こんにちは、イシキ(@isiki6)です。
FELLOWの電気ケトルを使い始めてからちょうど一年。
日を追うごとに人気が高まっている印象すらあるFELLOWのケトルですが、
ここまで人気になってくると、
・一体、何がそんなにいいの?
・なんでこんなに人気なの?
・他の電気ケトルと何が違うの?
なんて疑問が浮かぶと思うんです。
もし、ワタシ自身が使っていなかったら絶対気になっていたと思います。
または、名前は知っていて
「実際どうなんだろう」と、買うかどうかを検討している人もいるかもしれません。
そこで今回、
FELLOW Stagg EKG電気ケトルについて
実際に一年間使って感じたこと、使い勝手をレビュー形式でご紹介したいと思います。
ちなみに、FELLOWの電気ケトルを使う以前はHARIOのV60ヴォーノを5年ほど使っていたので、ドリップ環境的に近い人も多い…かもしれません。
電気ケトル難民の皆様へ、
この記事が少しでも参考になれば嬉しい限り。
FELLOW 人気の理由は【機能美とデザイン美】
FELLOW Stagg EKG 電気ケトル (以下FELLOW電気ケトル) の人気の理由、それは…
機能とデザイン、どちらも揃っている
ということ。
見た目が良いけど機能がいまいち
機能は良いけど見た目がいまいち
というように、
どちらか一方が優れている、劣っているわけではなく、どちらも優れていることがポイント。
それも、かなり高い次元で両立しています。
デザイン面では枝のような有機的なハンドルとマットなボディの調和がとても美しく、
エルゴノミクス(人間工学)に基づいて設計されているためとにかく持ちやすい。
では、スペックに関してはどういった点で優れているのか。
FELLOWの基本スペックや他のケトルとの比較をしながら1つずつ見ていきましょう!
FELLOW Stagg EKG 電気ケトルのスペック
まずはFELLOW電気ケトルの基本スペックを。
- 電源ベースサイズ:縦171mm・横171mm・高さ23mm
- 本体サイズ:底直径145mm・高さ175mm
- 重さ①:820g (本体のみ)
- 重さ②:1,274g (ベース含め)
- 容量:0.9リットル
- 温度調整:1℃単位
- ストップウォッチ機能:あり
- 保温機能:あり
※本体重さ①を除き、全カラー共通スペック
サイズ感や重さは想像できますが、
スペック表だけでは何が優れているのか、ちょっとわかりづらいですよね。
さらにスペックには表れない “体感” も大事なポイントだと思います。
とはいえ、スペック表からわかる “優れている点” を他の電気ケトルと比較しながら見ていこうと思います。
また、今回はブラックのケトルを使っていますが、
FELLOWケトルの他のカラーは下の記事でまとめていますので
よかったらチェックしてみてください!
余談ですが
2022年3月現在は世界的にホワイトが人気だそうです!
人気の電気ケトルと比較
ここではコーヒー用 (ドリップ) 電気ケトルの中でも特に人気の高い機種とスペックを比較してみました。
人気機種とスペック比較
製品名 | Stagg EKG | BALMUDA The Pot | EGL-C1280 |
メーカー | FELLOW | BALMUDA | 山善 |
イメージ | |||
重さ(本体) | 820g | 600g | 600g |
容量(満水) | 0.9L | 0.6L | 0.8L |
温度調整機能 | 1℃単位 | なし | 1℃単位 |
保温機能 | 60分間 | なし | 60分間 |
ストップウォッチ機能 | あり | なし | なし |
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コーヒー用電気ケトル界ではスペック、人気ともにトップクラスの機種ですが、
上の表で比較してみるとわかる通り、
他の人気機種に備わっている機能を
FELLOWの電気ケトルはすべて網羅しています。
さらに容量はクラス最大級の900ml。
ドリップを淹れる際も、ペーパーの湯通し(リンス)を含め4杯分以上がラクラク入る大容量。
また、コーヒー用の電気ケトルとはいえ、実生活ではコーヒー以外でも使う場面は多いもの。
お湯が足りずに何度も沸かすより、一度で沸かせる容量を備えているのは手間も経済的にも◎
一般的な電気ケトルと異なり、
設定した温度とリアルタイムの温度を1℃単位で調整、確認ができるので、お茶や白湯などコーヒー以外の湯温に対してもかなり柔軟に対応できます。
後述しますが、
沸騰中に設定温度を変えることも可能。
唯一ネックとなる本体の重さ、
実はハンドル(持ち手)をウッドに替えると軽量化されます。
詳しくは別の記事でまとめているので、
興味がありましたら読んでみてください!
FELLOW Stagg EKG 電気ケトルの【特徴と使い方】
ここからはFELLOW Stagg EKG電気ケトルを実際に使用して感じた使い勝手やスペックに表れない特徴、基本的な使い方をご紹介していこうと思います!
【基本の使い方】温度設定・保温・ストップウォッチ
FELLOWの電気ケトルは基本的に電源ベースの右ボタン(電源ボタン)のみで操作していきます。
電源ボタンはダイヤルと一体式になっているので、
「押す」か「回す」だけのめちゃくちゃ直感的な操作。
また、温度表示は【華氏(℉)】【摂氏(℃)】を選ぶことができますが、
ほとんどの人が【摂氏(℃)】で見慣れているはずなので、この記事では摂氏(℃)で話を進めていきますね。
温度設定
もっとも基本の操作。
まずは電源ベースの右ボタンを押して本体の電源を入れます。
電源がオンになると、左のパネルにFELLOWのロゴが出現、すぐに沸騰が始まります。
電源ボタン(ダイヤル)を回しながら好きな温度を設定。
ちなみに、
温度は40℃〜100℃まで、1℃単位で設定が可能!
