どっちが好み?【カフェ】と【喫茶店】の違いを知れば、楽しみ方が少し変わるかも。

カフェ?喫茶店?

誰かと外でコーヒー休憩するとき、皆さん何て言います?

ワタシは「お茶しない?」って言うことが多いのですが、
たまに

お茶…??
お茶好きなんですか…?

ってキョトンとされる事があります。

若い子でしょって?いや、年齢に関わらずたまにあるんですよ。
同世代でも「お茶って、いつの人だよ (笑) 」とか。
この言い方、古いんですかね…。

 

どこかお店に入って、飲み物を頼んで休憩することを
「お茶する」って言ってしまうのですが、

確かに文字通り捉えると「お茶?コーヒーじゃなくて?」って思う気持ちもまぁ……わからなくもないような。

 

喫茶店のように「茶」って字が入っていても、実際はお茶じゃなくコーヒー。
日本的な表現というか、永年通用する言葉だと思っていたんですよね。

ちなみに「喫茶」とはもともと「お茶を飲む・嗜む」って意味だそうです。

 

すみません、余談が長くなってしまいましたが、
そんなこんなで喫茶店のことを考えていたら、

そもそも “喫茶店” と “カフェ” って何が違うのか がちょっと気になってきて、
せっかくなので調べてみました。

違いを知っていても、これといって役に立つものじゃないですが、
豆知識・雑学程度に頭の隅っこにあれば、
もしかしたらお店選びや楽しみ方が変わる…かもしれません。

 

カフェ?喫茶店?

お酒を提供できるかどうか

わかりやすい大きな違いは、

「お酒を提供できるかどうか」という違いになっているようです。ヘェ〜。

 

アルコールの提供

アルコールの提供

 

で、もう少し細かく、正確に言うと

食品衛生法の「営業許可」の違い。
業務形態の違いです。

飲食店営業なのか、喫茶店営業なのかで申請する営業許可が変わっているんですね。
ざっくりとその違いをご紹介します。

 

カフェ:飲食店営業許可・お酒OK!

まずは「カフェ」から。

 

カフェはお酒の提供OK

カフェはお酒の提供OK

 

カフェは「飲食店営業許可」を申請しているので、
お酒 (アルコール) や食品の提供がOKとなっています。

 

また、食品の提供もできるので、調理した料理を出すことも可能です。

普段外食をするお店、〇〇料理とかレストランなどもこの「飲食店営業」なので、
お店の中で額に入っている証明書とか見たことがあるのではないでしょうか。

 

カフェでお酒や食事を出す・出さないはもちろん自由なので、
メニューにお酒や、ナポリタンとかカレーとか料理が書かれていたら飲食店営業で申請しているってことですね。

 

喫茶店:喫茶店営業許可・お酒NG!

次に「喫茶店」です。

 

喫茶店はお酒の提供NG

喫茶店はお酒の提供NG

 

喫茶店は「喫茶店営業許可」を申請しているので、
法律上、お酒 “以外” の飲み物、茶菓の提供しかできません。

 

お酒の提供はもちろん、基本的に調理も不可能となっています。
単純な加熱くらいなら大丈夫なようです。

また、喫茶店営業許可の方が取りやすいようなので、
シンプルなコーヒースタンドなんかは喫茶店営業許可をとっているのかもしれませんね。

 

ここで、

「あれ?近所の “喫茶〇〇” は食事の提供してるぞ…。違法…?」

と思った方、いるんじゃないでしょうか。
少なくとも最初ワタシは思いました。あれ?って。

しかし、
一つ盲点があるんです。

 

お店の名前は自由につけられる

名前は自由

 

これです。

お店の名前は自由につけられるんです。
法律での決まりがないので、

例えば

「〇〇喫茶店」という名前でも、
飲食店営業許可を取っていれば法律上は「カフェ」なのでお酒や食事の提供は可能。

反対に

「〇〇カフェ」という名前でも、
喫茶店営業許可であれば法律上は「喫茶店」なのでお酒や食事の提供は不可。

 

もう、メニュー見るしかないですね。
というかメニュー見てもわからないかもしれない。
飲食店営業許可を取っているけどあえて提供していないのであれば…。

少なくとも、お酒や食事の提供があるお店は「飲食店営業許可」を取っているんだなってことだけはわかりますね。

 

カフェ・喫茶店の歴史を見ると面白い

ちゃんとした書物などで調べれば、もっと細かく歴史が書かれていると思いますが、

ざっくり調べただけでも、「カフェ」と「喫茶店」の関係・歴史が結構面白いんです。
流れをさらっと紹介するので、気になったらぜひ調べてみてください。

 

「カフエー」から「カフェ」へ

江戸時代にコーヒーが伝来、黒船来航・開国に伴ってコーヒーが正式に輸入されていきます。

● 明治になって、現代のカフェや喫茶店の原型とも言えるコーヒーを提供する「茶館」が登場。

● 明治の後半にはパリのカフェをイメージした「カフエー」が登場

● 初期の「カフエー」は、本場に習い知識や文化などを交流される場…だったのですが、
大正になり (主に関東大震災後と言われています) 徐々にお酒や女給のサービスへと変化。
いわゆる風俗的になっていきます。

● そして昭和。大正時代に風俗的になったカフエー (喫茶) とは違い、
「純粋にコーヒーを楽しもう」というお店が「純喫茶」と呼ばれるようになります。
反対に風俗的な喫茶は「特殊喫茶」と呼ばれ、警察の管轄下におかれます。

● 昭和も戦後になると様々な法律などが絡んでくるので、複合的に名称が変化していきます。
一概には言えませんが、これまでの特殊喫茶はお酒や女性の接客が主となっているので、
バー・スナック・クラブ・キャバレークラブ (今で言うキャバクラ) などのサービスに。

そして、本来の喫茶店は徐々に多様化していき、
欧米の文化も相まってカフェ・喫茶店 (純喫茶) といった現代のスタイルに。

● 現在はさらに多様化が進み、
「インターネットカフェ」のように、言葉だけで捉えると「もはやカフェとは?」ということも多くなってきています。
飲食営業許可を取っていれば法律上「カフェ」ですからね。

 

 

文字が多くて恐縮ですが、
ざーっくり流れを見るとこんな感じ。

細かく調べていけばもっと面白そうです。
深いですよね。

 

カフェの台頭で最近は喫茶店をあまり見かけなくなりましたが、
今月の雑誌「Hanako」でも喫茶店の特集が組まれているので、
喫茶店が好きな方はぜひ読んでみてください。

 

 

まとめ

カフェと喫茶店の違いは、営業許可の違い。

だけど、お店の名前は自由につけていい。

 

という雑学でした。

名前を自由につけていいので、一見わかりづらいですが、

「なんでこっちの名前にしたんだろ」って考えながらお店でコーヒー飲むと、
今までよりちょっとだけ楽しめそうな気がします。

 

 

 

この記事が気に入ったら
ぜひ "いいね !"