッターを切っても
“それっぽく” 見える気がするんです。
ZEISSブランドのしっとりした描写力…
ただ、ZEISS Batis 2/40 CFは1つだけ注意点がありまして、
“近接撮影時” はF値が強制的に絞られます。
この仕様についてはレンズのアップデート時にかなり波紋を呼んだのですが、
【マクロ的に使う場合だけ】ということと、
【マクロ的に撮影するときは被写界深度が浅いとピントの山が掴みづらい】
ということがあるので、
個人的にはまったく気にならない。
ワタシはね!
これが、
こんな感じ。
ね、
言葉で聞くより全然悪くないでしょ、きっと。
また、
ZEISS Batis 2/40 CFは最短撮影距離が24cmと寄れるので、
被写体との距離によってピントがスムーズに合うよう
フォーカスリミッター切替スイッチが本体の左についています。
- Full
- ∞ – 0.4m
- 0.5m – 0.24m
被写体との距離に合わせてスイッチを切り替えると
オートフォーカスが合いやすい (または速度が速くなる) というもの。
なんですが、
正直「Full」のままで十分速い。
し、ほとんど迷わない。
よっぽど条件が悪いとき以外は「Full」のままでいいんじゃないかなと。
距離なんて数字で言われてもわからないよ!
って場合も安心してください。
Batisにはロマンの詰まったギミック
【有機ELディスプレイ】がついています。
かっこいい…
このディスプレイの何がすごいって、
撮影中は99%見ないこと。
ファインダーをのぞいているときはもちろん見えないし、
背面の液晶モニターを見ている時もやっぱり見ない。
「必要あるの…?」って聞かれたら、
ロマンです。
ただ、被写体との距離や前後でピントが合っている範囲が表示されるので、
テザーや外部モニターをつなげて撮影するときは意外と便利だったりします。
AF / オートフォーカス
オートフォーカスは「さすが!」と言える優秀さ。
早い上に正確で、暗い室内でパッと撮っただけでもピントを外さないナイスガイ。
編集なしでここまで情報が乗っているので、
あとあとレタッチする際も気が楽になると思います。
ちなみに、上の写真でくらいの距離であれば
開放F2でいけるので、
テーブルフォトにもやっぱり強い。
また、物撮りではないですが、
動物の瞳フォーカスもバッチリ。
毛と瞳が黒いので、TAMRONでは今までフォーカスが迷っていたのですが、
ZEISS Batisは一瞬でジャスピン。
さらに、
顔認識はフィギュアですら一瞬でピタッと判断してくれて本当に迷うことがありません。
安西先生 (9,800円…) の顔もしっかり認識。
フォーカス時の駆動音はほとんど聞こえないくらいの静かさ。
動画撮影はもちろん、音害という点で場所を選ばない優しさを持ったレンズ。
防水 (防滴) 耐性
最後は参考程度なのですが、
ZEISS Batisシリーズは防塵防滴の設計となっているので、
ある程度の雨や砂埃であれば安心して使うことができます。
参照:https://www.zeiss.co.jp/consumer-products/photography/batis/batis-240cf.html
この防滴性能に関して、
正直まったく試す気はなかったんですけど、
突然のゲリラ豪雨で強制的に試されることに。
これ ↑ を撮っている最中、
天気はこんな感じ…
傘を持っていなかったので、
カメラはもとより全身ずぶ濡れ。
それでもまったく不具合なく、今もキレッキレで動いてくれるので
旅行に持っていく際もかなり安心できる。
ただ、公式には完全防水ではなくあくまで
「防滴」の表記なので、一応お忘れなく…
物撮りレンズ【ZEISS Batis 2/40 CF】のまとめ
SONY (Eマウント) の万能・物撮りレンズ
【ZEISS Batis 2/40 CF】のご紹介とレビューでした。
今回は主に「物撮り」という側面でご紹介したのですが、
すでにお気付きの通り、
どんな場面でもトップクラスの成績を出す本気の優等生。
忘れていましたが、
箱からすでに高級感溢れる雰囲気を漂わせているんです。
ツァイス家の御子息はこちらに乗って運ばれてきます。
価格もそこまでお安くはないレンズですが、
“本家ZEISSレンズ” という圧倒的な描写力を
今後もずっと体験できるので
完全に満足度が上回るはず。
…はず。
イシキ( @isiki6)でした!