苦手でも失敗しない。洋服選びで「覚えておきたい10の基本」 〜前編〜

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基本

突然ですが、みなさんは洋服を選ぶのは得意ですか?

ちゃんと選んで買ったはずなのに、
自宅に帰ってから着てみると「なんか違う…」と後悔した経験もあるのではないでしょうか。

得意な人も苦手な人も、メンズもレディースも、
洋服を選ぶときに使える、意外と知られていない基本の秘訣が存在するんです。

 

今回は元アパレルスタッフの経験から、
失敗や後悔をしない、洋服を買う前に覚えておきたい秘訣をご紹介します。

基本

 

基本の基本なので、無意識に実践している人も多いですが、
知らずにその場でなんとなく選んでしまっている人は、経験上失敗する確率が高くなります。

 

店頭に立っていると「あれ…本当にそれで大丈夫?」という事が頻繁に発生。

そんな失敗や後悔はできるだけして欲しくない。

基本の秘訣ではありますが、失敗を減らすコツくらいに思っていただければ。
特にファッションが苦手な方や初心者の方は覚えておいて損はないはず。

 

本当に基本的なことなので、
当たり前に思うかもしれませんが、初心忘れるなかれ!
頭の片隅に入れておけばいざという時に参考になると思います。

 

タップできる目次

サイズは何よりジャストサイズを選ぶ

まず大事なコト、それはちゃんとジャストサイズを選ぶコト。

よく言われるように洋服選びでは何より重要。

もう一番大切と言っても過言でないのがこのジャストサイズを選ぶ事!
サイズさえわかってしまえば大失敗は免れます。絶対。

 

『いや、自分のジャストサイズがわからないんだって』

ワタシはファッションに興味を持ったころ、雑誌などを見る度に思っていました。
ブランドごとにサイズ感は違うし、参考モデルと身長や体型が違うから。

 

なので一番簡単な、まずはここから的なジャストサイズの確認方法をお伝えします。

独特なシルエットだったり作り方が特殊な洋服もあるので、
全てのアイテムに100%当てはまるって事はないですが
ベースとなる選び方を覚えておけば何かと選ぶ際に有利になります。

 

<トップス> ジャストサイズの選び方

トップス
「カットソー」という単語を聞いたことがあると思います。

英語の表記にすると「cut and sewn」。
裁断(cut)と縫製(sew)ということです。

Tシャツなどを見てみると、体のパーツと袖のパーツが縫い付けられているのがわかると思います。

 

カットソー

 

上の画像の「here!」が縫い目です。

 

この縫い目を肩に合わせます。

ぜひ今持っているTシャツで確認してみてください。
縫い目が首に近ければ小さく、肩から落ちるなら大きい綺麗に肩に合っていればそれがジャストサイズです。

よく『スーツは肩で着る』なんて言いますが、
肩に合わせて選べばサイズの失敗は激減します。

 

この感覚さえ覚えてしまえば、
自分の体型と各ブランドが提案しているサイズ感が掴めるのでサイズ選び超簡単。

あっちではSサイズだけど、こっちではMサイズなんて事は普通にあるので毎回違っていても安心してください。

ただし!首回り・胸回り・腕回りは人によって違います。
「完全にジャストサイズ!」というものは中々出会えないですが、
着ているうちに「馴染む」ので概ね合っていれば問題はありません。

 

<ボトムス> ジャストサイズの選び方

ボトムス

これが意外と難儀。
個人的にはトップスよりボトムスの方が難しいと思います。
素材によっても変わってくるので、今回は基本の「コットンデニム」ベースでお伝えします。

 

重要なのは裾丈ではなくウエストです。
裾は後から丈詰めできますので、ジャストサイズを決める上で重要なのはウエスト。

 

試着した時に、ピッタリ留め具のボタンが閉まった状態がジャストサイズだと思っている人が多いんです。

間違いではない。というかある意味正解なのですが、
例えばそのボトムスを履いた日常生活を想像してみてください。
椅子に座る・靴を履くのにしゃがむって行為は避けられない動きですよね。

 

デニム

そう、日常生活を送る上で、ボトムスの生地は必ず伸びます!

 

なので、選ぶ際は一番上のボタンが閉まらないくらいが丁度いいと思っておいて問題ない。

ワタシが接客をする際は、必ず一度はワンサイズ下をお勧めしていました。
(もちろん素材や状況などによっての話ではありますが)

 

最初は『キツいです…』と95%くらい人に言われます。
実際キツいです。

が、履いているうちに自然と自分の体にフィットしながらキツさは消えていきます。

それと同時に、履き心地も良くなってきます。
これが「馴染む」ってやつです。

 

騙されたと思って、一度トライしてみてください。
生地によっては10分くらいの試着段階で馴染むものもあります。

※ただしキツいのが苦手な人や、ワンシーズンくらいしか履かないなど
短い期間だけ楽しみたい人は最初からジャストサイズでもいいと思います。

 

最初は実店舗で購入する

一つ目でサイズ感について簡単に説明をしましたが、
次に大事なコトは実店舗へ行くこと。

実際に着てみないとサイズ感なんてわからないですよね。

見出しの通り、
初めてのブランド初めてのアイテムは試着含め実店舗へ行って、
実際に着てみるのが一番失敗しない。

最近はネットでも買えますし、サイズが合わなければ交換できるサービスのところもあるようですが、
経験上、最初は店舗へ行くことをオススメします。

店舗
試着の有無以外にも、実店舗へ行くメリットがいくつかあります。
一番大きなメリットは、手に取って初めてわかる情報が多いということです。

 

