“ファッション” というワードを聞いたとき、
最も身近で、興味関心があるのはやっぱり “私服” ですよね。
よほど特別な状況じゃない限り、ほとんどの人はオフィスファッションではなく、
私服、カジュアルファッションの情報を探しているもの。
「オフィスカジュアル おすすめ」とか、「スーツ 常識」とか調べることもあるとは思いますが、
基本的に “ファッション” を調べるときは私服のことだと思います。
ここで問題なのは、
これまでファッションにこだわって来なかった人は、
どんな情報から取り入れればいいかわからないコト。
ブランド?コーディネート?ジャンル?
ネットではあまりにも情報が多すぎるし、
アパレル経験のあるワタシから見ると、
明らかに初心者をカモにしているサイトが多すぎる。
「これさえ揃えればOK」とか「簡単」とか「モテる」とか。
それと、今もあるのはわかりませんが「脱オタ」とか。
そういった類の謳い文句が書かれているところは、正直あんまり参考にならないと思っていていいと思います。
少なくとも、本質を飛ばして表面的なことが書いてあるので「ちゃんとしたオシャレ」からだいぶ遠回りしていると思っていた方がいいかもしれません。
街や電車の中でも、「素材はいいのに、もったいないな」って人が相当多いと個人的に思っています。
なので、
ファッションに興味を持ち始めた人に向けて、
誰も教えてくれない “ファッションの大前提” をお伝えしたいと思います。
上っ面に情報じゃなく、
アパレルでスタッフをしていた際にもお客さんへ伝えていた内容なので、
どこの誰ともわからない情報より、多少は参考になるはず。
できる限り力になれるよう、少しずつ発信していきたいと思いますが、
今回は本当に大前提をまずお伝えしたい。
「そんなことは知ってるよ」という方は
よかったらファッションのまとめページで気になった記事をのぞいて見てください。
● 参考:ファッションビギナーのまとめページ
通過点として、
「オシャレになりたいけど、
最低限 “ダサい” とは思われないようにしたい」
と思っている人もぜひ参考にしていただければと思います。
大学生でも社会人でも、悩みは一緒
職場はスーツだけど、プライベートやデートのときは何を着れば…
■ スーツに慣れてしまった社会人
周りはみんなおしゃれなのに、いまだに洋服の選び方が全然わからない…
■ 焦りと葛藤する大学生
もちろん高校生でも中年層でもいいのですが、
最初に突破する問題は
「他人に “ダサい” と思われたくない」というコト。
一流のスタイリスト並になるのは難しいですが、
ダサいと思われないファッションなら想像以上に簡単です。
基本さえ掴んでしまえば、
雑誌やネットの情報も、ちゃんと頭の中でイメージできるようになります。
自分の体型を知るところから始まる
いきなり耳が痛い、、という人もいるかもしれませんが、
「痩せましょう」といった類の話ではありませんのでご安心を。
ファッションを考える前に、
まず知っておきたい事は自分の体型を知る事。
洋服を着るのは自分の身体なので、骨格や手足の長さ、肩幅などベースとなる自分の体型を客観的に知っておくことが重要です。
自分の体型をちゃんと知っておく事で、後々のジャストサイズ選びにとても影響します。
同じ身長体重でも、体型はみんな違いますので、同じ洋服でも着た印象が変わってきます。
「筋肉のつき方」や「そもそもの骨格」と考えればイメージしやすいかもしれません。
なで肩といかり肩では同じ服なのに印象が違うって経験があるのではないでしょうか。
なので、自分の体型を客観的に知っていることがすごく大事。
自分の体型を知らないまま、適当に洋服を選ぶと大惨事が待っています。
体型に合っていない洋服を着ると一気にダサくなるのは常識。
「敢えて」という着こなしもありますがそれこそ上級者。
そもそも自分の体型を知っていないと「敢えて」もへったくれもありません。
誰だって「何を着てもカッコいい人」には憧れますよね。
そういう人は体型に合わせて服を着ているからカッコよく見えるというのが正体。
例えば、
誰かが雑誌で着用している物と同じ洋服を買ったのに「自分が着てみるとなんか違う」って経験があるかもしれません。
それもそのはず。
上でお伝えしたように、体型が違うから同じようなイメージにはならないんです。
顔や太ってる・痩せてるだけの問題ではないんです。
一人一人、脚の長さも肩の広さも絶っ対に違いますから。
ちなみに
