こんにちは、イシキ (@isiki6) です。
みなさんのデスクでは有線ケーブル、使ってますか。
私はこれまでデスク上はできるだけ無線にしたい『無線信奉者』だったのですが、キーボードのBluetoothが不安定になったことをきっかけに『キーボードだけは有線派』に鞍替え。
ただ、せっかく有線にするならコイルケーブル仕様にしてデスクをおしゃれに整えたいと思いまして、カスタムUSBケーブルの雄「CableMod」で自分好みのコイルケーブルをオーダー。
これがさすがのクオリティで、
「次も絶対ここで買う」ってくらい大満足。
少しニッチな話題ですが、かなり推せるケーブルだったので、今回はCableModのコイルケーブルについてレビューしていこうと思います。
- コイルケーブルを使うメリット・デメリット
- CableMod「コイルケーブル」のレビュー
- CableModでカスタムできる箇所
- CableModのオーダーのやり方
たかがケーブル。されどケーブル。興味のない人から見ればなんのこっちゃな話なのですが、
“デスクを整えたい民” にはかなり大事な要素。
CableModはカスタムの自由度が高いので、人と被らないオリジナル仕様のケーブルを見つけたい方はぜひ参考にしてください!
キーボードにコイルケーブルを使うのは、なぜ?
そもそも、なぜキーボードに有線のコイルケーブルを使う人が多いのでしょうか。海外のデスクセットアップを見ていると、かなりの確率でコイルケーブルが使われていますよね。
なぜなのかを調べてみると、
キーボード周りでコイルケーブルが使われる理由は、「見た目」と「実用性」の2つの面があるようなんです。

①見た目:視覚的・デザイン的アクセント
1つは見た目、デザイン的なアクセント。
ガジェットやデスクのセットアップ好きにとって、
ケーブル自体も “見せる要素” のひとつとなっているんですね。
コイルケーブルは通常のUSBケーブルとは違って、
『コイル形状+アビエイターコネクタ(金属コネクタ)』という強強デザイン+カスタム性に優れているので、自分のデスクの雰囲気に合わせた統一感やドレスアップを演出することができます。


そう、デスクで気分がアガるかどうかは超重要。
デスクで気分がアガる→生産性がアガる→収入がアガる→実質無料
という図式が成り立つんですね。
……成り立ちはしないですね。
②実用性:ケーブルマネジメント・取り回しの自由度
2つ目は実用面。
コイルケーブルは見た目だけだと勘違いされがちですが、ケーブルマネジメントの面で見てもこれまた優秀。
ケーブルがコイル状に巻かれていることで伸びたり縮んだりできるので、接続距離や配置変更(レイアウト変更)にある程度対応しやすいという利便性があります。

通常の直線ケーブルだと、デスク上で余ったケーブルがだらっと垂れたり絡まったりしがちですが、コイル状であれば余った分をデザイン的に “見せる” ことができるため無駄に隠す必要がなく、ケーブルマネジメントの側面から見ても「整理しやすい」という利点があるんですね。
- デザイン面:ケーブル自体を “見せる要素” にすることでデスクのアクセントに。アビエイターで特別感も◎
- 実用面:レイアウト変更や配置変更などで距離が変わっても、コイル部が伸縮するためケーブル管理がしやすい
コイルケーブルのメリット・デメリット
コイルケーブルのメリット・デメリットについても簡単にまとめておきましょう。
コイルケーブルのメリット
見た目・デザイン性が高い
前述したように【コイル形状+カラーバリエーション+アビエイターコネクタ(金属コネクタ)】という組み合わせがデスク上でアクセントになり、「ケーブルを“見せる要素”にする」という点が強調される。
ケーブルのたるみ・絡まり(ケーブル管理)を軽減
コイル状にまとまっているので、余ったケーブルの垂れ下がりや絡まりを防げる。
取り回し/距離の自由度が少し増す
コイル部が伸縮することにより、キーボードとPCの距離が変わったりレイアウト変更する際に “少し伸びる” ことで余裕をもって調整ができる。
コイルケーブルのデメリット
実質的な性能向上ではない
これはデメリットと呼べるかわかりませんが、ケーブルがコイル形状だからといって、入力遅延が減るとかUSB信号が良くなるといった「実質的な性能向上」をするわけではないので注意。
コスパ・価格が高くなる
コイルケーブルはカスタム仕様(カラースリーブ+アビエイターコネクタ)になっていることがほとんどなので、(品質保証された製品であれば)通常の直線ケーブルと比較して価格が高めになりがち。
- メリット:見た目が抜群。デスク上でケーブルの管理、調整がしやすい。
- デメリット:性能面が向上するわけではない。そして高い。
ここまで読んで、もうなんとなく気づいているとは思いますが、「コイルケーブルを使う理由」「コイルケーブルのメリデメ」を総評すると、
見た目がカッコいいから使う。
多少高くても。
というのが本音です。
CableMod「コイルケーブル」レビュー
CableModとは

