こんにちは、イシキ (@isiki6) です。
iPhone、モバイルバッテリーの沼、
数え切れないほどの商品がある中、みなさんは何を使ってますか。
我が家は以前レビューした『Anker PowerCore Fusion 10000』を現役バリバリで愛用中、、なのですが
ただ、我が家のモバイルバッテリーはこの1つしかない。
年始の地震のこともあり、防災も兼ねて、もう少しコンパクトなモバイルバッテリーを追加しようということに。
そして、改めて調べてみると、
まぁー種類が多い!
今回は「iPhone用」のモバイルバッテリーを探しているので、パソコンまでカバーできるような高出力は除外。
※結果的にはM1・M2のMacBook Airの充電が可能
さらに、普段はAirPodsやApple Watchなど複数デバイス使っているため、容量が5,000mAhじゃ心許ない。安心の10,000mAhを選びたい。
さらにさらに、急速充電にも対応しているとなると、
おそらくみんな、ほぼ同じスペックの下記4つに辿り着くのではないでしょうか。
タイトル通り、ワタシは最終的に『Anker Power Bank (10000mAh 30W)』を選んだわけですが、
この『究極の4択』の中で、なぜ『Anker Power Bank (10000mAh 30W)』を選んだのか、を今回お届けしたいと思います。
モバイルバッテリー選びに「唯一の正解」なんてものはなく、人によっての「最適解」って違うはず。
なので、「こういう選び方もあるのね」といった “ひとつの参考” にしていただければ幸いです!
iPhoneで急速充電が可能な10000mAhのモバイルバッテリー4選
今回探すモバイルバッテリーの必須スペックは2つ。
- iPhoneの急速充電に対応 (27W前後の出力)
- 容量は10,000mAh (iPhoneのフル充電約2回分)
この2つの条件を満たした上で、「コンパクト」とか「軽量」などの付加価値を加味すると、
冒頭に書いたように、最終的にスペックがほとんど同じ下記の4つに絞られると思います。
モバイルバッテリーを探しているとほぼ毎回出てくるスタメンみたいな4製品。
では、この4製品のスペックを一覧表にしてまとめてみます。
Anker Power Bank (10000mAh 30W) | Anker Nano Power Bank (10000mAh 30W Built-In USB-C Cable) | CIO SMARTCOBY Pro | CIO SMARTCOBY Pro CABLE | |
---|---|---|---|---|
特徴 | ベーシック | ケーブル付属 | 最軽量 | ケーブル付属 |
容量 | 10,000mAh | 10,000mAh | 10,000mAh | 10,000mAh |
サイズ | 99 × 52 × 26 mm | 104 x 52 x 26 mm | 77 × 56 × 26 mm | 83 × 66 × 26.3 mm |
重さ | 約220g | 約215g | 約178g | 約198g |
ポート数 | 3 USB-C x 2 USB-A x 1 | 3 USB-C × 2 USB-A × 1 | 2 USB-C × 2 | 2 USB-C × 2 |
PD対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
パススルー充電 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
入力(最大) | 18W | 30W | 30W | 35W |
出力(最大) | 30W | 30W | 30W | 35W |
価格 ※2024年2月時点 | 5,990円 (税込み) | 6,490円 (税込み) | (税込み) | 5,038円6,578円 (税込み) |
Amazon ページ | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon |
……あれ?
CIO SMARTCOBY Pro CABLEの圧勝じゃ?
そうなんです、ほとんど同じスペックとはいえ、細かく比較するとCIO SMARTCOBY Pro CABLEがダントツで優秀。
ではなぜ、これといったアドバンテージのない『Anker Power Bank (10000mAh 30W)』を選んだのか。
ここからはスペック表には現れない選定理由のお話です。
選定理由①:ケーブルレス
『Anker Power Bank (10000mAh 30W)』を選んだ1つめの理由は「ケーブルレス」
つまり、本体にケーブルが内蔵されていないということ。
ケーブルを忘れる心配がないし、
絶対ケーブル内蔵の方が便利じゃん。
って、思ったの。最初は。
しかし、このケーブルが諸刃の剣、弱点でもあるんです。
「ケーブル切れちゃったらどうなるの?」
そう、カバンの中でもなんでも、何かの拍子でケーブルがダメになってしまったら、ジ・エンド。
本体に問題がなくても文鎮化してしまうので、なんだかすごーくもったいない。
ケーブルレスであれば、ケーブル自体の交換ができるため、そういった心配がありません。
※とはいえ、ケーブル自体は結構頑丈な作りです!
Ankerのケーブル内蔵モバイルバッテリーが気になる方は下記の記事も参考にどうぞ!