「あの俳優は何着てもかっこいい!」とか思ったりする事があるかもしれません。
実は、有名人やモデルさんはブランド側が特注 (オーダー) で誂えてたりするんです。
もちろん一般にはプレタポルテ (既製服) という事で内緒にはなってますけど…
その人の体型に合わせて作っているのでカッコいいに決まってますよね、羨ましい。
最初はざっくりとでもいいので、
自分の体型を客観的に知っておく事を覚えておいてください。
もう嘘はやめよう。ファッションは顔じゃない。
「いやいや、顔次第でしょ」なんて思っちゃうアナタ、
顔 (ビジュアル) が「全く関係ない」とは言いません。
しかし、
ほとんどの場合それは【好み】と【慣れ】の問題です。
顔が関係しているのは、どちらかというと「モテるかモテないか」の問題の方。
もちろんモテるモテないも顔が全てではないですけども…。
「モテる」ことと、「オシャレ」なことは違います。
「モテるけどダサい人」もいれば、「モテないけどオシャレな人」もいますよね。
雑誌やネット上の画像の首から上を隠して見ると、
容姿に関係なく
カッコいい人はカッコいいしダサい人はダサいと気付くと思います。
ファッションは体型で90%キマると言っても過言ではありません。
「顔が良ければ何でも似合う」というのは都市伝説 or 偏見だと思ってください。
有名なパリコレクションに出ているモデルさんも顔ではなく体型で勝負・仕事をしていますよね。
大事なことは顔よりも体型。

参照 : SAINTLAURENT 17ss
顔がいいことに越したことはないですが、絶世の美男美女でなくても洋服をカッコよく着る事はできます。
洋服は顔じゃなく身体で着る。
もし、顔が全てだ!と思っていたら、
その考えを今日から捨てないと、
一生無駄な戦いをすることになります。
今までのキャラクターに “さよなら” 出来るかどうか
ファッションは顔ではなく体型に合わせる事が重要!
という内容をお伝えしましたが、
苦手意識のある人はきっと
「最初にどんな服を選べばいいのかわからない」といった問題が出てくると思います。
ここも重要なポイントです。
最終的な結論から言うとまずは着たい服を着てみる。
丸投げのように感じるかもしれませんので、もう少し詳しく説明します。
以前アパレルに勤めていた頃、一日一度は聞く頻度が高いワード「何を着ていいのか、わからないんです」
ファッションに興味を持ち始めた頃は、誰でもぶつかる壁なので安心してください。
そんなふうに思っている人はかなり多く、決してアナタだけじゃない。
そして、そんな時は自分自身にこの質問をしてみてください。
「自分が着たい服、好きな服装って?」
この質問を考えたとき、ほとんどの人は着たい服や好きな服装がちゃんと「ある」んですね。
しかし、「自分には似合わない」と自己暗示をかけている人がほとんど。
自分のキャラじゃないから (似合わないと思ってしまう)。
という不安に縛られているパターン。
今までと違う服装をするのは怖いですもんね…
ファッション初心者の備忘録10 ~後編~ という記事で少し触れたのですが
「似合う・似合わない」の判断は「見慣れている・いない」でほとんど決まります。
もちろん例外もありますが、、
そして、
見慣れているかどうかは、”自分も含めて”なのが厄介なポイント。
“自分で”見慣れていないと、似合っていない気がしてしまうものなんです。
サングラスなんかはその典型ではないでしょうか。
王道パターンと言えるほど、
見慣れないキャラクター (服装) になれない = いつまでも自信が持てない
というループにはまってしまうんですね。
どんな人でも早いか遅いかの違いはあれど、ファッションにおいて、一度は自分のキャラクターを壊しています。
なので これまでのキャラクターに “さよなら” して
まずは着てみたい服を着ること。
今日から違う自分に変身するくらいに思っていて大丈夫です。
最初はかなり勇気がいるし、怖いと思いますけど、踏み越えちゃえばもう怖いものはなくなります。
雰囲気や空気感を作るイメージを持つ
人それぞれ持っている雰囲気、空気感みたいなものがあります。
その雰囲気や空気感を含めてカッコよかったりお洒落だったりするので、
ファッションに苦手意識がある人は、服のジャンルを決めるより雰囲気や空気感のイメージを決める・作る事をオススメします。
憧れの俳優さんでもいいので、なりたい自分を想像するとよりイメージしやすくなるんですね。
エッジの効き過ぎには注意!
