知っている人は知っている。
知らない人はもちろん知らない。
当たり前のことなのですが
ワタシは今年に入ってから知った面白い本屋さん
天狼院書店
詳しいわけではないですが
知れば知るほど面白い本屋さんだったので
知ったきっかけも含めてご紹介させていただきます。
怪しいようで怪しくない
天狼院書店のことを知ったのは、本当に些細なことでした。
たまたま入ったタリーズコーヒーで、
「タリーズとスタバってどこ行っても近くにあるなぁ」
なんて思い、なんとなく調べていたら
こんな記事を見つけました。
記事の内容も「なんかわかる」といった共感の気持ちと
文章が物書きさんのようで面白いなと思っていたのですが
後半のインフォメーションに
「天狼院・・書店・・?」
失礼を承知で正直に言いますと、
かなり怪しいと思いました。
なんとなく、本当になんとなくなんですが
「知らない、触れない方がいいこと」
なのではないかと直感的に思ったんですね。
今となっては失礼ですが・・
ただ、「書店」と書いてあるので
本屋さんなんだろうなとはわかります。
ワタシは本が好きですので、少し気になっていたのですが数日は放置。
でもやっぱり気になるので改めて調べてしまいました。
調べた上でわかったことは、
本が好きで好きでたまらない本屋さん
ということ。
でも、やはりわけがわからない。
先入観で物事を判断しないようにしたいですね。
時と場合によりますが・・
天狼院書店とは
歴とした本屋さんです。
公式サイトに代表の三浦さんのプロフィールが記載されているのですが
書き方含め、ただただ面白い。調べてみても面白い情報がたくさん出てきます。
天狼院書店
東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
OPEN : 平日12:00~22:00 土日祝10:00~22:00
公式サイト : http://tenro-in.com
※上記内容は2016年8月現在の情報です
実際に店舗へ行ってみたのですが、
JR池袋駅から、割と歩きます。
個人的な感覚でいえば、結構歩きます。
ただ、初めて行く場合は見過ごさないように慎重に歩くとことが多いので
場所がわかってしまえば気にならない距離です。
・・駅近とは言えないと思いますが・・
店内は広いわけではないですが落ち着いた雰囲気。
ドリンクや席の提供もあり、休憩所としても利用可能!
さらに他の本屋さんで購入した本を読んでもいいという本屋さんの概念を壊してきます。
面白い提案
最近は本屋さんへ行かなくてもネットで手軽に書籍の購入ができますが、
本屋さんならではの面白い提案をしています。
本の中身が分からない
立ち読み禁止とか、そういった話ではありません。
本を黒いブックカバーで覆い、ビニールで封をして
誰の、なんという本なのか全く分からない状態で売られている本があります。
天狼院書店では【秘本】と呼んでいるそうです。
もちろん中身自体は普通の本屋さんで売っているもの。
ただ、買ってみてからのお楽しみというスタイル!
すでに持っている本かもしれません。
さらには、購入にあたり中身に関して絶対に他人にバラしてはいけない約束。
紳士協定ですね。
ワタシはこの秘本を目当てに店舗へ伺ったのですが
秘本は一冊ではなく、シリーズになっていることを店員さんが教えてくれました。
店舗へ伺った時点ではシリーズは6つ目。
また、秘本は一定期間が過ぎると【ご開帳】というカタチで
中身が開示されるようです。
そのため、シリーズの1、2、3、飛んで5はご開帳済み。
6もそろそろご開帳しますと教えていただきました。
「ん?4は?」
皆さんも同じことを思ったかと思います。
ワタシも素直に疑問だったので尋ねてみました。
「4は恐らく、一生ご開帳されることはないと思います」
なんか気になりますよね、そう言われてしまうと。
「買ってみないと、一生わからない」なんて。
実際に今後開帳する、しないかに関わらず、なんとなくワクワクしませんか?
・・ワタシだけですか・・?
そもそもの目的が秘本という概念というか体験だったので、
迷うことなく4番目を購入しました。
ちなみに4番は二冊セットになっています。
約束通り、中身に関しては触れませんが
中身がわからないという遊び心が好きな方、ぜひ試してみてください。
4番に限らず、これから新しく出てくる秘本もお薦めですね!
後から知ったことなのですが
天狼院書店での4番のキャッチコピーは
もしあなたが少しでも「生きづらい」と感じていたら、
あるいはこの本が特効薬になるかもしれない
参加型のいろいろな活動をしている
本屋さんなのですが、
天狼院書店では【部活】や【ラボ】と称していろいろな活動をしているようです。
しかも、お客さんと一緒に・・
旅部、落語部、ファッション部、サメ部 (?) などなど。
他にも劇団もやっていると伺いました。
個人的に一番気になった活動がフォト部。
Instagram内でグランプリを開催してチャンピオンを決めているそうです。
店員さんに写真を一部見せてもらったのですが、綺麗で上手・・素敵です!
天狼院フォトグランプリ〔PHOTO GRAND PRIX〕Instagram
プロのカメラマンさんが先生となって品評会や撮影会を開く一方、
グランプリには先生もしっかり参加者として参加している。
なんか、自由なんだなと思います。
やりたいことを素直にやっているんだなと。たとえ思い付きでも。
そんな自由でアクティブな本屋さんというのがとても魅力的ですね。
ワタシも写真が好きなので、いつか気が向いたら参加してみたい、かも。
まとめ
表参道に「自分のSTYLEを見つけることができる書店」というコンセプトで
ファッションとコラボレーションした新店舗「天狼院STYLE」をオープンするなど
縦横無尽な本屋さん、天狼院書店。
このなんとも言えない危なっかしさと魅力を半分もお伝えできていないかもしれない。
ですが!
興味がありましたらぜひ、行ってみてください!
「行けないよ・・」って方にも、通販も行っているようですのでご安心を!
比較するのは野暮なんですが、
ヴィレッジヴァンガードのような本屋さんが好きな人には特にオススメです!
余談
天狼院書店の秘本では、
過去に「糸井重里秘本」という特別な回があったそうです。
糸井重里さんお薦めの本。
現在はご開帳されているので中身がわかるのですが、
迷っている方は「このクオリティの本が秘本になるのか」
といった参考までに読んでみるのもいいかもしれません!