CableModは主にカスタムケーブルを製造・販売しているブランド。
キャッチコピーは
「Cables Perfected.(完璧なケーブル)」
すごい自信だ。
しかし!これは大言壮語ではなく、ケーブルの品質はトップクラス。後述しますが、カスタム注文ではアビエイターコネクタ(金属コネクタ)のコーティング方法まで選べる、いわゆる高級ケーブルに属するブランドです。
開封・同梱物
では、さっそく開封していきましょう。

まず驚かされるのは、紙の化粧箱ではなく専用のケースで届くこと。
ケース自体の作りもしっかりしていて、ガジェットポーチとして普通に使えるレベルです。

また、内側は起毛素材となっていて、マジックテープでケーブルを固定することができます。


↑開封するとこのような状態で届きます。スポンジのクッション材でしっかり保護されている点も気が利いていますね。

- PC側のケーブル
- キーボード側のケーブル
- ギャランティカード
- ケーブルクリップ(シリコン製)
- ケーブルバンド(シリコン製)
- CableModロゴシール
- 専用ケース
ケーブル本体・カスタム内容
次はケーブル本体を見ていきましょう。
カスタム内容(選んだ項目)を併せて記載しているので、サイズ感や色合いなど、注文する際の参考にしてください。
カスタム内容
| レイアウト Layout | Pro Coiled Complete Cable |
| スリーブ Sleeve | Dual Sleeve ブラック / カーボン |
| キーボード側端子 Connector – Keyboard | USB-C ブラック / パウダーコーティング |
| PC側端子 Connector – Host | USB-A ブラック / パウダーコーティング |
| キーボード側のコイル Orientation – Coil Direction | Left 左 |
| コネクタ側のコイル Orientation – Coil Exit | Upwards 上向き |
| アビエイターコネクタ Quick Disconnect (QDC) | Slimline シルバー / アルマイト加工 |
| キーボードからコイルの長さ Keyboard To Coil | 40mm / 1.6″ |
| コイルからコネクタの長さ Coil To QDC | 50mm / 2″ |
| コネクタからPCの長さ QDC To Host | 1750mm / 70″ |
| コイルの長さ Coil Length | 100mm / 4″ |
| コイルサイズ Coil Size | 13mm / 0.5″ |
今回はコイル部分を【できる限りコンパクト&存在感はしっかりと】というカスタムにしたかったので、基本的には最小サイズ。コイルサイズのみ標準にしています。
- コイルサイズは標準(13mm)
- 基本的な「長さ」はすべて最小最短
- コネクタからPCまでは長めに設定(1750mm)

数字だけ見てもイメージしづらいと思うので、参考までにマウスとサイズ感を比較してみます。



コイル部の巻き上げはかなりしっかりしているので、よっぽど強く引っ張らない限り、型崩れすることはまずない強度と硬さです。

ケーブルの編み込みもかなり繊細。
写真だと伝わりづらいですが、質感は値段相応か期待以上。実際に手で触れると「あ、これは高いやつだ」と直感できるくらいクオリティが高い。

USB端子のパウダーコーティングはサラサラと手触りが良く、もちろんムラや剥がれとは無縁の仕上がり。



アビエイターコネクタ(Quick Disconnect)は
スリムライン(LEMOタイプ)のアルマイト加工仕上げ。
ほぼ呪文ですね……
CableModでは一般的なサイズのアビエイター(GX16)か、スリムライン(LEMOタイプ)を選択することができます。

この2つの違いは見た目や大きさのほか、接続部の固定方法も異なり、GX16の接続はネジ固定なのに対して、スリムラインは爪をひっかけて固定します。

アビエイターの選択に関しては好みになりますが、
個人的には『ゲーミングやメカニカルな雰囲気を重視』したい場合は通常のGX16。
macやLofree FLOW2のように『Appleを意識したスタイリッシュな雰囲気』にするならスリムラインが似合いそう、と感じています。
デスクセットアップのTips
ここで少しだけ寄り道。
デスクでコイルケーブルを使うに当たってのちょっとしたTipsです。
有線接続ができるキーボードって、USBケーブルの差込口が左右上下さまざまですよね。
イシキさすがに下はないと思うけど
そんなとき、回転して角度調整ができるマグネット変換アダプタを一つ持っておくと超便利。


