CHEMEX (ケメックス) のペーパーフィルターがなくなったタイミングで、ブルーボトルコーヒー ドリッパーを導入。
付属の説明書に「美味しいコーヒーの淹れ方」が書かれているので、その通りに淹れてみたところ…
美味しい!
豆の個性がガツンと出るので、他のドリッパー以上に豆にこだわった方がいいかも。
というのも、CHEMEXやHARIO (ハリオ) で慣れていると、想像以上に濃い。
個人の味の好みもありますが、同じ豆の量でもブルーボトルのドリッパーは抽出量が少ないのでちょっと濃く感じるんですね。
なので、質の良い&好きなコーヒー豆で淹れればかなり満足できる一杯になると思います。
今回は説明書に書かれている「美味しいコーヒーの淹れ方」とともに
実際に使ってみたレビューをご紹介したいと思います。
ブルーボトルコーヒー ドリッパーの概要はこっちの記事もぜひ読んでみてください。
☞ ブルーボトルコーヒーの “オリジナル新ドリッパー” を導入。シンプルでおしゃれな佇まい。
準備
用意するモノ
■コーヒーポット (ケトル)
■スケール
■ミル・グラインダー (なければ挽いてある豆を準備)
■コーヒーサーバー (なければカップに直接でもOK!)
■コーヒー豆 30g (挽いてあるコーヒー粉でもOK!)
■お湯 (1Lあれば十分)
今回は説明書の通りに淹れていきますが、
この中で特に「スケール」はないと結構厳しい…。
量と時間を同時に計れるタイプがベスト。
そういったスケールを使う前提で説明書にも書かれています。
慣れてくれば感覚で出来ると思いますが、コーヒー以外でも使えて何かと便利なので持っていて損はないはず!
かなりメジャーですが、HARIO (ハリオ) のV60スケールは低価格で超便利です。
コーヒー豆とお湯の量
コーヒー豆は30g。
挽き方は中細挽きにしておきます。
「グラニュー糖よりすこし細かい程度」と書かれているのですが、ここは個人の好みや体調によって調整しちゃって問題なし。
ワタシはナイスカットミル を使って、大体いつも2.5のメモリで挽いています。
前後の2や3で試してみたところ2.5が一番好みだったので基本は2.5にしていますが、何回か試して自分好みで調整するといいと思います。
お店で挽いてもらう際は「中細挽き」から試してみて!
お湯は1Lあれば十分。
説明書では「600〜700ml」と書かれていて、実際600mlでも余ります。
コーヒー抽出に使う (注ぐ) お湯の量は350mlとなっているので、
サーバーやカップを温めておくのにちょっとだけ余分に沸かしておくといいかなと。
STEP 1
ペーパーフィルターをドリッパーにセット
このフィルターがすんごく取りづらいです。
ウェーブして噛み合っているので、最初は取るときにウェーブがクシャクシャになると思います。
なので、取ったあとに整形してあげた方がいいかも。
挽いた豆をドリッパーにセット
こぼさないようにそーっとセットします。
コーヒー粉が全部入ったら軽くトントンして表面を平らに。
そして、ドリッパーとサーバー (またはカップ) をスケールの上に乗せて、スケールの設定を0にしておきます。
STEP 2
ペーパーフィルターに湯通しはしないでOK。
湯通しなしでも美味しくできるようにペーパーを作っているんだそうです。
そして、ブルーボトルコーヒーのドリッパーはお湯を4回に分けて注ぎます。
1湯目と蒸らし
まずはスケールのタイマーをスタート。
■約15秒かけて60gまでお湯を注ぐ。
最初の1湯目は、「外側から中心に向かって螺旋を描くように」注いでいきます。
外側といってもペーパーに直接お湯がかからないようにちょっと注意。
粉全体にお湯が浸透するようなイメージで注いでいくのですが、
15秒かけて60gなので、割と細めにお湯を注がないとすぐにオーバーしてしまいます。
喫茶店やカフェでよく見るような「ゆっくりゆっくり、細く細く」注ぐイメージです。
■60gまで注いだら30秒蒸らします。
STEP 3
2湯目
蒸らしが終わったら
■150gまで90gのお湯を注ぐ
2湯目は「中心から外側に螺旋を描くように」お湯を注ぎます。
1湯目とは反対です。
「美味しいコーヒーの淹れ方」によると、
ポイントは「表面にあるコーヒー粉を沈めること」
それにより、なだらかな水流が生まれ、コーヒーが撹拌されて一貫性のある抽出をすることができるんだそうです。
写真がイマイチですみません…。
STEP 4
3湯目
2湯目に注いだお湯がフィルターの底面近くまで下がってきたら
■15秒から20秒かけて、250gまで100gのお湯を注ぐ
2湯目が90gしかお湯を注いでいないので、あっという間に底面までお湯が下がります。
このドリッパーは抽出のキレがいいと言うのか、抽出されたコーヒーがポタポタ落ちずにピタッと止まるんですね。
なので、ピタッと止まる前に3湯目を注ぐようにしています。
2湯目を注いで15秒くらい経ったら3湯目を注ぐイメージ。
記載はされていませんが2湯目同様、ワタシは中心から外側に向かって注いでいます。
STEP 5
最後の4湯目
同じく3湯目に注いだお湯が底面近くまで下がってきたら
■20秒かけて350gまで100gのお湯を注ぐ
2、3湯目と同じように中心から外側に向かってお湯を注ぎます。
完成!
