いよいよ2016年も終盤ですね。
毎年この時期に思うのですが、細かい事まで思い出すと一年て結構いろんな事があるもんですよね。
個人的でも社会的でも何かしら事件というか、事変が起きているもので。
あとから考えてみると、年に一回くらいは人生のターニングポイントがあったような気もします。
年末の大掃除がてら、ついでに「頭と心の記憶」も掃除したり清算してみても面白いのではないでしょうか。
良かった事は記録に残すとイイ事が。
「あー、あれは面白かったね」「いい経験したよね」
なんて明るい記憶が一つくらいは思い出せるのではないでしょうか。
他人からしたら小さい事でも、思い出すとちょっと気分が上がった出来事。
その時に記録に残していなくても、今からでも全然遅くないと思います。
できる範囲で思い出してみて、日記や手帳に書いてみたり、
写真やパンフレットなんか残っていたら見直してみたり。
面白い事に、人間は良かった事を思い出した後
「来年 (とか次) はもっと・・・」と
より高い野望というか欲みたいなものが出てくるんです。
美味しいけど、値段が高いディナーだったら「ちょくちょく通いたい」とか「次はフルコースで」とか。
脳は空白を嫌う
最近、友人に聞いた興味深い話で、
人間の脳は空白を嫌う性質があるそうです。
なんのこっちゃって思うかもしれませんので具体例を。
■現状、お金に余裕が全くないとします。
■しかし、どうしても欲しい高額なものがあったとします。
■でも実際、買う事は自分の中で絶対に決定している。しかしどうしてもお金がない!
そんな経験、あると思います。
【お金がない → 〇〇する → 購入】
までの道のりで、
「お金がない」と「購入」をつなぐ、〇〇の部分が空白ですよね。
自覚の有無に関わらず、そういった状況のとき脳は
ありとあらゆる方法で空白を埋めることを考えているそうです。
面白いと言っていいのかは微妙ですが、脳は “犯罪を犯す” という選択肢までも実はしっかり考えているんだそうです。
もちろん、大多数の人はこの選択肢を排除しますが。
それくらい、脳は空白が大っ嫌い。
どうにかして埋めてやろうと。
よく自己啓発やマインド系などで「望めば叶う」というような事が書いてあったりしますが、背景には空白嫌いな脳の性質を使うという根拠があったんですね。
ゴールや目標を強く思えば思うほど、脳が無意識にあの手この手を考えてくれるので可能性は捨てない方がいいみたい。
ちょっと話がズレてしまいましたが、
良かった事を思い出して、もっと良くしたいって欲が出てきたら
脳が勝手に色々な方法を考えてくれるので、実は実現しやすくなるよってお話。
嫌な記憶は上書きしちゃう
脳の防衛本能を使う
一年を振り返ってみると、嫌な思い出が真っ先に出るなんて人も多いんじゃないでしょうか。
少なくともワタシはそっち派。
ここでもちょっとだけ脳の話。
有名な話ですが、
脳は、嫌な事・辛い事は忘れる!という防衛本能があります。
ショックによる記憶喪失なんかはその典型です。
嫌だった事や辛いことなど、生きるのに障害になりそうなことは基本的に忘れるようにできているので、まずはこの忘れるという防衛本能がある事を覚えておいてください。
記憶の上書き方法
「いやいや、年内の嫌な事はまだ忘れられないよ」という人も多いはず。
そんな時ワタシは極力上書きという方法で清算します。
ちょっと独特ですが、環境がある人は是非ダマされたと思ってやってみてください。
まず、
嫌な事を思い出したり、連想しながらなんでもいいので適当な写真を撮ります。
当時の写真や記録が残っていればそれを使っても大丈夫。
そして、その写真を楽しみながら自由気ままに編集します。
これだけ!
読んで損したと思ったかもしれませんが、是非やって損してください。
上書きするにあたり、一つだけ重要なことがあります。
それは、本気を出して自由に編集 (遊ぶ) する事。
パソコンがなければ手書きの落書きでもいいですし、
日記など文章で残っていれば、WEBでおもしろ画像や変顔写真を探してコラージュしちゃう。
重要なのは「楽しい記憶で上書きする」ことです。
遊んでいるうちに、嫌な記憶が楽しい記憶で徐々に上書きされていきます。
さらに、最初に書いた “忘れる” という防衛本能がオリジナルの記憶を消しているんですね。
思い出そうとすると上書きされた楽しい記憶が出てきちゃう。
この記事の最初に貼ってあるベンチの写真、内容と全く関係なさそうですが、実は何年か前に嫌な記憶を上書きしたものなんです。
まとめ
■一年間の「頭と心の記憶」を清算して新年はスッキリ
■良かった記憶は、記録に残しておくと脳が次回をもっと良くしてくれる
■嫌な記憶は楽しい記憶で上書きしちゃう
せっかくの新年を迎える時は部屋やモノと同じで
頭や心の記憶も掃除・清算しておくと少しだけ新年をスッキリ迎えられますよ!