今回は久しぶりにカメラ・機材関連、
ブログで使っている「ライティング・照明機材」のお話。
こんにちは、イシキ ( @isiki6) です!
ブログに限らず、
今は誰もが「物撮り」をする時代。
- Instagram、XなどSNSにアップする写真
- YouTube、ブログ、noteなどウェブコンテンツで使う写真
- メルカリ、ヤフオクなどに使う商品写真
などなど。
カメラを持っていなくても、スマホでそれなりに撮れちゃう。
ただ、「せっかく写真をアップするならキレイに撮りたい 」と思っても、いざ撮ってみるとイマイチ上手に撮れないわけで。
というより、イメージしてる写真にならない。
でもね、
照明をつけてあげるだけで
だいぶ “それっぽい” 写真になるんです。
照明 (ライティング) なんて聞くと一見難しそうですが、難しい知識や技術、お高い機材を使わなくても
『LEDビデオライト』なら
誰でも簡単にキレイな物撮りができるよ
というのが今回のお話。
ちなみに、どれくらい簡単かというと、
ライトのオンオフだけでこれだけ変わる。
↓↓
ね!
ということで、
- 手軽で簡単にキレイな物撮りをしたい
- ライティング?さっぱりわからない
- 撮影時間は「夜」が多い
- 低予算・高コスパだと嬉しい
こんな方へ!
本格的なライティングではなく、
あくまで “それっぽい写真”
とにかく手軽さ、簡単さ重視。
価格も1万円以下なので、
導入のハードルも低いと思います!
上手に撮れない原因は「カメラ・レンズ」よりも「光」
機材だなんだと言う前に、
そもそも自宅で撮影すると
なんで上手に、それっぽく撮れないのか
これは何も知らなかった過去の自分に向けて書くつもりで
まずは簡単にご説明しようと思います。
カメラの詳しい方であれば
読み飛ばしていただいて大丈夫です!
思った通りのイメージにならないと、カメラ・レンズが原因だと思ってしまいますが、
室内で物撮りをする場合、
実際は純粋な光量不足ということがあります。
逆にいえば、十分な光さえあればスマホでもかなりキレイに撮れるんです。
室内で物撮りをする場合、
とりあえず部屋の照明 (ライト) だけで撮影をしてしまいがちですが、
これがなかなか厄介なわけで。
- 人間の眼では明るく見えても
カメラからすると中途半端に暗い - 光源が複数あると
【色と陰】がごちゃごちゃ(不自然)に - 蛍光灯だと
フリッカー (チラツキ) も発生
などなど、
部屋の照明は
“写真撮影には全く向いていない光源”
なんです。
部屋の照明だけで撮影した場合、
結果的にメリハリのない、のっぺりした写真だったり、ちょっとダサい仕上がりになってしまったり。
下の写真が室内照明の失敗例。
ここまで酷いのは稀かもしれませんけども…
なんでしょう、家庭っぽいというか、
生活感が滲み出た感じ…。
カメラ側の設定 (と後のレタッチ) でなんとかすることも出来なくはないのですが、
それこそシャッタースピードやISO感度などの知識がないと
何をどう設定していいのかすらわからないと思います。
F値を8くらいまで絞ることが多いと思います。
しかし、室内の照明でF8はかなり暗くなってしまい、
・シャッタースピードを下げる→手ブレする
・ISOを上げる→ノイズが乗る
・無理なレタッチ→画質の劣化
といったことに。
光量たっぷりの自然光 (太陽光) が入れば良いのですが、
・光の角度
・天気
・時間
といったように、
自然光はコントロールができないのがネック。
仕事終わりの夜にしか撮影できない状況であれば、尚厳しい。
- 室内照明 ⇒ 写真撮影に向いていない
- 自然光 ⇒ コントロールできない
こういったこともあって、安定してキレイに撮影するために撮影ボックスであったり、今回ご紹介するビデオライトがあったりするわけですね!
足りない光量をライトで足してあげるわけです。
物撮りライティングにおすすめ「定常光LEDビデオライト」
ここからが本題!
「足りない光をライトで足す」わけですが、
ライトといえば「クリップオンストロボ」を想像することも多いかもしれません。
こういうヤツ。
ちなみに純正で定価8万くらいです…
本格的にライティングするのであれば、
クリップオンストロボは本当に心強い。
でも…
【カメラによって異なるハイスピードシンクロ (同調速度)】とか、
【ガイドナンバーの数値】とか…
【バウンスの種類】とか……
もう嫌でしょ、きっと。
なので!