そしてもう一つ気になるのが内蔵ケーブルの長さ。
モバイルバッテリーは置いて使いたい派としては、内蔵のケーブルだとちょっと短い。
Anker公式では指にかけて使っていますが、これは疲れそうだなって。
ここで、残念ながらケーブル内蔵の『Anker Nano Power Bank (10000mAh 30W Built-In USB-C Cable)』が脱落。
「ケーブルを傷つける心配はない」「そもそも充電中はスマホをいじらない」など、ケーブルがデメリットにならないようであればケーブル内蔵は超便利。
優勝候補の『CIO SMARTCOBY Pro CABLE』もケーブル内蔵ですが、こちらはケーブルの取り外しできるためギリギリセーフ。ということにしておきましょう。
選定理由②:緊急時の信頼性
2つ目の選定理由はちょっとネガティブな消去法。
モバイルバッテリーを使うときって、災害時はもちろん、日常でも【緊急時】に使うケースが多いはず。本来 “スマホの電池を切らさない” ためのアイテムですから。
なので、本質に戻って【プロダクトの信頼性】ってめちゃくちゃ大事だと思うんですよ。
持ち歩くガジェットって、最近はちょっとファッション感覚でもあるから忘れがちですけども。
で、ですね
ディスりたいわけではなくて、あくまで忖度のないお話なのですが、
CIOの充電器は、少し使ってからの故障・トラブルが多いことが有名。
※調べるとすぐ見つかると思います
もちろん全ての商品が良くないってわけではないですし、アタリ・ハズレが出てしまうことも重々承知しています。
ただ、
モバイルバッテリーは緊急時に使うものなので、
いざというときに「ハズレだったね」では困るわけで。
主に故障が目立つといわれているのが「充電器」なので、「モバイルバッテリー」はどうなのかわかりませんが、思いのほかネガティブな評価が多いことも事実。
加えて、提供として紹介しているYouTuberも、軒並みカバンの中身などに含まれていない(実際は使っていない?)ケースが散見されることを踏まえると……
一旦、ステイ。
大事なことなので、念のためもう一度だけ言っておきますね
ディスりたいわけじゃあないんだ!!
スペックを見ると、めちゃくちゃ魅力的ですし、良い評価もいっぱいあります。こんなこと言っておいて、数カ月後には「CIO、最高!」とか言ってるかもしれません。
が、
今回はベンチで待機していただこうかなって。
Anker Power Bank 10000mAh 30W┃レビュー
最後に、今回優勝した『Anker Power Bank (10000mAh 30W)』を簡単にレビューしていこうと思います。
カタログスペックはほどほどに、実際の持ち運びがイメージできるよう、サイズ感や使い勝手を中心に紹介していきますね!
付属品とサイズ感
本体の他、付属品は上の4点。
- 本体
- トラベルポーチ
- USB-C to USB-C (0.6m)
- 取扱説明書
- カスタマーサポート
本体のサイズは【99 × 52 × 26mm】、重さは【220g】というのが公式スペック。
重さの実測は【215g】だったので少しだけ軽いです。
次にサイズ感。
Anker Power Bank (10000mAh 30W) は世界最小クラスを謳っているだけあって、
成人男性の手であれば、指で摘めちゃうくらいのサイズ感。
※10000mAhかつUSB-Cポートを2つ備えた3ポート搭載で世界最小クラス
5,000mAhクラスと比べると大きいですが、10,000mAhでこのサイズ感ならかなりコンパクト。
iPhone15Proと並べるとこんな感じ。
そして、メインで使っているAnker PowerCore Fusion 10000と比べるとこんな感じ。
重さはAnker PowerCore Fusion 10000の「280g」に対して、Anker Power Bank (10000mAh 30W) は「215g」なので65gの軽量化。この差は小さいようで大きい。
Anker PowerCore Fusion 10000は2in1のハイブリッド型なので、比較するのもナンセンスですが「持ち運びする」という側面でみると、サイズ・重さともに同じ10,000mAhでもだいぶコンパクトになりました。
特徴と使い勝手
Anker Power Bank (10000mAh 30W)は名称通り、
容量が10,000mAh、出力は最大30Wというスペックなので、充電できる回数はiPhoneで約2回のフル充電、急速充電にも対応しています。
スマホ2回分の容量なんて必要がないように感じるかもしれませんが、
万が一、災害時の防災グッズとして考えると
かなり安心感のある容量だと思います。
特に夫婦やカップルであれば、
2人ともフル充電が可能なのは大きい。
さらに安心なのは、フロントの液晶ディスプレイにバッテリー残量が1%単位で表示されること。
しれっとiPhoneと似た表示形式なのも気が利いてます。
バッテリー残量の横には
- 出力時:給電可能な時間
- 入力時:満充電までの時間
が同時表示されるので現状を把握しやすく、使い勝手として最高に便利。しかも見やすい。
また、本体サイドのボタンを2回押すことで「低電流モード」に切り替えることができるため、イヤホンやスマートウォッチなど入力電力が低いデバイスにも安全に充電をすることができます。
Anker PowerCore Fusion 10000にも、概ねのバッテリー残量がわかるインジケーターはあるのですが、1%単位の液晶ディスプレイの方がやっぱり圧倒的に見やすい。
この使いやすさで、ポート数がUSB-C×2、USB-A×1の計3つ。
いざというときは『USB-CのiPhone』『LightningのiPhone』を同時に、いや、何でもござれ!はさすがに強い。
普段の持ち運びにも嵩張らないし、欲しいスペックは全部入っているし、
もう、普通に買ってよかった。
iPhoneのモバイルバッテリー「Anker Power Bank 10000mAh 30W」レビュー┃まとめ
iPhoneのモバイルバッテリー『Anker Power Bank (10000mAh 30W)』のレビューと、並み居る競合から選んだ理由についての紹介でした。
Anker Power Bank (10000mAh 30W) は尖った性能こそありませんが、必要なスペックは全部入りで、これからのスタンダードとなる定番モデル。
「いや、パススルーは必要だ!」とか人によって最適解は違ってくるはずですが、ワタシは家族や大切な友人にもオススメできるくらい、本当に買ってよかった。
もしちょうどいいモバイルバッテリー選びで迷っていたら、ぜひ候補の筆頭にあげてみてください。
うしろから「それにしな」って囁くので。