また、温度の設定を行っている(ダイヤルを回している)ときは表示パネルの上部に「SET」の文字が出るので初めて使うときからわかりやすい。
そして沸騰中は
上部に設定した温度、中央に現在の水温が表示。
あとは設定温度になるまで待つだけ!
使い終わったら電源ボタンを押して電源を切ります。
次回以降も前回設定した温度が引き継がれているので、毎回設定しなおさなくてもOK!
※コンセントを抜くと初期設定(100℃)に戻ります
保温機能
次は電気ケトルに重要な保温機能。
保温機能のオンオフは電源ベース裏側のスイッチで設定ができます。
「HOLD」の文字が出ている状態がオン。
保温がオンになっていると、設定した温度が60分間保温され、オフの状態でも5分間は保温してくれます。
また、保温機能のオンオフはスイッチを切り替えるたびに液晶パネルに【ON・OFF表示】がされるので、毎回裏側を見なくても操作ができちゃう。
保温機能がONになっていると、設定温度に達した時点で表示パネルが「HOLD」の表示に変わるので
“意図しない保温” というミスも防げるんです。
こういった小さなところを見ても、ユーザーのリアルな使用環境をすごく考えられていますよね。
ストップウォッチ機能
痒いところに手が届くストップウォッチ機能。
FELLOW電気ケトルには簡易的なストップウォッチ機能が備わっていて、
電源ボタンを1〜2秒長押しするとストップウォッチモードに早変わり。
紅茶や緑茶のティーパック、またカップ麺など、
わざわざ他のデバイスでタイマーをセットしなくても、お湯を注いだその流れで時間を計れる。
これが思った以上にホント便利。
FELLOWのケトルは音が出ない?
これは良い面でも悪い面でもあると思うのですが、
FELLOWは音がまったく出ません。
というのも、音が鳴る機構が一切搭載されていないので、
設定温度までお湯が沸いても “お知らせ音” みたいなものがないんですね。
音が出る機器ってあまり得意ではないので、個人的にはめちゃくちゃありがたいのですが、
「音が鳴ってほしい」という人もいると思うので、音が欲しい派は注意が必要。
また、ノイズという意味では沸騰中もかなり静かな部類だと思います。
お湯を沸かしていたことを忘れちゃうくらい静か。
【隠し機能】ワーミー(WORMY)の出し方
これはちょっと “おまけ” みたいなもので、
FELLOWの電気ケトルには、
“ワーミー(WORMY)がFELLOWのロゴを食べる” というゲームが隠し機能?としてあります。
「お湯を沸かす」という本来の機能にはまったく関係のないものですが、こういった遊び心もFELLOWの人気を後押ししている要因かもしれませんね!
- ケトルを乗せたまま電源をオン
- ケトルを電源ベースから外す
- F/C(温度)スイッチを切り替える
- WORMY登場!ダイヤルで操作
可愛くないところが可愛い…
持ちやすい、注ぎやすい、扱いやすい
持ちやすさや注ぎやすさについて。
FELLOWケトルのもっとも特徴的なデザインでもある、ちょっと変わった形のハンドルはエルゴノミクス(人間工学)に基づいて設計されています。
なので、
とにかく持ちやすい。
持ちやすい、というより「握りやすい」の方が表現としては正しいのかも。
重心がハンドルに近い部分に設計されているため、手にしっかりとフィットし、少し傾けるだけでツツッとお湯が落ちてくれる。
少ない力なのにすごく注ぎやすい。
我が家は夫婦で使っていますが、女性でも扱いやすいと思います。
また、逆さにしても蓋が落ちないので
お湯を注いでいる最中に蓋を押さえる必要はありません。
もしどこかで実物を触る機会があればぜひ触って、試してみて欲しいのですが、
もう他のケトルに戻れなくなるくらい、
扱いやすさを実感できると思います。
湯量のコントロールは思い通り
最後は湯量のコントロールについて。
これは持ちやすさにも繋がっている要因ですが、
湯量のコントロール(調整)はかなりしやすい。
というより思いのまま。
ドバっと出ることなく一定の湯量が保たれているので、狙った場所に狙った量を落とすことができます。
太く落とすことも、細く落とすことも、
いわゆる「点滴ドリップ」だってこの通り。
このケトルは生き物なんじゃないかってくらい忠実かつ柔軟。
さすが世界のバリスタがこぞって競技大会で使用するレベルのケトル、その性能は折り紙付き。
「あれ?淹れるの上手になったかな?」
なんて錯覚してしまいそうなほど。
電気ケトルを検討する際は確実に候補の1つに入れてほしい。
そしてそのままFELLOWの沼にハマってしまえばいい!
FELLOW Stagg EKG 電気ケトル:まとめ
FELLOW Stagg EKG電気ケトルの紹介レビューでした。
このケトルの良さを改めて見てみると、
本当にドリップ用の超特化型ケトル。
- スペックはほぼ全部盛り
- デザインは美しい
- 人間工学に基づいた持ちやすさ
- バリスタに愛される扱いやすさ
…もう、ほとんど無敵。
ニッチな情報も多くなってしまうかもしれませんが、
今後もコーヒーツール、コーヒーウェアを紹介していきたいと思います!
余談ですが、たまーに聞かれるので
ケメックス(サムネイルに写ってるヤツ)はブラックのパーツ(正規品)に交換しています!