着たい服を着る事が一番ですが、それはあくまで常識の範囲内の事です!
この記事を読んでいるみなさんは大丈夫だと思いますが、
いきなりあまりにも尖った服装は注意が必要。
想像してみてください、
ファッションに鈍感なアノ人がある日突然、全身真っ黒のゴリゴリモードファッションで登場する場面を。
またはコテコテのBボーイになった姿を。
漫画やゲームの主人公のようなファッションでもいいです。
きっと受け手側のショックも想像を超えてくるはず。
モードとかストリートが好きで、日頃からそういったファッションの人だったら「今日は気合入ってるね」で済むかもしれませんけど、好きだからと言って最初から一般的にあまりにもはみ出した物は選ばないよう注意はした方がいいと思います。
ただ、これも【慣れ】の問題ではあるんですけどね。
失敗しても大丈夫。というか、最初は失敗した方がいい。
ファッションに失敗は付き物です。
最初は、着たい服でコーディネイトしたらバランスが悪かったなんて事ザラにあります。
大なり小なり最初は誰でも絶対失敗するもの。
周りにいるお洒落な人も過去に100%失敗してます。
というか…偉そうに話していますがワタシもいまだに失敗します。
結果的に失敗の積み重ねが【センス】になります。
経験値なんですね。
失敗を経験しないと、改善点や応用をすることができません。
失敗したら「みんなはどうしてるの?」って観察して、トライ&エラーの繰り返し。
その経験値が多ければ多いほど、絶対にセンスは良くなっていきます。
安心してください、
どれだけ自分で絶望的だと思っていても、成功打率は “勝手に” 上がってしまうもの。
もう流行やメディアに踊らされて、わけのわからないモノを買うこともなくなります。
“大前提” のまとめ
長文にお付き合いいただきありがとうございます。
■まずは自分の体型を知る。
■ファッション = 顔という概念は捨てる。
■今までのキャラクターに “さよなら” する。
経験上、まずはこの3つを意識していれば
ファッションに対して徐々に苦手意識はなくなっていきます。
次のページでは、
「ファッション」と「顔」について少し補足の内容をお伝えしたいと思います。
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余談
余談のコーナーです。
ここでは【洋服は…】という小話を一つ。
良し悪しの話ではなく、言われてみれば当たり前の事実なのですが、
洋服は基本的に…標準体型をベースに作られています。
言い換えれば、
極端に標準から外れた体型の人が着用する事を想定して作っていません。
意図してサイズ感を作っているところはありますけどね。
特に、近年は細身体型に追い風ですが、逆に太身体型には向かい風な傾向があります。
この、「標準体型をベースにして作っている事実」は受け止めるしかないようです。
本文中に「痩せましょうって話ではない」と書きましたがどんな服でも様にならない (着れない) という段階であればここは引き締める事をお勧めしたい。
色々な洋服が着れると絶対に世界が広がりますから!