休みの日、今日は家から出ないでゆっくり過ごしたい!なんて思っているワタシのような人へ
コーヒー飲みながら読書でも・・と思ってはみたものの、
読書は苦手・・・
なんて人、いるかもしれませんね。
漫画や雑誌は読むけど、活字は集中できないんだよなぁって人。
または、普通の雑誌に飽きてきちゃっている人。
ご安心ください。
今回はそんなアナタへいつもとは違ったお薦めの書籍をご紹介します!
そのジャンルの名前は、ZINE!
ZINEとは何?
「ZINEて何?」という方も多いのではないでしょうか。
実は何年か前から少しずつ日本でも火がついてきているカルチャーなので、「聞いたことあるかも」という感度の高い人もいるかと思います。
なのでまずはZINEとは何かというご説明。
ZINE(ジン)
まずは出生地
アメリカ生まれのカルチャーでございます。
語源は【MAGAZINE】
マガジン、雑誌ですね。
そう、ZINEとはざっくり言うと個人で製作した冊子のことです。
雑誌版の同人誌のようなイメージですね!
もともとはアメリカのアーティストやスケーターなんかが写真や詩、作品をホッチキスやテープで止めたものを販売したところから始まったもの。
何が魅力なの?
では、一体ZINEの何が魅力的なのかと言いますと
ZINEは、すごくDIY色・オリジナル色が強いところ。
表現方法の全てが自由なので、作者によってサイズも、内容もバラバラ!
写真もあれば詩集もありますし、イラストや漫画もあります。
自分発信で様々な手法を使い、自由に綴られている冊子!そこがZINEの最大の魅力です。
ZINE一つ一つが内容もデザインも全く違っていて、超個性的なところがとても素敵。個人製作なのでハンドメイドの温かみがあるものや、しっかり製本されている本格的なものまであります。もちろんページ数もまちまち。
さらに、一般的な書籍と違い大量生産をしていません。なので基本的には少部数になっています。リトルプレスなんて言ったりもしますね!数に限りがある中で偶然の出会いというのもまたZINEの魅力で趣だと思います。
そんな個人 (または団体でも) がある意味勝手に、自由に言いたいことを伝えている少部数冊子なので、内容に毒があるものも多数存在します!規制されていない素の訴えと言いますか・・一般書籍では規制されかねない表現も堂々と綴っているので刺激を求めてチョイスするなんて事もアリですね!
なので、読書が苦手な人や雑誌を買うまででもないって時にもオススメです。
試しにZINEを読んでみよう!
しっかりZINEの魅力を伝えられているかはちょっと自信ないのですが・・
何はさておき、一度手に取って読んでみることをお勧めします!
その日の気分に合わせてチョイスしてもいいですし、すごくニッチな写真集なんかもあるので自宅でリラックスする時用にマニアックなZINEを集めてみるのもいいかもしれません。ハマったらついつい新しいZINEを探したくなってくるはず。
問題は「どこでZINEを買えるのか」
バーコード付きの書籍ではないので普通の本屋さんのは置いていないんですね。ちょっと変わった本屋さんだったり、カルチャー色の強い本屋さんには置いてあったりするのですが、まだどこでも簡単に手に取るまでは普及していないのが残念なところ。
なので、今回はZINEが買える素敵なお店をご紹介します。
ZINEが買えるお店
全国的にも取り扱っているお店や専門店が増えてきていますが
その中でもZINEショップの代表
東急東横線の都立大学駅から5~10分ほど歩いたところにあるZINEの専門店。
こちらのMOUNT ZINE Shopには常時だいたい150冊 (種類) のZINEがあります。
古民家を改装したお店なので、入りやすく落ち着いた雰囲気。街自体も静かなのでゆっくりじっくり探すのに最適!
お店の中は壁面にZINEのサンプルがずらっと展示してあるので、その中から好みのものを選んで購入。
各業界のプロの方も青田刈りをしに来るとスタッフさんが教えてくれました。
なかなか圧巻ですね!どうでしょう?イメージできましたか?
ワタシもたまに立ち寄って色々と刺激を求めているのですが、記憶ではだいたい一冊500円前後が多いです。普通の作品集の1/10ほどの値段で購入できるのでとってもリーズナブル!まとめ買いもできます。個人的にジャンルに関係なくエッジの効いたZINEを手元に置いておきたい。というか集めたい。
不謹慎な話ですが有名な作家と違い、作者がいつ創作を止めてしまうかも亡くなってしまうかもわからないので、バタフライ効果と思って手にできるうちに意識して出来るだけ多くのニッチな価値観に触れておくのも面白いと思っています。超かっこよく言えば・・ですけど。
しかしながら「都立大学までなかなか行けない!」とか「行きたいけど時間が…」とかそれぞれ環境が違うと思います。
そんな人にも優しいのがMOUNT ZINE Shop!ONLINEの販売もしています!
Web Shop:https://zine.mount.co.jp/webshop/
中身をじっくり確認することはできないので、ほとんどジャケ買いですがそれもそれで面白い!
想像してた内容と全っ然違ったりして。けどなんとなく気に入っちゃったり。
MOUNT ZINE Shop
東京都目黒区八雲2-5-10
東急東横線 都立大学駅から徒歩6分
OPEN:木・金・土・日・祝:12:00~19:00
CLOSE:月・火・水
公式サイト:https://zine.mount.co.jp
※上記内容は2016年8月現在の情報です
他のお店
他にもZINEを取り扱っているお店はあります!
一つ一つ紹介してしまうと、恐らく皆さん読む気もなくなってくると思うので有名どころを。
代官山 蔦屋書店
http://real.tsite.jp/daikanyama/floor/shop/tsutaya-books/
SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS (SPBS)
http://www.shibuyabooks.co.jp
UTRECHT
http://utrecht.jp
などなど。
東京のお店ばかりで申し訳ない。ここに書いていないですけど地方にも取扱っているお店はいっぱいありますよ!
まとめ
いかがだったでしょうか。少しだけでもZINEに興味を持っていただけたら嬉しい!
一般に出回っていないからこそ面白いZINE。いつもの書籍ではなく家でリラックスする特別な時間にぜひ!個性的で刺激的なZINEに触れてみてください!
余談
ZINEで検索すると、恐らく【読む】というより【作る】内容のサイトが多いと思います。
ワタシの検索の仕方かもしれないですが・・
なので今回は【読む】方に焦点を当てたかったんですね。作っている方も増えていますし!
そして、読んだり集めたりして好きになってきたら作ることもお勧めします!
いやらしいお話ですが・・ワタシも以前ZINEを作って販売をしました。
正確にはこの記事を書いている今はまだ販売しています。
万が一ご興味があればご連絡いただけるとすごく嬉しい。
そう、販売場所はMOUNT ZINE Shop!
MOUNT ZINE Shopでは年に2回の募集期間中にエントリーすると取扱ってもらえるんです。
しかも!経歴などの審査なし!とっても気軽です。
【売る】という目的より
自分の言いたいことを誰にも邪魔されずにアウトプットして発表できる!
といった側面がとても素晴らしいしありがたい。
いや、売ることを目的とするのももちろん素晴らしいんですけどね。
なので気が向いたら自分で、または誰かと一緒に作ってみるのも面白い思います。
ムカつく上司あるある絵本とか結構人気出ると思いますよ。
余談なので、最後にワタシが作る際に参考にした本をご紹介。この本は読みやすくてZINEに限らず【紙媒体】自体が好きになると思います!印刷のお話とか。製本のお話とか。
ZINEについても、もっと詳しくなれますので、ZINEに興味が出てきた方はぜひ読んでみてください!