今回は手軽さ・簡単さ重視!
では、なぜ「定常光LEDビデオライト」の方が手軽で簡単なのか。
「定常光」は初心者でも使いやすい
「定常光」とは、
“常に光ってる” ということ。
ストロボのように一瞬光るわけではなく、
ライトが常に光っているので、見た目通りの仕上がりになります。
写真がどんなイメージなるのか最初からわかっているため、
初心者であっても直感的で使いやすい。
↓
また、ほとんどのビデオライトは「光量の調整」ができるようになっているので、
イメージ通りの明るさにすることができます。
上のビデオライトはワタシが使っている『Neewer LEDビデオライト660』の裏側。
YouTuber御用達のアレです。
光量調整は「WHITE」と「YELLOW」の2色あるので、
暖かい印象にしたい場合は黄色を少し足してあげることも可能。
下の写真は「YELLOWのみ」と「WHITEのみ」で、ともに大体40%くらいの出力。
黒潰れ・白飛びも防げる
ライトでしっかり光量を足してあげることで
黒潰れしやすい「黒いモノ」にもしっかり
情報データが入ってくれるため、
“光沢を出したい革靴” や
“暗さが集中しているコーヒー豆” もこの通り。
また、
ライトなしでは “オートフォーカスでピントを検出できない (しづらい) ほど真っ黒いモノ” も
ライトを当てることで
しっかりディティールの陰影を再現。
ワタシは黒いモノを撮影する機会が多いので
このライトはある意味、三種の神器。
難しい設定も必要なく、
撮影の時短にも貢献してくれるナイスガイ。
反対に「白いモノ」であれば
白飛びしないギリギリまで光量を弱めてあげることで
しっかり白を白として捕らえてくれます。
陰影をつけて印象的な写真に
上の例では
全体的にキレイで、フラットに光を回してあげる撮影でしたが、
反対に
一部分をしっかり照らして
目立たせることも出来ます。
上の写真はほぼ正面からしっかりライトを当てて、
生地の質感がわかるように (目立つように) してみた作例。
また、
45度くらいから強い光を当てれば
陰影の効いた印象的な写真にすることも。
オススメのLEDビデオライトは?
上で紹介した写真は
全部『LEDビデオライト』のみのライティングで撮影。
とにかく手軽で簡単。
何より面白そうでしょ!
ビデオライトも色々なメーカーから出ていて、室内の物撮りで使う分にはどれもそこまで大差はないように感じます。
その中でも個人的にオススメなのは
『Neewer LEDビデオライト660』
実際に使っているから勧められる、というのもありますが
ワタシがこれのライトを選んだ理由は
- 安い!
- 簡単!
- コンパクト!
この三拍子。
他のビデオライトと比べて価格が安いのに、
性能は遜色なし。
最初から着脱可能なディフューザーが付いているので、ある程度柔らかい光質なのも助かる。
そしてコンパクト。
大々的な撮影セットなんて組めないので、
すぐに出し入れできるサイズなのが良い。
また、ワタシは捨ててしまったのですが、
付属している羽が取り外せるのもgoodポイントです。
購入してから気付いたのですが、
この羽が付いていると干渉しちゃって
ライトが下に向かないんです…
一瞬絶望しましたが、
マイナスドライバーやコインで簡単に取り外しができたので一安心。
ワタシの家のように
撮影に不向きな環境であったり、
機材にそこまで予算をかけられないけど、
手軽にキレイな物撮りがしたい
なんて場合はかなり高コスパなアイテムなんじゃないかと思います。
LEDなので壊れずずっと使えますしね!
ちなみにスタンドは別売りなのでそこだけ注意してください!
物撮りライト:まとめ
定常光LEDビデオライトのススメ
- 定常光なので初心者でも使いやすい
- 室内照明よりもキレイで印象的に
- NeewerのLEDビデオライトはコスパ良し
自宅で物撮りをしようと思っても、
よっぽど環境が整っていないと歩留まりも悪くなりがち。
「モノはいいのに写真がもったいないなぁ」
なんて思ったり。
…などと自分のことは棚に上げて偉そうなことを言っておりますが、少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
イシキ ( @isiki6)