ネットで購入した事がある人は一度くらい経験があると思います。

「思ってたのと違う」って事。

経験がない人はすごく運がいいか買い物上手。
実物と画面の違いに関して、色なんかは特に顕著でディスプレイ画面と実物は結構色が違うことが多いです。

素材

写真だと正確な色と質感がわからない

 

他にも、
同じ商品・同じサイズなのにサイトによって微妙に表記が違っていたり、生地も触ってみて初めて気付く事が多々あります。
「あれ、割と薄い」「これすぐ痛みそう」とか。

 

なので、最初は実店舗で現物を触って確かめる。
確認してから購入すれば絶対に失敗はまぬがれます。

 

人によっては「店員に話しかけられることが嫌」という場合もあると思います。

これが嫌で二の足踏んじゃう人も結構多いはずです。
行ったとしても強行突破で完全に無視するとか。

この【スタッフ接客問題】に関しては、また別の記事で改めて書きたいと思います。

この問題に、一言で答えるなら
「スタッフは、使えるなら使った方がいい。」

向こうサイドも利害が一致すれば本望です。
うまく使えれば、鬱陶しさも無くなりますし、店舗に行くのが嫌って感覚も薄くなっていきます。

 

近くに取り扱い店舗がない場合はやむを得ないですが、
最初は出来るだけ実際に触った方がいい。

そのうち、好きなブランドのサイズ感などがわかってきたらネットで購入も全然あり!むしろ楽。

 

面倒でも必ず試着する

3つ目は試着

上で書いたことと似てしまいますが、
試着はTシャツ一枚だとしても絶対した方がいいです。
※店側が可能なら

『いつもMだからここもMかな』って選ぶことがあると思いますが、
いざ家で着てみると『…あれ?なんか違う』ってことが恐らく出てきます。

 

さらには、
ハンガーにかかっていたり、畳んであるものを見ると魅力的に見えますが、

実際に着ると “立体” になります。

平面で見るよりずいぶんと印象が違ってくるはず。
見ただけで購入=後悔
という様なことにならないように注意してください!

試着室

サイズ展開がSMLしかなくて、
各サイズが明らかに違うサイズになっていれば話は別です。

「さすがにこれは・・」ってサイズの時ですね。
しかし、最近の洋服は各サイズのサイジングがすごく微妙なので

初めてであれば、とにかく試着した方がいいです。

 

試着だけでも全然構いません。
ワタシも試着だけで買わずにバイバイのパターンが結構あります。

 

「店員さんが嫌な顔するかな」とか「顔覚えられたら次から行きづらい」とか、
無意識に考えちゃう人へ、ここで一つアドバイス。

混んでる時間に行けば大丈夫。
意外と有効です。その他大勢に紛れてしまいましょう。
また、混んでいれば次の項目もシレーっとできるかと思います。

 

試着が終わったら、着たまま試着室から出る

試着が終わったら、着たまま試着室から出る。

嫌でしょう…。
でもこれには理由があります。

外

靴を履くことも重要!

 

試着品を着たまま、外に出て
試着室の鏡から出来るだけ離れてください。

そして、
自分の全体像を見てください。

YSL

極端ですがイメージはこんな感じ

 

全体像を見れば、試着室の魔法が解けます。

もちろん、良くも悪くも。
試着室の鏡は角度が付いていたり、照明のライティングが違っていたり

「普段とは違う見え方」になっていることが多いんですね。
恐らく、室内では全身を一目で確認することもできないと思います。

 

全体像、シルエットの確認が超大事。
なので全体像を見たときにイメージ通りであれば問題ないですが、

『…あれ?』となったら全体像を信じたほうがいい

 

逆に試着室では「イマイチ」と思っても、
全体像を見たら「いいじゃん!」て事も多かったりします。

経験上、試着室から出る事は失敗しないためにかなり有効です。
先ほどの試着と同じですが、店員が苦手な方は混んでる時間に試着しちゃえばシレーっと確認する事ができます。

 

食後は買い物に行かない

マウスケアが・・・って話ではありません。

先ほど、試着が大事と言いましたが、

食後に行くと体型が変わってしまうからです。


after

「またまた、そんなに大きくは変わらないでしょ」

と思うかもしれませんが、これが意外と盲点で、
微妙に、しかし確実に体型が変わっています。

ボトムスの試着をしたらいつも以上にキツイ…というと想像しやすいかも。

 

軽食ならまだなんとかなるかもしれませんが、
しっかり食べた後に行くのは超危険。

些細な違いに思うかもしれませんが、のちに後悔しないように気をつけたい重要ポイント。
靴を買う際にむくんでいるとサイズが変わるのと同じ感覚ですね。

出来る限り、食前に試着・買い物は済ませておきましょう!

 

まとめ

どうでしょう、いくつくらい実践していましたでしょうか。

意外と知らなかったり、実践していないことがあったのではないでしょうか。

fashion

 

サイズは何よりジャストサイズを選ぶ
最初は実店舗で購入
面倒でも必ず試着をする
試着が終わったら、着たまま試着室から出る
食後に買いに行かない

 

買い物に慣れてきてからも、
頭の片隅にちょこっと置いておけば失敗は激減します。

習慣になってしまえば、失敗しない上にいろいろと試す余裕が出てくるので
今よりも確実にファッションのセンスが良くなります。

当たり前のことでも、忘れた頃に役立つのが基本だったりしますよね。

 

ぜひ、今後の買い物では「基本の秘訣」を思い出してみてください。
でも、残り5つの「基本の秘訣」をお伝えします!

苦手でも失敗しない。洋服選びで「「覚えておきたい10の基本」 〜後編〜

 

基本

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