ドリッパーからコーヒーが落ちなくなったら完成です!
豆の種類によって多少前後はすると思いますが、
出来上がったコーヒーの抽出量は約300ml弱。
マグカップであればちょうど一杯くらいですね。
コーヒーカップだと一杯半くらいでしょうか。
気になったポイント・レビュー
ケメックスよりハリオに近い抽出量。でも味は違う。
最初の方にも書いたのですが、ケメックスで慣れていたので抽出量が少ない感じ。
30gの豆をケメックスで淹れると、大体600mlのコーヒーを抽出していたのですが、ブルーボトルコーヒーのドリッパーはその半分。
なので、抽出量はハリオのドリッパーに近い。
個人的にはもう少し抽出できたらいいなぁなんて思います。
そして、抽出量は近くても “味・濃さ” は全然違います。
ハリオは抽出口も広く、時間も短いので割とさっぱりしているのですが、こっちはしっかり濃いコーヒーが出来上がります。
「濃い」といっても、濃すぎるわけではなく、豆の個性がしっかり出ているイメージ。
「ちょっといい豆買おうかな」って気持ちにさせてくれるドリッパーだと思います。
コーヒーの味って、やっぱり人それぞれ好みが違うと思うんですが、アメリカンが好きな人はもしかしたら苦手…かも。
けど、質の良い豆を使う&自分好みの味を知っている人はどストライクな一杯になると思います。
他のドリッパーと比較するとテイストが結構違うので、ぜひ試してほしい。
Kalita (カリタ) のウェーブドリッパー はもしかしたらちょっと近いのかもしれません。
最後まで出し切っちゃってるけど、意外と問題ない
説明書の「美味しいコーヒーの淹れ方」には、4湯目を注ぐ段階までしか書いていないんですね。
「ここでドリッパーを外すよ」ってことが書いてないんです。
4湯目まで注ぐとトータル350gなんですが、コーヒーを出し切る前に外した方がいいのか、出し切っちゃっていいのか…
一般的に、コーヒーは最後まで出し切ると雑味が出るのでよろしくないって言われているので、どれくらい違うのか試してみました。
① 350ml注いで、出し切る。
② 400ml注いで、抽出量が300mlになったところでドリッパーを外す。
結果、そんなに違いがない。
ワタシの舌が音痴なのかも…しれませんが、
大きな差はないように感じます。
ドリッパーの抽出口が一つ穴で4.5mmしかないので、もしかしたら最後の雑味まで出し切れないのかもしれないですね。
オリジナルペーパーを買うのがちょっと面倒
このドリッパーは専用のブルーボトルコーヒー コーヒーフィルターを使うのですが、
直接ブルーボトルコーヒーの店舗で買うか、オンラインで買うかの二択なんですよね。
そこまで面倒ってわけでもないのですが、
どこかへ買い物ついでに補充するということができないのでちょっとだけ面倒。
近くに店舗がない人はオンライン一択になっちゃいますもんね。
Kalita (カリタ) やHARIO (ハリオ) のペーパーは簡単に手に入りますし、CHEMEX (ケメックス) のペーパーも割とどこにでも置いているので、メジャーどころと比較するとちょっとだけ面倒だなと思うところ。
一箱に30枚入って500円くらいなので、2〜3個くらいまとめ買いしといたほうが楽かもしれません!
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まとめ
ブルーボトルコーヒー ドリッパーの淹れ方・使い方&レビューの紹介でした。
といっても、基本は付属の「美味しいコーヒーの淹れ方」なんですけどね。
他のドリッパーと違った個性を持っているので、ちょっと試してみたい方はぜひ使ってみてください。
何種類かドリッパーを使い分けると、その日の気分で選ぶことができるのでちょっと贅沢な時間になりますよ!
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