ただのUSBの変換アダプタではなく、回転できるタイプになっていることがミソ。
このタイプであれば、どこに差込口があるキーボードでも対応可能になります。










ワタシはENDLESSHINEのものを使っていますが、同じ機構ならOK。マグネット式なので他のキーボードにも流用ができて、とにかく快適。
キーボードを複数所有しているなら持っていて損しないナイスアイテムでございます。
カスタムオーダーのやり方
CableModでは、自分オリジナルで作るカスタムケーブルのほか、既製品として完成した状態のケーブルも販売されています。
が、今回はせっかくなので、オリジナルで作るカスタムケーブルの注文方法を紹介したいと思います。
手順は全部で8ステップ。
画像は拡大できるので、見にくい場合はタップで大きくしてください!


レイアウトの項目では、
カスタムする「ケーブルのレイアウト」を決めていきます。
ここでは上で紹介したものと同じ「完全なケーブル」「PRO COILED」で進めていきますね。


ハードウェアの項目では、主にキーボード側とPC側に接続する「USB端子」の選択になります。
- 上:キーボードはRGB対応か
- 中:キーボード側のUSB端子
- 下:PC側のUSB端子


コイルの項目では「コイルの向き」を選択します。
- 上:キーボード側のコイルの向き
- 下:PC側に向かうコイルの向き
キーボード側の向きは、左右どちらを選んでもひっくり返せば同じようなものなので、今使っているメインキーボードに合わせた方向でいいと思います。
PC側は「上向き」がベター。


ケーブルスリーブの項目では「ケーブルの種類」を
3つのタイプから選択できます。
- DUAL SLEEVE:最大2色
- MODMATCH:単色
- MODMETAL:ステンレススチール製(+5$)
「MODMATCH」は単色としての発色の良さ、「DUAL SLEEVE」はカラーカスタムができることが特徴です。
ちなみに、どれを選んでもこの段階で色は選べず、【ステップ⑦】で選択できるようになります。


長さの項目では「各部ケーブルの長さ」をスライダを使って調整していきます。
- コイルの長さ
- コイルサイズ
- キーボードからコイルへ
- コイルからQDCコネクタ
- QDCコネクタからパソコン/ホスト
「ケーブルの長さ」に関しては “自分仕様カスタム” の醍醐味でもあるので、実際に手元で測りながらイメージすると満足度はさらに高くなるはず。
「コイルサイズ」のみサイズを変更すると画面に反映されるので、直感的に選べるのがいいですね。


カラーの項目では「各部パーツの色」「USB端子のコーティングの種類」「QDCの種類」を選択できます。
- キーボード側USBの色とコーティングの種類
- PC側USBの色とコーティングの種類
- キーボードからQDCのスリーブの色
- QDCからPCのスリーブの色
- QDCの色と種類










カラー、アビエイター、コーティングの選択は、
カスタムオーダーの大トロ部分。
ここでの自由度はかなり高く、キーボード側とPC側で色や種類(コーティング)を分けたり、アビエイターのリングにアクセントカラーを入れることも可能。
極端にするとこんなことも出来ちゃうわけです↓




このページだけで軽く数時間が溶けると思います。
そして何パターンも欲しくなるという沼に足を踏み入れることになるんですね。


すべての選択が完了すると、ケーブル構成の確認画面が出てきます。
ここで間違いがないかを確認し、問題がなければそのままオーダーして、購入完了です。
お疲れ様でした!
送料と到着までの期間
最後は「送料」と「到着までの期間」について。
執筆時点での情報となりますが、
筆者の場合は送料が20$、注文から到着まで約2周間ほどでした。
公式案内では、到着まで最大3〜4週間、24時間以内のキャンセルも可能となっているので「やっぱり〇〇を変えたい!」となっても、結構間に合います。


CableMod「コイルケーブル」レビュー┃まとめ


デスクをおしゃれに整える、CableMod「カスタムコイルケーブル」のレビューとご紹介でした。
コイルケーブルを使うまでは「デスクの上はスッキリさせたい」と頑なに有線を避けていたのですが、使ってみると、あらビックリ。むしろ有線を使いたい。



今じゃカラバリが欲しい
コイルケーブルはデスクの印象がガラッと変わるので、レイアウト変更にももってこい。
同じように無線派の人は、ぜひ騙されたと思って一回試してみてください。












